見出し画像

世界から見た日本国内のインサイドセールス普及率と、その訳

初めまして。Sales Labグローバルネットワーク推進室の羽生(はにゅう)と申します。
今回は、私の所属している部署の取り組みを紹介ということで、初めて執筆を担当します。

※私の人となりはインタビュー記事をご覧ください!


さて、突然ですがここで質問です。
下記の内「日本におけるインサイドセールスの導入率」を正しく表している数字はどれになるでしょうか。

① 11.6%
② 47.2%
③ 37.1%

・・・・

正解は、①11.6%です。
②は米国、③は欧州の同様の調査での数字を表しています。

元々アメリカから発祥したインサイドセールスですが、
この調査の数字から、日本のインサイドセールス導入率は世界的にみるとまだまだ低い状況にあることがわかるかと思います。

参考:法人営業とインサイドセールスに関するデータ集 HubSpot Japan実施『日本の営業に関する意識・実態調査』より

今回の記事では
「日本でインサイドセールスをより浸透させるためには?」をテーマに、
改めてグローバルネットワーク推進室で取り組んでいるAA-ISP日本支部の活動についてまとめました。

前回の記事はこちら。

AA-ISPが目指していること

AA-ISPとは、American Association of Inside Sales Professionalsの略で、
2009年3月に米国で誕生した世界で唯一のインサイドセールス専門協会の事です。
アメリカはもちろん、世界の各地に支部を持っており今年の7月には日本支部も新たに立ち上がりました。

なぜ日本支部を立ち上げたのか。
冒頭でお伝えしたように、日本におけるインサイドセールス導入率は
アメリカや欧州と比較してもまだまだ低い状況にあります。

なぜ導入率があがらないのか。
文化の違いや、環境の問題、もちろん様々な要因はあるかと思いますが

「インサイドセールスをどのように始めればいいのか」
「人材の採用や育成はどのように進めればいいのか」

営業やマーケティングといった職種に比べ、まだまだ歴史が浅い職種であるが故に
ノウハウや知見が手に入らない、というポイントがあるのではないでしょうか。

AA-ISPで得られる2つのメリット

AA-ISPは会員制度をとっており、会員になることで得られるメリットがいくつかあります。
このメリットが、先程述べた「ノウハウや知見が手に入らない」という問題を解決できる可能性を秘めているのではないか、と個人的には考えています。

メリット①常に最新の情報が追加されるインサイドセールスナレッジの宝庫

インサイドセールスに関するウェビナーやホワイトペーパー、ベストプラクティスといった情報がサイト上で公開されており、それらはいつでも入手する事ができるようになっています。
これまでに投稿されたコンテンツの数は、なんと2000件以上!
更新頻度も非常に高く、常に最新のインサイドセールスの情報がアップされています。

特にこのコロナ禍においては、世界中の企業がリモートワークへ切り替えたこともあり、
リモートワークにおける組織の課題感、営業の断り文句の対策など、今すぐ使えそうなノウハウが日々更新されています。

また、過去にAA-ISPで開催されたバーチャルイベントのウェビナー動画が残っているため、日本からリアルタイムに参加が難しいイベントでも、都合のよいタイミングで視聴することができます。

メリット②全7種類、独自のインサイドセールス認定プログラムの提供

AA-ISPでは独自のインサイドセールス認定プログラムを提供しています。
全部で7種類あり、インサイドセールス担当やマネージャー、BtoC向けなど様々な目的に応じてチャレンジすることが可能です。

例えば「CVS(=Certificate in Virtual Sales)」は、バーチャルセールスに必要なカメラやライトのセッティング方法から、バーチャルでのデモ紹介のノウハウなど、今後リモートワーク環境が続く中で必要なスキルが網羅されたプログラムとなっています。
基本的にはeラーニング形式で学ぶことができるため(中には、最終試験でLIVE形式のロープレが必要なものもあります)環境を選ばず自分のペースで進められることがメリットです。

まだまだ国内ではインサイドセールスのノウハウやメソッドが少ないですが、
このように体系だって学べる事は、人材育成や研修といった観点において非常にメリットのあるコンテンツではないでしょうか。

一緒に日本のインサイドセールスを前進させませんか?

ここまで「日本でインサイドセールスをより浸透させるためには?」をテーマにAA-ISPの取り組みと絡めお伝えしてきました。

まとめると、

●日本のインサイドセールス導入率は、11.6%と世界的にはまだまだ低い状況
●国内においてはまだまだ歴史が浅い職種であるが故に、ノウハウや知見が手に入りづらい
●国内外問わずインサイドセールスのナレッジやメソッドを共有しあうことで、
日本のインサイドセールス業界をより盛り上げていくことができるのではないか

来年1月には、AA-ISP日本支部初めての支部ミーティングを開催する予定となっています。

まずはAA-ISPとはどのようなものなのか?
日本のインサイドセールスにどのようにローカライズさせて活かしていけるのか?

そのようなお話や意見交換の場にできればと計画中です。

詳細が決まりましたらJapan Chapterのページにて広報させていただきます。
「日本のインサイドセールスの更なる発展や成長」に少しでもご興味を持っていただけましたら、ぜひご参加いただけますと幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?