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アドバイスは難易度S級のコミュニケーション

「みんなが私の悪口を言って笑っている。どうすればいいの?」

「みんなが自分の悪口を言って笑っていると聞きました。私はどうすればいいんだろう?」という投稿を知り合いがしていました。人間関係のトラブルって、だいたいこういう感じでスタートしますよね。

悪口を言っていた人ではなく、それを伝えてきた人に目を向ける

「あの人があなたの悪口を言ってたよ」と聞くと、ついつい悪口を言っていた「あの人」に意識が向いてしまいますよね。

でも、私はそう伝えてきた人に、「悪口を言っているのを聞いた時、あなたは何て言ってくれたの?今後は私には伝えなくていいから、その時に彼らに、言いたいことがあるなら本人に直接言ったら?って伝えて欲しい」そんな風に言うと決めています。

一方だけの情報を鵜呑みにするのは時期尚早です。その情報を伝えてきた人の捉え方や伝え方ひとつで、印象などいくらでも変わってしまうし、絶対ではないですが、その伝えてきた人が『カバートアグレッション』という場合もあります。

カバートアグレッションとは、善意を装いながら邪魔な存在に対して間接的に攻撃する人格障害のことです。その場合、情報自体がウソということも考えられます。噂話には慎重に行動したいですね。

と、そのようなアドバイスをさせてもらったのですが、その後もその人の投稿はあまり変わらず、残念ながら私のアドバイスは伝わっていないようでした。でもそれは当然の結果なんですよね。

アドバイスが伝わらない2つの理由

アドバイスが伝わらないのには次の理由が考えられます。

1. そもそもアドバイスを求めてない

よくカップルのいざこざであるのがこれですね。女性はただその時の気持ちを共感してほしくて話しているのに、男性が「そういう場合はこうしたらいいんじゃない?」とアドバイスしてくるので喧嘩になるみたいな話です。そういう時の返事はひたすら「それは大変だったね・・・」が正解。

2. あなたには聞いていない

同じことを言われているのに、Aさんの話は全然入ってこない(むしろ拒絶してしまう)のに、Bさんに言われるとすごく響く。そういうことってありますよね。母親に言われると腹が立つのに、同じことを好きなYouTuberが言っていたら素直に聞いてしまうみたいな。その人との関係性だったり、AさんBさんの人間性の見え方だったりでも伝わり方は大きく変わります。

求められた時だけ

結局アドバイスは、本人が求めた人からしか入っていかないものなんですよね。しかも「どうしたらいいと思う?」との質問調だったとしても、ただ聞いて共感して欲しいだけのときもある。かなり難易度が高いです(笑)

だから直接求められていないアドバイスはしない。求められてアドバイスするときも「こうした方がいいよ」ではなく「私ならこうするよ」と間接的に話すと昔から「自分ルール」にしていたはずなのに、今回はそれをすっかり忘れて、おせっかいを焼いてしまいました。
改めて注意しようと思いました。

読んだよ~の♡ください。

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