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音声配信で感情を吐き出し、纏めて、わたしを悟った。
音声配信を開始して、半年経つ。日常に随分馴染んできた頃合いだ。
わたしは、元々メンタル不調を持ち、何故か雷に打たれたように配信を始めた。冷静に考えたら、わたしが音声配信なんてするわけがないのだ。
当初は、自分のことばかり話した。
あんなことがあった。こんなことがあった。こんな風に体調が悪い。昨日発作が出た。家族に恨みがある。生まれが悪い。環境に恵まれなかった。
今はすべて削除しているが、どうしてリスナーさんがついてくれたのだろう、と思う。
わたしの良いところは、愚痴を吐くだけでなく、自己内観に努めるところだ。わたしの思考はバグっている。バグっていなければ、適応障害なんかにならない。
からだの感覚を探る。そこにわたしの世界の真実があるからだ。
思考に頼った結果、心身がどえらいことになってしまったので、わたしは思考を手放すことを習慣づけている。
困ったら、からだに聞く。
聞いた内容を、音声配信で話すのだ。
声に出すと、肉体の奥底で見えなくなっていた感情が、ようやくからだの外に出る。特有の周波数となって、それは外の世界に姿を現し、そして……時が来れば昇華される。
臨床心理士さんとのカウンセリングとは別に、わたしは音声配信で毎日毎日何度も何度も声を出し、気が狂いそうなほどに自己カウンセリングを続けた。
この方法を他の方にはおすすめしない。インターネットの片隅である音声配信にも、当然、様々なリスクがあるからだ。
自分の赤裸々な感情を声に乗せて不特定多数の人に晒す行為は、危険を伴う。無防備に配信していた時代に、何も問題が起こらなかったことは、奇跡に近い。
自己カウンセリングをしつこくしつこく続けた結果、わたしは思考のトラップに気づき、その原因を悟った。その間、からだのケアも継続的に続けていたことを、追記しておく。
今のわたしは昔より落ち着いているが、それでもまだまだ道は半ばである。
困ったら、からだに聞く。
この習慣をずっと続けていく。この道の先に何か見つかったら、ここで、みなさんにお話したい。
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