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米国のミステリーゾーンに住んでいた件 その2 謎の飛行物体

米国住まいのオバチャンが唐突に始めた超常現象検証シリーズ、第一弾!

謎の飛行物体~!!

ノリノリ。
ブリッジウォーター・トライアングルにはお化けも一杯いるんですが、私はお化け系のはそんなに興味ないんですよ。

多分ほとんどは宗教や文化的な背景からの想像、半分寝てたとか脳の状態が通常でなかったとか、そんなだと思っています。こんな私だってテスト前はストレスでよく金縛りにかかってお化け見たり幽体離脱したもんです。

現実逃避にも程がある。

さて謎の飛行物体ですが、ブリトラでは(略してみた笑)1960年代から70年代にかけてに不思議な飛行物体が多数目撃されています。いずれもホームプレート型。

そんな話どこにでも…って思うじゃないですか。それがですね。1971年の目撃者は警察官、1979年の目撃者がボストンのラジオ記者2名なんですよ。ブリトラは映画化もされているのですが、その際に記者本人達に当時の目撃の様子を取材しています。ルート24沿いのドッグレース場に向かっていると、ホームプレートを少し長くしたような形のものにライトが付いている飛行物体が頭上を…

真面目そうな記者が、こういう話は頭がオカシイ人の話だと思っていた!まで言うんです。その後、他の新聞やラジオでも近隣で目撃情報が取り上げられ、自分たちは本当に何か見たと確信したと。で、場所ですが、

なんと私が勤める建設会社の資材置き場の近く。夜も含めて100回は通ったことがあるけどUFO見ていない!

悔しい!見たい!笑

ひと昔前はドッグレースが流行っていたらしいんですよ。段々と人気が萎んで動物愛護の視点からも批判され、2010年からマサチューセッツ州でドッグレースが禁止になったんです。それで施設は潰れ、現在はスポーツギャンブル賭け場という、またロクでも無い施設に生まれ変わる予定らしいです。Raynham Parkでググるアースすれば何も無い沼の中にあるだだっ広い現場が見られます。

ラジオステーションの方がそこに向かっていたのは70年代ですから、ドッグレースに人気があった頃でしょう。

分かった。これは虐げられていたドッグレースのグレイハウンドの呪い。関係者にだけ見える恐怖。もしくは、まさかの犬が開発した秘密兵器!これは怖い。

犬の惑星。

でもさ。真面目な話、そのホームプレート型の飛行物体って…

ステルス機じゃないのかい?

さてとりあえずWikiでステルス機の歴史を見てみましょう。

アメリカの本格ステルス機、ロッキード社のF-117、ナイトホークが出てきたのが1981年。

これじゃね?笑

1979年はまだ世に出ていなかったから、人がほとんど住んでいない、ど田舎の沼の上でテスト飛行していたとかそんなんじゃないのかね?

いや。これじゃないかも。ロッキードじゃないんですよ。あるとすればレイセオンの方なんです。レイセオン、今は本社はバージニア州で、マサチューセッツの工場もボストンの北側の郊外に移っていますが、昔はなんと工場がブリトラにあったんです。58年頃にできて、当時何を作っていたのかはわかりません。

これは知っている人は少ないと思います。地元民は知っています。しかもですね。50年代から60年代にかけて、ブリトラにはナイキミサイルも配備されていたらしいのです…マジです。

これはウェスタン・エレクトリック社のものですが。
これが地元新聞の記事です。

ここだけでなく、ボストン周辺のあちらこちらに、これがあったようです。アメリカってこういう田舎に大戦から冷戦の名残があるんですよね。高齢の方だと関係者も多いでしょう。日本人の私は特に気を付けています。

さて当時のレイセオンの事業を見てみましょう。

英語版の方を見ると、どうやら50年代、60年代は、トランジスタや家電、海洋ナビゲーションの方に力をいれていたようですね。日本の会社も買収しているようです。ところが1980年にビーチ・エアクラフトという航空機メーカーを買収しています。そして1993年にブリティッシュ・エアロスペースから中型機の製品ラインを買収。そして航空機事業が本格化していったようです。という事は、1979年当時はあまり関係なさそうです。

念のため、ビーチクラフトを見てみましょう。

軽飛行機が中心で該当する形状のものは無いですね。
次にブリティッシュ・エアロスペースを見てみます。
…ありますね。形状が近いものが。

ここで気になる文を発見!

なお、1960年に行われたスカイシールド演習では、キューバを発進したソ連の爆撃機を模した仮想敵機役を務め、優れた低空侵攻能力とECMによりアメリカ合衆国の防空網を突破してニューヨーク上空への進入に成功している。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

60年代にそんなイギリスとの合同演習が!しかも上に挙げたナイキミサイルへの攻撃対策も含まれている模様!

コレだ!

時代がズレているので、70年代にラジオステーションの方が見たものが何なのかはわからないですが、これに近い訓練かテスト飛行だったのではないでしょうか?

その後、90年代にまた黒い飛行物体の目撃情報が多発するんです。今度は…

三角形!

さすがにこの頃はすぐにステルス機が疑われ、地元の軍事関係に問い合わせしたそうですが、軍は否定。そりゃそうでしょう。はいそうで~すだった方が嫌だよ。笑

目撃者によると、三角形でスピードは遅く、超低空飛行、角の方にライトがあり、音もあり、飛行機の動きじゃない、ヘリコプターっぽいという人も。

ドローンじゃね?笑

60年代までナイキミサイル発射場だった場所は、ミサイル保管場所でもありました。いつまでだかは知りませんが、その後、1989年にData Vault Corp. つまりデータセンターに置き換わっています。現在はボストンの情報管理、ストレージサービスのIron Mountain社の所有のようですが、現場を見る限り使われている様子は無く放置されています。

何とも不思議な場所です。

ここにある古いミサイル保管庫の扉を開けると秘密の軍事研究がされており、デモゴルゴンが脱走。近隣の失踪事件や怪奇現象は全てここから始まっていた!

みたいな展開を期待してしまいます。

第一弾から、とんでもない方向に進むこのシリーズ。
次回もお楽しみに。

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