2019.9.28 第0次世界大戦?
アメリカと戦って日本が敗北に終わった第2次世界大戦。
その40年ほど前、日本は対アメリカ以上に差があった大国との戦争に勝利を収めました。
なぜ日本はそんな戦争に勝つことができたのか?
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「第0次世界大戦」
そう呼ばれる 戦争があるのですが、皆さんはこれが何かご存知でしょうか?
私たちは学校で第1次、第2次世界大戦については教わりましたが、「第0次世界大戦」という言葉はおそらく聞いたことがないと思います。
しかし、実はこれ、 日本人にとって極めて重要な戦争だったんです。
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“第0次世界大戦”...
それは「日露戦争」のこと。
まだ正式な言葉ではないですが、多くの学者が日露戦争を“第0次世界大戦”と呼んでいます。
なぜそう呼ばれるのか、理由は3つあるようで、
1.日露戦争で、両国は前例のない数の兵員を動員した。
2.日露戦争は10年後に起こる第1次世界大戦と軍事技術において非常に似ていた。
3.日露戦争は二国間のみならず欧米各国の外交関係が関わり、グローバルな規模をもっていた。
ということだそうです。
私自身、日露戦争といえば
「日本とロシアがその昔、戦争しました。」
ぐらいしか学校で習わなかったのですが、当時の日本はこれほど大きな戦争をしていたんですね。
その壮絶さを物語る一つのエピソード
203高地(日露戦争の激戦地)の土をザクッと掘ります。
すると、土は真っ黒です。
なんで満州の土は赤いのに、203高地の土は黒か分かるでしょうか?
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そう。
日本の兵隊がそれほど数多く死んで、その血で赤い土が黒くなったのです。
それほどたくさんの人が死にました。
今でも満州は赤色の土ですが、203高地の土だけは黒いままです…。
上記からも分かるように、大国ロシア相手に戦った日本は夥しい数の兵士を失い、それを代償に厳しい戦争になんとか勝利します。
まさに日本全体が一丸となり、必死の思いで掴み取った大勝利でした。
世界を巻き込んだ大戦争で、しかも超大国であるロシアを相手に日本はどのようにして勝利することができたのか?
日露戦争の背後で渦巻く欧米列強の思惑に、日本はどのように関わったのか?
後の第1次、第2次世界大戦へとつながる日露戦争を正しく知ることで、皆さんの歴史の見方は大きく変わることでしょう。
そして、日本人として先人の偉業に「誇らしさ」を感じることができると思います。
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