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【消極的交換日記】思い出⇄魔法のカードまで

 今までこんな感じかな~という曖昧な知識で巫女服やシスター服を絵を描いていたのですが、5年ほど前に買ったスケッチブック(申し訳程度にデッサンが描いてある以外はほぼ新品)を発掘、一念発起してちゃんとした絵を描くことにしました。

 ね子さんは巫女舞の衣装です。じつは小学生の頃(中学だっけ?すぐ忘れるんだから……)、2年ほど地域の神社で巫女舞をやらせていただきまして、その頃着ていた衣装と似たものです。手に持っている鈴はもう少し大きかったかな。
シスター服は100%イメージ。お許しください。

 ちなみに2人とも巫女やシスターとは全く関係ありません。完全にフィクションです。こちらもどうかお許しください。


🌾ふたりの自己紹介🌾

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↓今までの交換日記はコチラからまとめてご覧いただけます!(続き物感は皆無なのでどこからでもお気軽にお読みください)


ではでは25から28往復めまで、休憩を挟みつつのんびりお付き合いくださいませ。それでは、はじまりはじまり~。


▶︎荒見さんへ

ね子です。

オタクなので毎日ハスハスしてます。高校の先生とのツーショット眺めてハスハスしたり先生のギター見てハスハスしたり先生からもらったメッセージみてハスハスしてます。なんか消耗してるようで少し申し訳ない。でも好きだったな〜と思いながら見ています。美しい思い出(私的に)

濃いめのカルピスが好きなのですが濃いめを飲みすぎて普通のカルピスが飲めなくなりました。普通の飲むとは?薄いな?と喧嘩腰になってしまいます。濃いめは塩が少し入っているためなんだか体に良さそうだし夏場にちょうど良さげなので毎日のように飲んでいます。梅カルピスも最高だった。

基本的に食べるのが早いため急がなくていいよ〜とよく言われてるし味わって食べなよ(笑)みたいなことを言われます。味わってるし急いでないしなんなら私のペースではゆっくりなのですが????と思いながらあー、そうだね、うん、と返答しています。私が早いんじゃなくてあなたが遅いという説もありますが????


▷ね子さんへ

荒見です。ヤル気がでないことをわかってくれる人は優しい人だ、と思います。

久しぶりの現世(通常営業日)は情報過多でしっちゃかめっちゃかしっちゃかだった。
ピッタリ1時間早く起きると普通に時間を間違えることを思い出した。電車が1時間止まった。歩いた。金属の棒を誤ってへし折った。なにで切ったかわからない切り傷に消毒液がしみた。マスクとフェイスシールド(ただでさえ年中鼻炎で呼吸がつらいのだ)のダブルパンチにクラクラした。電車は満員御礼だった。空いてきた電車で本を読もうとして、文字をなぞるだけになってしまってやめた。おなかすいた。

夜道、ぽつぽつと人がまばらな夜道、マスクを(もちろんフェイスシールドも)外してナインティナインのANNを聴きつつ家に向かった。デカい柴犬(おそらく飼い犬)単体で駅に向かって歩いていた。野良猫が草っ原から急に飛び出してきてビックリした。
疲れ切っているのに目が冴えてなかなか眠れなかった。ラジオを流すと孤独を感じなかった。


そういや食べるスピードで思い出したが、『たべるのがおそい』という文学ムック(雑誌)があった。題名だけで虜になってしまうほど、素晴らしい。
好きな題名を書き留める癖がある。

友達未遂
それを愛とまちがえるから
できればムカつかずに生きたい
甘いお菓子は食べません
春のお辞儀
11人いる!
大きな鳥にさらわれないよう

素晴らしい題名を並べて自分のモノにする手法は、まんま穂村弘氏のエッセイの真似だ。
さわぐちけいすけ氏と三浦しをん氏のエッセイから読書しながら食事することを正当化し、某氏のエッセイから題名を並べるだけの日記を正当化する。
勇気がないから、常に誰かの思考で出来ているのだ。


▶︎荒見さんへ

ね子です。

積ん読用の本棚がついに入らなくなりました。最近は本を読めていないし読めても単行本ばかり読んでいたため文庫が100冊以上溜まってしまいました。それでも新刊は出続けるので早く読まないとと思いすぎて併読を始めました。昔同じような内容の本を併読してしまい内容がこんがらがったことがあります。それ以来あまり併読はしてなかったのですが緊急事態なので併読してます。

感情を持たず自ら動かない本が大好きです。中学生の時人間関係振り回されすぎてメンタルお釈迦になったときにふと読んだ本のおかげでなんとか回復したためそれ以来読書の沼にズブズブです。本のおかげで繋がれた人脈などもあるのでいいことだらけだなぁと思っています。本は求めた答えしか返さないから好きと言っていた恩師を思い出しますね。

最近手の震えがひどいのですが理由がわからない。薬のせいか?と思っているけど副作用としてあまり聞かない気がする。まぁ理由はなんでもいいけどとりあえず人前で震えるのはやめてほしい。緊張してる?と聞かれるけど全然そんなことないです。めちゃくちゃ平常心です。思い返すと小学生の頃から手の震えと貧乏ゆすり酷かった気が…。


▷ね子さんへ

荒見です。
本棚、作者の50音順やサイズ別じゃなくて、買った順に並べられる壁一面の本棚があっても素敵だなと思いました。5年前の自分、何読んでたっけな。
ちなみに物語をあまり読まないので併読派です。常に10冊以上並行して読んでるけどわりと大丈夫。

貧乏ゆすりは脚痩せに効果的だというのを聞き、意図的に貧乏ゆすりしてた時期がありました。特に痩せなかったけど!!ある人がいうには、部分痩せというのは存在しないらしい。なんやねん。
元々上半身に比べて下半身が太いので、ベルトの穴2つぶん痩せても脚だけはほぼ変わらないのだ。努力ではどうにもならないことがあることを認める、1ポイント。


外に出られないのでお気に入りの映像作品を観ようと思って、結局観ていない。
あれ、初回ほどではないなと感動が薄れてしまう確率、半分。もちろん感動が割増する確率も、半分。これは賭けなのだ。

『ラストフラワーズ』という演劇作品がある。
タンバリンと星野源の弾き語りで歌われる劇中歌で、画面の向こうということも忘れて、マトモに座っていられないほどの衝撃を受けた。演劇のズルさは、あんだけ笑わせておいて最後には痛みや優しさや苦しみや感動というような感情を全て掻っ攫ってく、2時間で幾人もの人生を味わうような振れ幅にあるのだと思う。
もう一度観たい(WOWOWの再放送や録画で観られる)のだけれど、あの頃の、初見の自分と同じ感動を共有出来るかがわからなくて、あの感動が上書きされてしまうのが怖くて、つい臆病になってしまう。これだけ語っといて1度しか観られていないなんて!

感情が動いたその一瞬一瞬しか愛せない野暮な人間なのだ。完璧な感動を植え付けたまま、この胸に宿したまま凍らせられたら、どれだけいいことか。

今宵は 瞬きのひと時だけ 凍らせて残せるなら 凍った花を 君に届けたい
(大人の新感線『ラストフラワーズ』劇中歌より)


🍵小休止(折り返し地点)🍵:最近の悩み

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▶︎荒見さんへ

ね子です。

恋愛モノの小説や漫画、ドラマが見れません。理由としては恋愛に幻想を求められなくなったから。昔は恋愛はこんなにも綺麗で魅力的なんだ!と思っていたけど歳を重ねながら恋愛をしていると恋愛ってこんなモノなのかとどこかの段階で失望してしまう。大人になっても楽しめる純粋さをどこかに捨ててしまったので見れなくなりました。悲しい。

バイト先に一気に新人さんが入ってきました。基本的なところからやり方がいくつかある応用編まで教えなければならない。やらせてあげるけど新人さんは時間がかかるため自分でやってしまいたくなる。ダメだなぁと思いながら気長く教えてくれた先輩に敬意を払いたいです。もうバイト辞めちゃったから伝えられないけど。

猫が好きです。名前の通りなのですが持ち物のほとんどが猫モチーフ。スマホカバーもiPadケースも鞄も猫。泣いてる時は寄り添ってくれたりするのに普段は素っ気ない。ツンデレが可愛すぎて唸ってしまう。これからも猫を愛でたい。


▷ね子さんへ

荒見です。
スサミと変換しても出てこないがアラミと打つと予測変換が一発で出るようになってきた。
一発で読めない名前というのが存外好きで、理由は覚えようとする過程が長ければ長いほど一生モンになる気がするからだ。好きな演出家の名前を、半年かけて憶えた経験がある。

四日連続、頭痛薬を飲んでいる。そんなに姿勢が悪いのか知らんが、緊張性頭痛とは小学生の頃からのお付き合いだ。仕方がないので薬を飲んで仮眠してそこらへんを走ってきた。血行が良くなると回復することが多い。
頭痛という言葉の概念を知らないころ、頭痛のことは「眠気」と表現していて、何十回も短い睡眠をしては泣き喚くを繰り返していた。頭痛というワードを知り、薬を飲むことで人生救われたと思った。ちなみに胃痛は永らく知らなかったが、絶対に落ちると分かっていた試験の最中、気絶するような痛みに悶えたアレは腹痛ではなく胃痛だと知る。中2の春。

こないだ実に一年ぶりくらいに(覚えてないだけでもっとあったかもしれないが)マトモな腹痛がきた。
こんなことを言うと変態みたいだが、腹痛は結構好きなのだ。痛いのが好きなわけではなくて、短時間で痛みが全快する、この回復が保証されているうえでの苦しみを味わうのが好きだ。
アトラクション感覚なのだ、とここまで書いて、やはり自分は変態かもしれないと思い始めてきた。まあいいか。
終わりの見えている苦しみは、日々よりよっぽどわかりやすくてシンプルだ。


▶︎荒見さんへ

ね子です。

死ぬまでにやりたいことの一つに殺人現場の第一発見者になりたいというのがあります。家族に言ったら頭おかしいと批判されましたが夢なので諦めたくない。やばいことは承知の上なので。
以前第一発見者になった知人に話を聞いたのですがたまに夢に出てくると聞いてほえ〜と感心してました。それ以外の感情は特になかったです。

恋人のほとんどがサイコパスみたいな性格をしていました。なぜだろうと考えたところ父の性格がサイコみがあることに気が付きました。そこからか〜と少し納得。小学生の時に父に人の殴り方を教わったので多分この時点で私の人生少し狂ってる。

殺人事件をよく調べているのですがなんかこの地域殺人多くない?ということが時たまあります。田舎の方が猟奇性が高い気がしますが都内もそこそこなのでどっこいどっこい。異常性があるほどそそられるけど実際に行動には移さないよ、私捕まりたくないからね。

今回は少し異常について取り上げてみました。私の普通が周りの人には異常と思われるの少し悲しいですね。


▷ね子さんへ

荒見です。
最近、自分の中で「お金の定義」がどんどん曖昧になってきているのを感じます。というのも、クレジットカードを使うようになってからだんだんと出現してきた、とにかくフワッとした違和感なのです。
アプリでどれくらい使ったかわかるとはいえ、所詮はツケ払い。ゴッソリお金が引かれるのは月の最後にまとめてなのだ。まずこの引き落とされるまでの期間が借金を背負っているような、はたまた万能感のような、微妙な感覚。

そして、甘美ゆえに厄介なのがポイントシステムで、それは現金と同じ貨幣価値を持つ。だから支払うと勝手にお金が増えるというパラドクスが発生するのだ!なんだかもう「魔法のカード」というよりは「魔のカード」だ。意味としては同じなんだろうけどさ、ほら、「魔法」より「魔」のほうがおどろおどろしいイメージがあるというか…………。
とにかく、手持ちがいくらなのか本当にわからなくなる。ICカードやプリペイドも持っているため大パニック。
でもレジがこの世で17番目くらいに嫌いなので、レジでちょいちょいしたやり取りをしなくていいのは大変助かっている。

そこで考えたのが、自宅で仕事・勉強を行える利点/欠点を並べたとき、ONとOFFのスイッチが切り替わらないという欠点が生じるのは、生活との境が曖昧になってしまうからだという説。
人を介す面倒臭さを最大限取っ払ってしまったあとに残るのは、境目の消失というとんでもない事実なのかもしれない。

また今日も電子書籍を買ってしまった。ブラウザ上の本棚を、永遠に埋まらない素敵な本棚を、0と1の集合体で埋め続けるのだ。
管理できない、意味不明なものを「そういうもんだ」と諦める図々しさを獲得したことには少し幸福を感じる。


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