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2022.3.11 ロシア国民の今…知人からの声

「核の使用も辞さない」

ついに一歩も引けないところまで来てしまったプーチン大統領…。

さらに、北方領土を特区に指定。
領土支配によって、日本に圧力をかけようとしています。

いまだに『軍隊=悪』という声も多い日本ですが…。

海外の“支配者”たちは、武力をどのように捉えているのか?

今からでも、日本が自分の国を守るためにはどうすれば良いのか?

いろいろと課題が山積みな我が国ですが…。

さて、ロシアによる『ウクライナ侵攻』が続いていますが、私が前々から予測していたように強力な経済制裁が科され、ロシア経済がボロボロになってきました。

ロシアからの撤退、業務停止を宣言する企業も続々と出てきています。

例えば、マクドナルド、スターバックス、IKEA。

そして、欧米日のほとんどの自動車メーカーが、ロシアへの輸出を停止し、現地生産もストップしています。

そんな中、ロシアに住む現地の友人が、『戦争反対』をSNSで投稿して会社をクビになりました。

他の知人も、やはり『戦争反対』の投稿をして、家族全員がロシアから脱出しました。

しかし、彼らの脱出先には限りがあります。

本当は皆、ロシアから距離を置くことができるイギリスやドイツ、フランスへ逃げたいのです。

しかし、欧州はロシア航空機の受け入れを拒否したので、行く手段がありません。

そこで彼らは、旧ソ連のジョージアに逃げることとなりました。

ジョージアは、2008年にロシアと戦争した国で現在、NATOの加盟を望んでいます。

ウクライナと立場が近いためか、反プーチンの人や反戦の人には対応が優しいようです。

そして、もう一人、ロシア国籍で日本の某テレビ局で通訳と翻訳をメインとして働いている女性の方がいるのですが、今回のウクライナ侵攻で日露関係が悪化し、
「私の仕事も少しずつなくなっていきそう」
だと嘆いています。

昨年1月に、ロシアで人気があるユーチューバーのナワリヌイ氏が捕まって以降、
<プーチン神話が崩壊し、これからは恐怖と力による支配が始まる>
と事ある毎に書いたりしていましたが、まさにそんな感じになってきています。

『戦争反対』とSNSに投稿すれば逮捕され、『反戦デモ』に参加しても逮捕される…。

ウクライナで起こっていることを現地の友人から情報を得て、それを拡散。すると、“フェイクニュースを広めた”という理由で罪に問われ懲役15年の実刑判決を受ける可能性がある今のロシア。


とにかく、知人は皆
「ソ連時代が戻ってきた」
と嘆いています。

その一方で、ほとんどの人は捕まったり、失業したりすることが怖くて口を開かず黙っています。

公に今の思いを口にすれば逮捕されるのですから、普通に生活する一般の人たちの気持ちも理解できるでしょう。

前々から書いていますが、『戦術的』な人物が国のトップにいると、他国と自国と世界に大きな災いをもたらします。

なぜ、国民は『戦術的リーダー』を選んでしまうのか?

それは、国民の視野が狭いからです。

どこの国でも、人々は『強気なリーダー』を歓迎します。
これは、日本も例外ではありません。

ところが、強気一辺倒のリーダーは、他国との関係を破壊し、国際社会から孤立し、結果として破滅の道を進んでしまうのです。

だから、私たちも“強気だから”という理由だけで、政治家を支持しないようにしましょう。

私たちは、日本国に本当の幸せと繁栄と成功をもたらすために、『戦略的リーダー』を選ばなければなりません。

そのためには、まず自分自身が『戦略的』になる必要があります。

いま仮に、『戦術的』に偏っているとあなた自身が思うなら、果たして『戦術的なリーダー』と『戦略的なリーダー』の違いを見分けることができるでしょうか?


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