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日本の建設業界が鎖国に見える話

突然ですが、サムネの写真は何でしょう?
答えは最後に書きます。

前回の米国で日本のゼネコンを見かけない話の後、

もう少し調べてみました。そうしたら、有名なコンサルティング会社の方が、私とほぼ同じ事を書いていました。
記事にノートへのリンクボタンが付いていたので、こちらに貼らせて頂きます。

私はODAについては全く知りませんが、調べていくうちに、日本の海外建設事業というのはODAに関するものが多いと知りました。

要するに日本のゼネコンは、普通の民間事業では海外であまり儲ける事ができないってことです。ODA頼み。政府頼み。私が北米でほとんど日本の建設会社を見ないのはそういう事。ODAじゃないから。

日本の建設機械は一杯ですけれどね。日本のモノは世界で活躍するけれど、日本人で海外で普通に働ける人材が圧倒的に少ないというのは大きな問題ではないでしょうか?

いつも「日本だけが特殊」という立場でやってきたせいで、世界が採用しているやり方についていけない。国内でしか通用しないような慣習や契約方法では海外、特に先進国で利益を上げられない。日本みたいに談合できない。発注者に不透明な契約で下請けに負担を回せない。女性やマイノリティ差別なんて一発アウト。だから看板だけで中身は現地企業に任せているんじゃないですか?

国内でも仕事があるうちは良かったけれど、圧倒的に大きい海外市場に出られない。場所が限られる。サラリーマンから外れたらオワリな国だから技術者がずっと日本式に縛られる。

ゼネコンが女性を技術者として採用したがらなかった時代、団塊ジュニア、氷河期の私に言わせてください。
思い切って日本出て良かった~!
怒らないでね。当時を知っていたら分かるでしょう?

さて。笑

上のコンサルの記事にも書いてはありませんが、どうして米国が色んな分野で常にリードしているのかっていうと、「これが日本の優れたやり方だから」とか思い込まされている仕組みは、何十年前、下手すると百年くらい前からとっくに米国では問題視、時代遅れ扱いされ、改革を繰り返してきたからです。

そして米国はどんどん先へ進んでいくでしょう。政府も州も、特に防衛や災害復旧に関する工事なんかで、積極的に新しいやり方やテクノロジーを採用するんですよ。そして、企業はそれについていけなければ仕事になりません。欧州企業も対応が早いです。みんな英語できますしね。

日本を見ていると、教育から政治から何から、何周遅れなんだろうかと思います。

こういう問題、建設業界だけじゃないでしょう?

サムネの写真の答えを言いましょう。
ジョン万次郎が技術を学んだ学校です。今は住宅ですが。

日本人、この精神に戻るしか無いです。頑張れ。

1844年(弘化元年)にはフェアヘーブンのバートレット・アカデミーで英語・数学・測量・航海術・造船技術などを学ぶ。彼は寝る間を惜しんで熱心に勉強し、首席となった。この年、船長はウィリアム・アンド・エライザ号で捕鯨に出た。民主主義や男女平等[7]など、日本人にとって新鮮な概念に触れる一方で、人種差別も経験した。

Wikipedia

去年、ジョン万次郎の家に行ってきました。

住んでいた船長の家(予約して入れます)
通った小学校

これからも日本人として頑張ろうと思いました。

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