中世より続く長い歴史、独自の文化と風景が残る国へ。
中世より続く長い歴史、独自の文化と風景が残る国チェコ共和国・プラハ。
物語の様な美しい街並と歴史に触れる。
童話の様な美しい街並み
ヴァーツラフハヴェル プラハ国際空港より市バスや地下鉄を利用して中心部へ向かう。徐々に石畳の道が始まり、美しい街並が広がっていく。
所々に冷戦時代の面影を感じる風景や、新しく作り替えられた街並みなど歴史が混在する様な敬拝を感じる。
宝石をちりばめた様な美しい旧市街
歴史ある様子を今に伝える旧市街広場。夜間は美しくライトアップされ、幻想的な風景が広がる。丘の上にはプラハ城がそびえ、過去にタイムスリップした様に錯覚する。
人々に愛される祈りの場所
プラハ城にある聖ヴィート大聖堂。内部は豪奢で華やか、しかし荘厳な様相で見る者を圧倒する迫力があり、思わず呼吸さえも忘れる様な神聖な空気に満ちている。
ゴシック様式の大聖堂が紺碧の空に聳え、物語を思わせる細やかな装飾が、信仰する神への畏敬が強く伺う事ができる。
チェコに生まれフランスで活躍した画家「アルフォンス・ミュシャ」。後年チェコへ帰国し、民族の団結を思わせる作品を多く描いた。そのミュシャによる美しいステンドグラスが見られる。
聖人が見守る歴史ある橋
神聖ローマ皇帝カール4世(ボヘミア王カレル1世でもあった)の治世下、1357年に建設が始まり1402年に完成したカレル橋。プラハを流れる大きなヴルタヴァ川にかかっている。1841年までは旧市街とその周囲のエリアをつなぐ唯一の橋であった。橋の欄干には15体ずつ、合計30体の彫刻が並んでいる。
叩き潰されたプラハの春
1968年に起こったチェコスロバキアの変革運動「プラハの春」。自由化を目指した活動は当時のチェコスロバキア共産党第一書記アレクサンデル・ドゥプチェクの指導によって押し進められた。自由な社会主義を目指したこの運動は、8月20日夜11:00頃、ソ連率いるワルシャワ条約機構軍の侵攻によって叩き潰された。
プラハのシャンゼリゼとも言われる賑やかな場所「ヴァーツラフ広場」。ここにソ連軍の戦車が置かれ、人々は押さえつけられた。1989年のビロード革命の際も、人々はここに集まって「ハヴェル(ビロード革命の中心人物の一人・チェコスロバキア大統領となった)を城へ」と叫んだ。
ソ連の圧力に抗議する学生ヤン・パラフはヴァーツラフ像の元で焼身自殺をおこなった。
マルタ・クビショヴァーは自由を求める人々を励まし勇気づけるような歌を歌い続け活動の場を奪われた。長い地下活動の後に1989年のビロード革命の際にはヴァーツラフ広場に面したバルコニーで歌った。