見出し画像

二人の「推しシニア」が教えてくれた、私にとっての本当のFIRE~得たいものは自由と経済的自立だったのか?~

【こんな人を元気にしたい】
・アーリーリタイアやFIREを目指しているが、今頑張りすぎることになんかモヤモヤする方
・そもそもそんなこと自分とは無縁の話だと思っている方

こんにちは!営業おかぁちゃんです。

みなさん、FIREしたいですか?
したいですよね。お金、欲しい!
私もずっとそう思っていました。

これは私が偶然であった二人の「推しシニア」
「自分にとってのFIRE」を考えるきっかけをくれた。
そんなお話です。

【3行おまとめ】
・「FIREしたい」は漠然としすぎた願望なので、「何故したいのか」を具体化した方がいい
・具体化した結果、目指したい状態は「FIRE」ではなく他の状況かもしれない
・理想像を具体化すると、歩むべき道が見えてくる


◾️元気に働く二人の推しシニアが私に与えてくれた違和感

私は昨年二人の推しシニアに出会いました。
それぞれ簡単にご紹介します。

①都心部のコンビニで朝から働く瀬戸さん(仮称)
会社の近くのセブンイレブンで働くとても元気なおばぁちゃん。レジ打ちも早く、何より声がハキハキしてて大きい。

「瀬戸さん、いつもお元気ですよね。」

思わずそう話しかけたことがあります。
そしたら瀬戸さんはニコッとして言いました。

「いやぁねぇ、元気なふりしてんのよ!笑」

思わずこっちもニコッとしてしまいます。
②眼科の検査員として働く太田さん(仮称)
半年に一度行く眼科で働く元気なおじいちゃん。
年に2回しか会わないのに、会った途端まるで旧友のように話しかけてくる。

「前回コンタクト変えたよね?調子どう?」

あまりにもニコニコ話しかけてくるから、思わず私も笑顔で返します。

「ばっちり!とっても調子がいいですよ!」


お二人の共通点は2つ
・定年後、恐らく70歳以上であること
・そしてニコニコ、とても楽しそうに働いていること


この二人を見て生まれて初めて思ったこと、それは「こんなに楽しそうに働けるなら、60、70でも働くことは悪くないのかもしれない。」ということでした。

あれれ、私はFIREしたいはずなのに?
なんでそんなことを思うんだ??

一瞬よぎった考えに強い違和感を覚えます。

◾️目指したっかたのはFIREではなかった

なんとなく、歳を取ったら働きたくない。
しんどそうだし、好きなことして暮らしたい。
だからアーリーリタイアしたい、FIREしたい。

老後についてそう思っていました。

しかしお二人に出会って何故私はこんな価値観を持つようになったのかを改めて考えます。

浮かんだのは前職の大手企業での体験。
社内でたくさんのご年配の方とも働きました。
当時そこそこに激務だったので、定年間際の方も何十時間も残業してる方がちらほら。

その方々のほとんどに言われた言葉があります。

「こんなに働きたかないけど、
他にできることがないから仕方なくいるんだ。」


私はこの言葉を10年聞き続けたため、
50、60歳で働く=つらくて嫌なこと
そう思い込んでしまっていたのです。

そう、私はFIREを目指したかったのではなく
50、60歳になった時「ここにしかいられない」という理由で暗い顔をして働く、そんな状況を避けたかったのです。


◾️「アーリーリタイアしたい」「FIREしたい」という言葉の粗さ


アーリーリタイアしたい
FIREしたい

この言葉はとても粗いもののようです。

アーリーリタイアしたい理由・FIREしたい理由について
「理想の老後とはなんのなか」
「逆にどうなっていたら嫌なのか」
「何がきっかけでそう思っているのか」

こんな問いで解像度をあげると
本当に目指したいものが見えてきます。

今の私はあいかわらずFIREしたいと思いつつも、
「いくつになっても楽しく仕事をしていたい。
そのためのスキルや道筋を考えたい。」

そんな価値観も付け加えることができました。


◾️自分にとってのFIREの意味を考える

FIRE、出来たら最高ですよね!
毎日好きなことして暮らしたい、分かります。

「アーリーリタイアする・FIREする」
その言葉の裏側に皆さんはどんな理由を持っていますか?


働きたくない、好きなことをしたい、だけでなく
そう思った理由や将来イメージを言語化してみて下さい。

そうしたらきっと
3,000万を貯めるために今がむしゃらになって働くのか、
1,500万の貯金を目指して別のスキルを磨くのか、
いますぐ起業して自分のアイデアを形にしていくのか、
あなたの将来にぴったりのやるべきことが見えてくると思います。

100人いたら100通りのFIREがある。
皆さんはどんなおじいちゃん、おばあちゃんになりたいですか?
是非、一歩踏み込んで考えてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?