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2021.4.19 日本人だけが信じる「中国起源論」の大ウソ

教科書から姿を消した日本文化3つの秘密

「古来から日本は、中国大陸かや朝鮮半島に依存・従属する形で文化や技術を真似し、その文明を発展させてきた」

・・・
「どうも違和感を感じている」
「本当にそうなのだろうか…」

なぜなら、現代の日本では常識とされてきた『中国大陸中心の歴史観』は、今では偏った見方であることが分かっています。

<中国大陸起源論の大ウソ①>
中国大陸からやってくる遣日使よりも、日本から派遣した遣唐使の方が多かった?

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“縄文時代の日本は、中国に比べると遥かに劣った文明しか持たず、まるで原始時代のような生活を送っていた”
“さらに漢字をはじめ、今の日本を作る土台は、ほとんど中国大陸からやってきた”
大半の日本人は、学校で習った歴史から、こんな風に感じているのではないでしょうか?

ですが、最新の研究によると、

中国大陸に派遣した遣隋使や遣唐使よりも、日本にやってくる遣日使の方が多かったことが分かってきました。

例えば、
607年、小野妹子の時代…
日本から中国に送り出す遣隋使は3~5回ほど派遣されていますが、今の満州、朝鮮北部、ロシア沿海州まで治めていた渤海(ぼっかい)という国からは、合計33回も遣日使が来ています。

そして、隋からも位の高い役人が32艘もの大船団を引き連れて来日。
隋の後継国である唐からも、669年と671年にそれぞれ2000人に及ぶ大人数が来日しています。

彼らは、日本が持っていた絹や銀の製造法や聖徳太子の和の思想を学びにやって来ていました。
日本と中国は、まさに対等な関係で、文化交流を行っていたにもかかわらず、なぜ現代の教科書では、日本が一方的に中国から学んでいたように書かれてしまうのでしょうか…

<中国大陸起源論の大ウソ②>
世界文明はエジプト、メソポタミア、インダス、黄河の4つだけ?

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日本人が学校で習う「世界4大文明」。
実は、これを世界で教えているのは日本だけ。
しかも、黄河文明を含むこの4大文明は、実のところ学問的な根拠は一切なく、梁啓超(りょう けいちょう)という中国人が生み出したプロパガンダでした。

梁啓超は日清戦争で敗れた後、日本に亡命してきたジャーナリスト兼政治家。
彼は中国の近代化を目指しながら、中国を奮い立たせるため、「4大文明」を拵え、そこに黄河文明を入れたのです。

ですが、実際のところ、世界で教えられている文明は「5大文明」「8大文明」「9大文明」などであり、そこには必ず「日本文明」が含まれています。

日本以外の文明が、戦争の脅威から身を守るために城壁を作り、自然を破壊してきたのとは対照的に、日本文明は自然を上手く利用し、調和する道を選んだことが、文明の一つとして世界では認められています。

<中国大陸起源論の大ウソ③>
イギリス人が楽しむ「午後の紅茶」の風習は中国が起源?

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現在、イギリス人の風習となっているお茶の文化『午後の紅茶』ですが、実はその起源が日本の『茶道』にあったことをご存知でしょうか。
実際、江戸時代に訪日したポルトガル人やイタリア人、オランダ人の多くが、日本の『茶道』の魅力について手紙や書籍で語っています。

例えば、イタリア人宣教師のマテオ・リッチは、1602年に書いた手紙の中で、
中国の茶文化=医薬品
日本の茶文化=儀礼的な嗜み
としており、西洋人たちは、中国ではなく日本の“茶道の風習”を取り入れたと考えられています。

イギリスは中国から「お茶」自体の輸入はしているので、一見、その起源も中国と思われがちですが、実際のところ、その『嗜み方』については、日本に習ったということです。

このことについては、思想家である岡倉天心も著著『茶の道』の中で、
“中国の茶の歴史は古いが、それを『茶道』の領域まで高めていない”
という趣旨の言葉を残しているほどです。

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今まで、私たち日本人はあまり実感していませんが、日本の文化は中国大陸はもちろんのこと、イギリスやアメリカなどの欧米諸国にも影響を与えていました。

もちろん、今回ご紹介した以外にも、日本にはまだまだ世界中に愛された文化がたくさんあります。

19世紀、フランスやドイツの宮殿にも置かれた『漆器』

世界中の人から愛読される、世界初の長編小説『源氏物語』

G7各国首脳を感動させた、1300年の歴史を持つ『伊勢神宮』

ゴッホやマルロー、ピカソら画家に影響を与え、西洋絵画の常識を変えた『浮世絵』

これは、何も大昔の話ではなく、世界で今現在も日本が注目されている話です。

その証拠に、浮世絵の大家である葛飾北斎は1998年、アメリカLIFE誌において、『この1000年で世界に影響を与えた100人』に選出され、2016年、イタリアからの提案で『日本仏教彫刻展』がローマで開催されました。

また、リトアニアのある美学者からは、
「今や、世界の文化の中心は、フランスではなく日本である」
と言葉にするほど。

世界は今まさに、空前の日本ブームと言っても過言ではありません。

一方で、私たち日本人はこういった事実にほとんど気づいていません。

それどころか、先進国33ヶ国で調査された
「自国に誇りを持っていますか?」
というアンケートでは、残念ながら日本は最下位…
自国に興味がない国民が増えてしまっているのです。
これは、一体なぜなのでしょうか?

その大きな理由として、大戦終結後のGHQ・マッカーサーによる占領政策が関係しています。
当時、日本を占領していたアメリカは、
「強い日本を見たくない」
として徹底的な洗脳教育を施しました。

それまでの教師たちを全て追放し、代わりに戦前の犯罪者や共産党などの左翼思想者たちを大量に雇います。
そして、日本の文化と深く結びつく『日本の建国・神道』について、国民に教えることを一切禁じてしまったのです。

21世紀を代表する歴史学者アーノルド・J・トインビーは、GHQが奪い去った『日本の建国・神道』について、
「自国の子供たちに教育しなければ、その国(日本)は例外なく滅びていく」
と警鐘を鳴らしています。

日本は現存する「世界最古の国」であり、2600年という長い伝統を持っています。
しかし、多くの国民が母国に興味を持たない今の状況が続いてしまえば、何世代にもわたって受け継がれてきた“歴史の糸”が近い将来、途切れてしまうかもしれません。
これほど珍しく、世界が羨むような文化を持っているにもかかわらず、日本人自身が、その価値や重要性に気づかないことは本当にもったいないことではないでしょうか。

日本中に眠っている美しい文化の数々を正しく皆さんに伝えたい。
先人たちの記憶を蘇らせることで、古代から続く日本人の誇り高い精神を取り戻して欲しい。
今回はそういった思いで、書き綴らせてもらいました。

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