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詐欺じゃないオンラインビジネスのリスト

おはようございます。スモールビジネスに斬新な事業アイデアはいらないと思っているプロコンです。

それでも、アイデア力というのは施策レベルで物事を考えるときには必要だと思っているのでアイデアの作り方の本などは折に触れて読み返してます。

さて、今回は海外のスモールビジネス事業の具体例を紹介するケーススタディではなく、Medium(海外版noteみたいな)で見つけた「本当に継続的な収益を発生させるオンラインビジネス」で紹介されていた事業領域を紹介します。

これまで、成功例から失敗例まで4つのケーススタディを行ってきましたが、毎週毎週ケーススタディをやっているとあなたの中できちんと咀嚼する時間が足りないのではないか?と考えたので今回の記事を書いていました(過去形)。

ただ書いているうちに、「実績のない人がこれで稼ぐのは難しそうだなー」という事業領域も登場してきたので、それなら「実績のない人間が情報商材を合法的に、そして購入後も顧客の納得感もある状態で販売する方法についても書いてみよう」というアイデアが浮かび方向転換しました。

その部分はマガジン購読者限定ですが、元々書こうと思っていた部分は無料で読めるので、是非お楽しみください。

1. 自己出版

権威性になる&複数出せば安定した収益にもなる。
基本的に流入施策無しで売れるものでもないので、プラットフォームハックもしくはSNSからの流入などある程度、インプレッションが集められる方法を知っている必要があります。

AmazonのKindleのセルフパブリッシングとかが有名ですね。

・中身はとりあえず分量多く
・自分のストーリーもちょっぴり載せる
・フロント商品であることを意識して構成する
・類似ジャンルの書籍から表紙デザインの傾向をつかむ

という点を気を付ければよいのではないでしょうか。

2. アプリ開発

UberやAirbnbを作るのは無理。というか作る必要はないです。

コードの書き方が分からなくてもNocodeアプリでα版を作ればいいですし。
デザイン?時価総額10兆円を突破したこともあるAirbnbの最初のデザインはこれですよ?
今どきBootstrap使ったりNocodeアプリ使えばこれよりはましなプロダクト作れます。

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いいビジネスモデルが思いつけば、まずNocodeアプリを使って開発してみる。もしくはLPを用意してリストを集める。
本当に良ければ市場からの反響をもとに資金調達がしやすくなりますし、失敗しても経験値が溜まります。長期間かけてリリースするくらいならLPやMVPで市場の反応を見てみましょう。

ちなみにAirbnbの創業者たちはめちゃくちゃしぶとくて、借金まみれの時には選挙に便乗してオリジナルシリアルを作って売って利益を出していたことを知っていますか?。
その時は民泊会社ではなく、シリアル会社です。

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シリアル工場に見積もりとってもお金が無いから、作れない。
パッケージのみアートスクールの先輩に無料で1000箱分印刷してもらって(レベシェアで)市販のシリアルの中身を詰めて売ってたんです。
そりゃーこれだけ泥臭くしぶとい人たちなら成功しますよね。

泥臭さについては、以下の記事でも取り上げています。
キャンドルビジネスのケーススタディ
ゴッホ展2021にて感じたピカソの凄さとマーケティング~その副業情報の発信、価値あるの?

3. 他人の製品を売る

このビジネスモデルをなんて言うか知っていますか?
そうです、アフィリエイトですね。

今時アフィリエイト?うさん臭くない?と感じる気持ちも分かりますが、営業代行といえばそれっぽいですね。
Wordpressでサイトをつくってもいいし、noteを使ってもいい、TwitterをはじめとするSNSを使ってもいいです。とにかく、認知を集めること。認知さえ安く集めることができればスモールビジネスは成功します。

ただ、普通の人は続かないので無理ですね。稀に凄い才覚を発揮する人もいますが、

「アフィリエイトは初期費用が掛かんないから凄い!」

なんていう甘い考えを持っている人は、確実に失敗するのでおとなしく別の事業を考えたほうがいいです。

4. オンラインコースの作成

ドラッガーは言いました。
「自分の強みに集中することでより多くの価値を提供することができる。」と

オンラインコースというのはそのまんまです。自分の知識・経験・専門性を販売すればよいのです。
え?知識も経験も専門性もない?

まずは、本当に知識も経験も専門性もないのかをじっくり考えてみましょう。人間は日常についてあまりにも鈍感なので、周りから見たら特殊環境であっても認識できません。
自分でどれだけ考えても出てこない!という方は、一旦内省系の手順を書いた本を購入してやってみる。それでもだめなら友人などと考える。それでもだめならコーチやコンサルタントなどの第三者を雇って分析をしてもらいましょう。一時間五千円~一万円くらい出せば、探すのはそれほど難しくないと思います。「ビジネスにできるアドバンテージを探す」ことを主題に置けばほとんどの方は”ビジネスの種”を持っているので、専門家の質にもよりますがアドバンテージは見つかります。

軽視されがちですが、「自分のアド(優位性)はなにか?」を把握することはスモールビジネスをやる上でかなり重要なのでしっかり時間をとって考えましょう

自分で考えても、本を読んでも、友人と考えても、専門家を頼っても自分のアドバンテージが見つからない場合は諦めましょう。
カスな情報商材を売るくらいなら、まじめに働いたりスモールビジネスで実績を作りましょう。

あなたがいま何歳かは分かりませんが、これまで生きてきた軌跡に「他人に教えられることが何一つない」確率は低いと思います。

さて、自己分析により自分の異端が分かった方は、オンラインスクール作成プラットフォームがあるのでそちらを利用しましょう。
KajabiやTeachableなどのプラットフォームを利用してオンライン講座を作りましょう。
オンライン講座と言っても難しく考える必要はありません。「あなたも3ヶ月で100万円を稼げる!」みたいなうさん臭い情報商材を作る必要はないのです。

「よし、昆虫色について詳しいから初心者がとっつきやすい昆虫についての教材を作るぞ!」みたいなものから「ニッチな業界で卸売りを成功させる方法」とか、「スイーツビジネスの始め方」とか「フィットネスクラブのスタッフ育成方法」とか「シフトを決める効率の良い方法」とか

超ニッチで、Youtubeにもほとんど情報が無いけど確かに知りたい人がいる情報なら購入してくれる人はいます。

逆に言うと、メジャージャンルの教材であれば、需要も大きいため書籍も存在するでしょうし、Youtubeに動画も上がっているでしょう。
なので、「なぜあなたから買うのか?」という理由付けができません。

なんども言いますがカスみたいな稼げます系の情報商材をあたかも素晴らしいものかのようにパッケージングして売らないでくださいね。

まぁ、仮にですよ?
私が「現時点で実績は全くない。だけども合法的に商材を売ってクレームが出ないように実績を作りたい!」となった場合どうやるのかを説明します。
ちょっとグレーなやり方を書くので有料部分に書くことにしました。

大したことじゃないですが、購入者の納得感も醸成しつつファン化もできる方法です。

5. 有料ニュースレターの作成

有料ニュースレターの代表的成功例として、Ben Thompson氏の "Stratechery "があります。彼はこのデジタル製品を普及させ、今では数百万ドルを生み出しています。

勿論、あなたが次のベン・トンプソンになる必要は無いです。なろうと思ってなれるものでもありません。
少額でもいいので、お金を払ってくれるファンを作ることができれば、ニュースレターで十分に生計を立てることは可能です。

今では、便利なツールが出ているので簡単にメールマガジンを発行することもできます。
noteの有料マガジンもそうですし、SubstackやGhostを使用してもOK。
取引手数料がとられないメジャーどころのツール・プラットフォームで行くとConvertkitとKajabiが有名ですね。

ちなみにこのスモールビジネスの教科書も有料ニュースレターです。スモールビジネスの教科書を作った目的は別の記事「スモールビジネスの教科書のマーケティング戦略公開」で解説しています。きれいごとだけではないので、「何でこいつはこんな定期購読マガジンを始めたんだ?」と気になる方は是非ご覧ください。

6. オンラインコミュニティ

有料のオンラインサロンは正直キツイと思います。マネタイズまでの道のりが遠いからです。SNSやリアル活動などでファンを作り、提供サービスを決めて作ってやっと課金してもらえます。

地道な活動が実って、いざオンラインコミュニティを作ってみれば管理も面倒ですし、大量の参加者が見込めるジャンルじゃなければ単価も高く設定しなければなりません。

また、コミュニティのジャンル(ビジネス、恋愛、ナンパ、アダルト)の選択を間違えても辛いですよね。匿名性のない、「やさしい世界」でエンタメ系のコミュニティを作ることができればかなり事業としての旨味もあると思います。

LINEオープンチャットやSlackのようなツールを作って管理人:参加者の1:n構造ではなくn:nの集合知を使う方が賢いコミュニティ運営になるでしょう。

LINEオープンチャットやSlack等の集合知コミュニティが賢い理由。
・管理が楽
・コンテンツを管理人だけが作る必要がない
・無料なので登録ハードルが低い
・継続的にタッチポイントができるので有料マガジン等につなげやすい

7. オンラインコーチング

コロナの流行に伴い、オフラインで行っていた活動(ジムでトレーナーの指導を受けるなど)をデジタルプログラムに切り替える人が増えています。
これはフィットネスコーチに限ったことではありません。ZoomやSkypeを使って、ほぼすべてのタイプの1対1のコーチングを置き換えることができます。

繰り返しになりますが、あなたが何を得意としているか、言い換えれば何がアドバンテージなのかを把握することが重要です。
人は専門知識(特別感)にお金を払いたいものなので、経験のない分野でコーチングをするのは無謀です。

十分な経験を積めば、グループコーチングや複数のセッションの予約にも徐々に拡大していくことも可能ですし、そうなると時間単価も上がっていきます。

容姿が優れている場合は、専門知識が無くても実現可能性が高いです。
この場合、顧客が価値を感じているのは内容ではなく、時間(体験)そのものになります。分かりやすく言えば、お話できる時間にお金を払うよ、ということです。顧客側も事業者側も「キャバクラやガールズバーではない!」という認識が持てるのでWin-Winではないでしょうか。加えて、その体験自体に価値を感じる人がいるというのは事業的な観点から言うと素晴らしいです。

属人性の高いビジネスですので、スケールは難しいかもしれませんがやりがいのあるビジネスだと思います。

8. フリーランス

Crowdworks, Lancers, ココナラなど、案件が落ちているプラットフォームはたくさんありますが、長期的にフリーランスで食べていこうと考えているなら、おすすめはしません。理由はお分かりかと思いますが、単価が安く単発案件が多いという魔界だからです。

発注者側としては、こんなに安く働いてもらっていいのかと思いますが作業者側のことを考えると辛いです。未経験で実績もコネも何もない場合はこちらで実績を積んでみるのもいいかもしれませんが、基本的に未経験で何もできないのにフリーランスになる意味が分からないです。

自分のサイトを作り、コンテンツを公開し、質と報酬の高いクライアントと繋がれなければフリーランスとしては辛いと思います。今であれば、オンラインサロンに入って、そこでスキルを身に付けてクライアント様を見つけるというのが良いのでしょうか。
フリーランスをやるなら、自分でスモールビジネスを作り、その実績を基にコンサルや代行業の営業をするほうが楽しいと思います。

参考文献

8つのオンラインビジネスについて

Airbnbについて


むしろ購入しないで欲しいとすら思っている有料部分。

流石に0から説明するのは大変なので購入条件を付けさせてください。

・セールスライティング、コピーライティングの基礎が分かる
・不明点があれば自分で勉強できる
・LPの基本的な構成について理解している
・この知識を悪用しない

以上の条件を満たす人だけが購入してください。

※「私ならこうする」という例であり、試して実績があるわけではないので誤解の無きようお願いします。ただ、書いていて自分でもユニーク手法だと思ったので誰かにテストしてもらいたいですね。

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