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2023.9.4 日本の医療は癌を悪化させる?
想像してみてください…。
もし貴方が、又はご家族が、明日、“癌”と宣告されたら…。
その時、どんな治療を選びますか?
医者の言葉を信じ、言われるがままに全てを委ねますか?
それとも、お金は幾ら掛かっても良いからと、“癌の名医”と呼ばれる医者を全力で探すでしょうか。
或いは、
「医者や製薬会社は信用できないから」
と、できるだけ自然に、薬を使わずに治す方法を探し求めるでしょうか。
しかし、医者歴40年、約100冊にも及ぶ著書を出版し、3000人以上の癌患者を診てきた長尾和宏先生はこう語ります。
「今の日本医療はおかしい。癌治療はあらゆる誤解で溢れている」
一体、その多くの誤解とは何なのか?
今回は、貴方の常識が180度変わるであろう誤解に塗れた癌治療の実態…。
長尾先生が医療に携わってこられた中で経験された内容を基に、その一部をではありますが書き綴っていこうと思います。
2種類、3種類と増え続ける投薬の悲惨な結末
「癌が転移している…、直ぐに抗癌剤治療を始めましょう」
こっれは、ある病院で起きた出来事…。
過去に子宮頸癌、大腸癌を患ったA子さんは、手術で癌を摘出。
しかし、安心したのも束の間…、新たに転移が見つかったのです。
「ああ、またか…」
そう嘆きながらも、前回同様、医者のアドバイスに従い治療を開始。
抗癌剤での治療を行いました。
しかし…、2つ、3つと薬が増え続け、四六時中体内に入ってくる点滴…。
まるで“薬漬け”とも言えるような過度な抗癌剤治療は、確実にA子さんの身体を蝕んでいきました。
そして、治療開始から1年後…、A子さんは癌ではなく、腎不全を併発し、亡くなってしまったのです…。
しかし、これは珍しいことではありません。
筑波大学の研究によると、抗癌剤の中には25~35%の頻度で腎障害を引き起こすものがあるそうです。
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また、過剰投与の危険があるのは、抗癌剤だけに限った話ではなく、他の薬も同じです。
例えば、同じく癌を患った62歳の女性の話…。
彼女は医者に言われるがままに、ホルモン剤をはじめとした4種類もの薬を投与されました。
その結果、健康に向かうどころか、多臓器不全の一歩手前まで悪化してしまうという事態に陥ったのです。
当然、どんな薬にも少なからずのリスクや副作用があります。
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しかし、『ドクターズルール425 医師の心得集』の著者であるアメリカの医学博士クリフトン・K・ミーダー氏はこう言います。
「4種類以上の薬を飲んでいる患者は医学の知識を超えた領域にいる」
それほど、複数の薬を飲むことにはリスクが付き纏うのです。
そして、このように過度な投薬によって臓器不全を起こす例が、日本では数多くみられています。
行き過ぎた投薬について、長尾和宏先生はこう語ります。
かつては私も、
「亡くなる直前まで抗癌剤を打つのが正しい治療だ」
と思っていました。
40年前、まだ私が研修医だった時に、白血病(血液の癌)の治療をしていました。患者さんは私と同い年の26歳。
亡くなる最期の瞬間まで抗癌剤を打っていたのです。今では、そこまで薬を打ち続ける必要はなかったと気付きました。
ですが、40年経った今日も、日本の医療は何も変わっていません。
未だに抗癌剤による治療がメインです。
死ぬまで薬を打ち続けて、それで寿命が延びたと言っている医者がたくさんいます。
「最後まで薬を打つことが良い治療だ」
そう思っている医者がたくさんいるんです。
長尾先生がこう語るように、現在の日本では、当たり前のように抗癌剤が使われています。
更に、長尾先生はこうも言われています。
医者を対象にした、ある抗癌剤のセミナーに行ったら、一番偉い先生がはっきりこう言います。
「うちの病院は最期まで抗癌剤を打ちます」
と。
その抗癌剤は1本何十万円もする非常に高額なものです。
そしてもちろん、その勉強会の主催者は、製薬会社なのです。
患者本人も家族もボロボロになりながら闘う癌治療。
果たして、多くの医者が行う抗癌剤治療は患者のためか…。
それとも病院の利益や製薬会社のためなのでしょうか…。
もちろん、抗癌剤をはじめとした従来の癌治療全てを否定するわけではありません。
抗癌剤の技術は日々進歩し、副作用が僅かでも少なくなるよう日々研究が成されています。
実際に医療の進歩で良い薬、良い治療法が生まれ、早期発見で助かる人がいるのも事実です。
しかし、患者に配慮がない今の医療の在り方…。
製薬会社との癒着で過剰に処方される薬…。
酷い副作用が伴う医療に疑問があることもまた事実なのです。
長尾先生は、大病院から町医者まで約40年、医者としての経験から、本来助かるはずの人が亡くなってしまったり、最期まで苦しみ続けた望まない死をたくさん見てきたと言います。
しかし、癌治療においては、他にも根深い問題があります。
抗癌剤治療をはじめとした既存医療への不信感から、極端な理論を発信して人気を得たり、患者から多額の金を搾取する人たちも出てきていると長尾先生は言います。
その一つが放置療法。
「癌治療は意味がない、放っておくべきだ」
とする理論は、行き過ぎた現代医療に対して一石を投じたという点では大きく貢献しました。
しかし、その放置療法を鵜呑みにして亡くなった方も多数います。
実際、長尾先生の友人も、この理論に嵌まってしまい小さな食道癌を放置。
治療すれば治るはずが、命を落としたといいます…。
また、放置療法だけでなく、既存医療に対して不信感を抱いている患者につけ込み、『代替療法』と銘打って、10万円以上する高額なサプリメントや100万円以上もする免疫療法を押し売る悪徳なクリニックもあるようです。
このような現状に対して、長尾先生はこう語ります。
もちろん、医療を全否定したいわけではありません。
医療不信から放置療法のような極端なものに走るのも危険です。
医者の言うことを全て鵜呑みにしていては危ないということを知って欲しい。
どんな治療法を選択するかで、今後の人生が大きく左右される…。
助かるものも助からない状態になっている…、それが現状の癌治療の実態なのです。
しかし、病院も、メディアも、利権やスポンサーの関係から、中立的な情報、本当に患者目線に立った情報を流してくれません。
そのため、情報を持たないまま、
「医者に任せておけば大丈夫だ」
と、安易な判断をしてしまうと、自分や家族を癌から守ることは難しいでしょう。
それどころか、医者に言われるがままに進めた治療によって、却って家族を苦しめてしまう可能性すらあるかもしれません。
癌は、今や2人に1人がなる病気です。
そして、ある日突然やってきます。
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恐ろしいのは、なってからでは時間がなく、冷静に考えられない…。
不安や恐怖から正常な判断ができなくなり、何が正しいのか考える暇も余裕もない…。
そんな状態が待っていることです。
そして、3分診察とも言われ、多忙な大学病院では、医者は必ずしも患者に寄り添ってくれるわけではありません。
その時に、正しい情報を持たないまま“医者にお任せ”という状態では、過度な投薬治療に走ってしまったり、逆に、抗癌剤をはじめとした既存の医療を一切信じず、極端な療法に走り命を落としてしまうかもしれません。
そんな時、武器になるのが確かな情報です。
利権に左右されず、極端なものではない…、そんな情報を持っていれば、後悔のない判断と最良の選択ができるのではないでしょうか。
転ばぬ先の杖という諺があるように、健康な今のうちから情報を得るために投資することで、自分のことはもちろん、家族や友人…、大切な人を守る。
そんな一生物の知識を手に入れることができるでしょう。
今回は、実際に私の母が大腸癌を患ったことをきっかけに、医者や薬に騙されないための広い視野を身につけて欲しい…、そして、『人生100年時代』と言われる現代で、1人でも多くの方に健康で過ごして欲しい…、そんな想いで書き綴らせて頂きました。
最後までお読み頂きまして有り難うございました。
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