じぶんのプログラムで生きるために
思い込み・・・
これってじぶん自身で作るというより
じぶんの身近な他人から与えられるものなのかもしれません。
週に一度の母との会話
母と会うのは週に一度。
生協のグループ購入をしているので
毎週欠かさず会うことになります。
商品が届くまでの時間、お昼を一緒に食べながら
たわいもない話をしています。
母は毎朝日課にしている散歩のときにあったことや
地域猫のお世話の話
近所の人との会話のことなど・・・
わたしは鳥友さんのことや
今学んでいる占星術やタロットのこと
よく見るYouTubeチャンネルの内容などを話します。
そして、たまにですけど
本業のセラピスト的に母の話を聴くことがあります。
母の本音は
わたしが感じているものとは
時々かけ離れていることがあります。
でも・・・
その出来事の中でお互いの気持ちがすれ違っていても
時間が経ってしまったとしても
ちゃんと向き合うことで
お互いを認めてあげることができますね。
飽きっぽい母
子どもの頃から母を見ていて
「お母さんはひとつのことがなんで長続きしないんだろう?」
と思ってました。
聖書の読み会、天文学、レース刺繍、洋裁、アートフラワー、バドミントン、パッチワーク、料理教室…などなど
カルチャーセンターや地域のワークショップに
当時の母はよく通っていました。
でも・・・続かないんですね。
やめる理由をこんな風に語ってました。
「ひと通りやったから」
「先生の自宅に通わないといけなくなったから」
「月謝が値上がりしたから」
「最初の頃とメンバーの雰囲気が変わったから」
これ、同じ理由で
わたしがまだ続けたかった習い事にも適応されちゃってました。
「もうひと通り終わったでしょう?」って・・・
それで
次の習い事を見つけてきては
わたしの意思を確認することなく申し込んでしまう、の繰り返しです。
だから、わたしも
オルガン、書道、ガールスカウト、英会話、そろばん、公文式、エレクトーン・・・などなど
どれも中途半端に終わってしまいました。
ようやく理由がわかった
今週のことです。
生協の商品が届くまでの間
星読みの話になりました。
母は太陽星座がさそり座。
占星術では太陽星座というのは
その人がもっともじぶんらしく在る生き方を示しているわけなんですけど
さそり座の場合
鋭い感受性や強い目的意識を持ち
自分の望みに貪欲で信念を貫き通します。
そのためには
阻んでくる人やものに対して戦うこともいとわない激しさも
持ち合わせています。
わたしは月星座がさそり座なので
今までもさそり座の話はふたりでよくしていたんですけど
ふと氣づいてしまったんです。
どう考えても母の飽きっぽさが
さそり座のイメージからかけ離れてるなって・・・
それで
「お母さんってなんでも長続きしないけど、それってさそり座っぽくないよね?」
って言ったんですね。
そしたら、母は少し顔をしかめて
「子どものころにおばさんから、〇〇子ちゃんは惚れやすの飽きやす」
と言われていたのだと話してくれました。
その話を聴いた瞬間にピンときたんです。
あぁ、母はこの言葉の呪縛に何十年も囚われてしまったんだな・・・と。
母は今でも好奇心旺盛な性質ですから
たぶん子どもの頃はそれがもっと顕著に出ていたはず。
おばさんにしてみればそういう性質が
うらやましくて疎ましくて
嫌みのひとつでも言いたくなって
何気なく放った言葉だったのでしょう。
擦り込まれた思い込み
なんども繰り返し投げかけられる言葉は
無意識にその言葉の支配を受けてしまいますよね。
これをポジティブに使えば
いわゆる引き寄せになるのでしょうけど
ネガティブに使えば呪いになります。
母の話を聴いて改めて
言葉の力のパワーを感じたと同時に
日ごろから使う言葉や
言葉になる前の思考にも注意しないと
生き苦しくなるのだと思いました。
最近、ペンキ画家のショーゲンさんを知り
言霊の大切さなどを考える機会が増えていたところでしたから
母の話にピンと来たのだろうと思っています。
他者から与えられた呪いのような思い込みは
じぶんを生きるためのプログラムには
不要なものです。
母は・・・
わたしの指摘にホッとした顔になりました。
何十年も抱えていた刷り込まれた思い込みから
解放されたのだと思います。
最近のわたしの学びが
身近な人を楽にすることに役立てられてうれしく感じた瞬間でした。
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