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オススメ本紹介③〜『文章力の基本』〜

こんにちは!
セールスの学校の早坂です!

今日は『文章力の基本』という本を紹介していきたいと思います!

noteを書くにあたって僕も気をつけていることを紹介しますので、

皆さんも参考にしてみてください!

①著者

阿部紘久
東京大学卒。帝人(株)で宣伝企画、国際事業企画、開発企画、経営企画に携わる。その間に、タイ、韓国、イタリアの合弁会社に10年間勤務。その後、日本にある米国系企業のCEOを務める。2005年から10年間、昭和女子大学で文章指導に携わる。現在も多くの企業や地方公共団体で文章を指導している。

②ポイント

簡潔に文章を書くための9つのポイント

〇いきなり核心に入る。
〇削れる言葉は、徹底的に削る。
〇同じ言葉、同じ意味の言葉を重複して書かない。
〇簡潔な表現を選ぶ。
〇「基本的に」などの意味のない言葉は書かない。
〇「これから説明します」「理由としては」なども省く。
〇「という」を削る。
〇余分なつなぎ語を削る。
〇余計な結びも書かない。

〇いきなり核心に入る

どういう訳か前置きなしには文章が始まらないと考えている人がいますが、あまり内容のない前置きは、読み手の気持ちを遠ざけてしまいます。

読み手を待たせない方が相手にとってまどろっこしさがなくていいですね。

〇削れる言葉は、徹底的に削る。

社歴10年ほどのビジネスマンを対象に文章添削をしていても、ムダな言葉を挟みながら、長く、長く書いてしまう傾向がよく見られます。

問題:結論が先に書いてある文章であれば、その続きを読むべきか、それ以降は省略できるのかを簡単に判断ができます。そんな経験を通して、結論から書くことの大切さを認識することができました。結論から書くことが、完璧にできているとは到底思ってはいませんが、これからも留意していきたい点です。(136字)

改善:結論が先に書いてあれば、その続きを読むべきか、読まなくていいかを簡単に判断できます。だから結論から書くべきです。(56字)

後半の部分は書き手の謙虚さが表れているもののそれ以外格別なメッセージは込められていない。
なるべく短い文章の方が伝わりやすいですね。

〇同じ言葉、同じ意味の言葉を重複して書かない。

ムダな言葉を削るときに真っ先に考えるのは、同じ言葉を重複して書かないことです。

問題:地球環境に優しい住まいの条件として、2つ条件が挙げられる。

改善:地球環境に優しい住まいの条件は、2つある。

同じ言葉が続けて出てきたら、多くの場合は1つにできる。
同じ言葉は使わないようにしましょう。

〇簡潔な表現を選ぶ。

同じことが言えるなら、なるべく短い言葉を使いましょう。

問題:米国には、さまざまな国から留学を目的にやってくる学生が多い。

改善:米国には、さまざまな国からの留学生が多い。

シンプルイズベストです。

〇「基本的に」などの意味のない言葉は書かない。

どこかに飾りたい気持ちや逃げたい気持ちが潜んでいると、無意味な言葉が入り込みがちです。無意味な言葉を取り去り、シンプルに表現しましょう。

問題:東京は基本的になんでもそろっているから便利である。特に私が住んでいる吉祥寺はお店が多いので、基本的に吉祥寺の外に出なくても問題なく暮らせる。

改善:東京はなんでもそろっているから便利である。特に私が住んでいる吉祥寺はお店が多いので、町の外に出なくても問題なく暮らせる。

入れたくなる気持ちはわかりますが、「基本的に」は基本的には意味不明です。

〇「これから説明します」「理由としては」なども省く

報告書や企画書の冒頭に、「この問題の対策案を考えましたので、、下記に報告させていただきます」「以下にこの提案をする理由を述べます。」などと書くのも不要です。読み手は当然それを予想して待っていますから、いきなり本題に入りましょう。

問題:私にとって友達の意味は、学生だったときと今では異なる。そのため、ここではその2つに分けて説明しようと思う。

改善:学生の時、私にとって友達とは…

すぐに始めるのがベストです。

〇「という」を削る。

「という」という言葉は、しばしば省くことができますし、省いたほうが良くなります。

問題:人と約束した時間を守るということを大切にしている。

改善:人と約束した時間を守ることを大切にしている。

とにかく削る。大事です。

〇余分なつなぎ語を削る。

「そして」「また」「それに」「さらに」などは省ける場合が少なくありません。

問題:うつ状態の時期を、ようやく乗り越えることが出来た。そして、私を救い出してくれたのは、周りの友人たちだった。

改善:うつ状態の時期を、ようやく乗り越えることが出来た。私を救い出してくれたのは、周りの友人たちだった。

話の内容が繋がっていれば、いちいちつなぎ語を入れなくても、読者の頭の中でちゃんとつながっていきます。

〇余計な結びも書かない。

余計な前置きと同様、余計な締めくくりも読者の気持ちを遠ざけてしまいます。何か具体的な内容のあるしっかりとしたメッセージを書き終えたところでスパッと終わると、強い印象が残ります。最後は常に美しい言葉で締めくくるというワンパターンからは脱却すべきです。

「成長できるように頑張ります」みたいな優等生的なフレーズは時に空疎に響いてしまうと述べています。

③まとめ

今回の内容を簡単にまとめると、

**・徹底的に削りましょう。

・すぐに始めましょう。

・スパッと終わりましょう。**

の三つです。
長々と書いてしまう気持ちはとてもよく分かりますが、シンプルイズベストです。
取り上げたポイントを元にシンプルで伝わりやすい文章を書いていきましょう!

GW中は更新はおやすみです。(ネタを貯めさせてください笑)

自粛疲れもあると思いますが、私たちの行動が未来を変えます。

ぜひステイホームしていましょう!

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