嫌われることと営業 第34回
１. 沖縄事情
ついに沖縄の１日のコロナ感染者3000人を突破しました。これを多いと見るかそうでもないかは人それぞれです。ただ、政府が県民割の全国拡大政策を延期すると発表があったことは残念です。
これでまた観光業は暗い影を落とします。なぜなら、最近は少し観光が盛り上がってきていました。そこで今まで減らしていた人手を増やす方向にシフトしています。ところが、ここ数年の不安定な観光業界の動向からこの業界に就職したい人は少なく、人気がなく、人員確保が難しいからです。そこに今回の発表が重なり、また観光業が狙い撃ちされる形になりました。これでさらにスタッフを集めることが難しくなります。また、最近は求人広告の仕組みが少し変わりましたが、基本的に広告はお金を払って行うものです。つまり、経営している立場の社長も広告をうっても誰も来ない求人をこれ以上行うことはただの資金の浪費になる可能性が高くなります。これが負の連鎖です。
政府は国民の少しの人気取りのために観光業界を切り捨てる政策をとったと判断と理解しても不思議はないでしょう。振り返ればGOTOトラベルもやめてしまいました。結局、人流がコロナを抑制する最良の政策という根拠がないまま、2年以上観光を痛ぶってきました。観光を止めるならば、ビジネスマンの出張も止めるべきです。ウィルスが観光の旅行カバンを持った人だけに、感染するように区別しているわけでもないのに、これ以上観光を吊し上げて責任を被せるのは本当にやめてもらいたいと強く思います。
２. 目標しか見てない。
さて、昨日は友人の頼まれごとであり、あるセミナーに参加しました。友人からよかったら来てくださいと誘われ、何度も頼まれたので行ってみることにしました。会場に着くと受付があり、入口で参加費千円ですと要求されました。これには少し驚きました。なぜならば、普通、このような場合には１０００円かかるけど参加してくれますかと伝えるものだからです。しかし、一切そのような情報はなく、よくわからないままとりあえず１０００円を支払いました。
セミナーの中で、この友人が夢に向かって目標を定めて突っ走っていることがわかりました。その時感じたことがありました。最近テレビで活躍しているローランド氏が言っている話し方で伝えると世の中には２種類の人間がいる。夢を達成する人とできない人。こんな感じの言葉が浮かんできました。
前者（夢を達成する人）は小さなことには気を遣わないのか。気を使えない人種なのだと感じました。後者の人間（夢を達成できない人）は、１０００円のことを伝えなかった。友人に嫌な思いをさせたらいけないと思う人ですね。
つまり、夢を叶えたい人にとって、夢を叶えること以外のことは小さなことです。逆に言えばこれくらい集中しているから夢が叶えられるのかもしれません。
３. 気にならないOR気にしない。
そして翌日である本日、その友人から連絡が入りました。「よかったらランチしませんか？」。ちょうど、私は別件があったのでお断りました。しかし、その時に私はこの友人は成功するかもしれないと感じたのです。なぜなら、彼は私が少し気になった１０００円のことなど微塵も気づいていないのです。これが良いとか悪時ではなくて、本当に夢を叶えることにまっすぐなんだと感じました。
４.営業のアポが取れる人と取れない人。
このことからわかるように、営業が苦手な人は結果を先読みして、自分が嫌われることを恐れてしまう人です。ビギナーズラックとは、相手や周りの環境のことなどの空気が一切わからない状態で、大胆に堂々と当たり前のことができるので成功を掴む確率が上がります。
営業活動やプライベートで例えると好きな異性への告白において、何度も失敗すると心が折れて、次に踏み出せなくなります。しかし、嫌われても構わないと開き直ると案外良い成果を生むことがあります。
５. どこかに嫌われることを恐れないこと。
飛び込み営業をすると、場違いな場面に遭遇することが多々あります。しかし、タイミングが合えば、社長さんに会うこともあります。交渉は社長に会えればそれだけで成功率が格段に上がります。電話でアポイントを取ろうとすると社長はあまり会ってくれないです。だからリスク覚悟で、嫌われる覚悟で飛び込み営業に臨むのも一つの大きな一手と言えます。
営業を成功させるコツがあるとするならば、夢以外は見ない。あえて空気を読まない。嫌われても良い。この３つを貫き愚直に毎日新しい扉を叩くことができれば下手なテクニックを凌駕するかもしれません。
そして、成功した後に私に１０００円を奢ってくれるのかもしれません。
念の為に伝えておくと、そのセミナーには１０００円以上の価値はありましたので、１０００円が欲しいわけではありません。
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