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技術が必要で無くなったことで生まれた問題

業界全体の技術力の低下

前回書いた【整体に技術はいらない】を読むと、施術者側もお客様側もこのことを一番に思いつくのでは無いでしょうか。
技術や知識の育成には、相当な時間とお金が必要になります。
しかし、接客>技術の状況でも問題なくお客様を増やせるとなれば、企業はよりお金と時間のかかる技術研修を減らし、簡単にマニュアルが作れ練習も簡単に行える接客に力を入れるようになります。
時間が経つにつれ実際にその傾向は強くなっていきました。
技術的な研修はそっちのけで接客研修ばかりを行うようになり、本来重視しないといけない部分を軽視するようになりました。

過剰な表現の広告

施術の技術が重要視されず接客でどうにかなるということは、実際がどうであれ凄いと思わせることでお客様を集める事が出来ると考えられます。
実際に過剰な表現の広告が登場することになるのですが、私自身もそうすることでお客様を集客出来ると感じる場面を多々経験しました。
そのため、過剰な表現による広告はどんどん増えていきました。
この投稿を見ている皆様も何となく見たことがあるのでは無いでしょうか。
その傾向が行き過ぎた結果、過剰な表現による広告などで薬機法や景品表示法違反で摘発されたサロンオーナーも出てしまいました。

使い捨てられる人材

これまではお客様に関して記載しましたが、今回は施術をする側についての問題を書いていきます。
そこそこ施術が出来て、マニュアル通りの接客をすることでお客様を増やせるのであれば、施術者は簡単に替えがきく存在となってしまいます。
そのために、労働環境は中々良くなることは無く、使われるだけ使われて終わっていく人が多く出てしまうことになります。
色々とその状況から抜け出す方法がありそうですが、マニュアルのある施術と接客を行ってきた人たちには、何をやるにしてもハードルが高い物となってしまうのです。

まとめ

ここまで色々と書いてきましたが、特定の企業や業界を批判したい訳ではありません。
お客様側も施術者側も事実を把握し、本来はもっと早くに向き合わなければならない事だったのでは無いかと思います。
このまま、どちらも重要な問題に気づけなかったり目をそらしたままだと、どちらの立場にもデメリットが出てきてしまいます。
私自身何とかならないかと思うのですが、この問題が解決する日は来ないかもしれません。



今回は3例記載しましたが、他にも書きたいことが多くあります。
後々書いていくことになると思いますので興味がある方はぜひ見て頂ければと思います。
お読み頂きありがとうございます。

最後まで読んで頂きありがとうございます。これからも定期的に投稿しますのでよろしくお願い致します。