【数値で分かる】法人利益一千万円はどのくらい簡単なのか？年収一千万円はどのくらい難しいのか？

読者の方は当然分かっていると思いますが、スモールビジネス大全は「スモビジ起業推進過激派」です。

「金持ちになりたいならIPOよりもスモビジオーナーを目指せ！」と主張する記事を書いたり

「金持ちになりたいなら年収一千万円よりも副業収入5万円を目指せ！」と一見すると論理破綻している主張をしたり

「勝てる状況が作れるまで会社を辞めるな！しがみつけ！」と炎上しそうな記事を書いたりしているので分かってますよね。

そもそも、スモールビジネス大全で更新されるコンテンツは「未経験者でもスモビジ起業をするために必要な情報」に特化されていますからね。

なぜ私がこんなにスモビジ起業をおすすめしているのかというと、自分の体験談としてスモールビジネス起業って美味しいな。って思ったからなんですが、それだけではありません。

数値的に考えてみてもスモールビジネスオーナーの方が会社員よりも圧倒的に簡単に稼ぐことができるという証拠があるからです。

これを読んだら「やべ、今すぐスモールビジネスオーナーになりたい！」と思うこと間違いなしなので、会社を辞めないように上で紹介したnoteを読んでからこの先を読み進めてください。

会社員で年収一千万円稼ぐ難易度を考えてみよう

これを読んでるあなたに質問です。

年収一千万円を稼ぐのってどのくらい難しいと思いますか？

詳しい方であれば「年収一千万円は日本の上位約4%」という事実を知っているかもしれませんね。大体、25人に1人です。小学校のクラスに1~2人くらいが年収一千万円に到達するというイメージですね。

国税庁：民間給与実態統計調査結果より抜粋

上位約4%を別の表し方をすると偏差値約68相当。さらに別の表現をするとIQ126(sd15)、IQ142(sd24)。

うすうす気づいているかもしれませんが、相当な難易度です。

学歴があり、仕事を円滑に進められるコミュニケーション能力があって、いい会社に就職して、真面目に勤務してやっと到達できるのが年収一千万円です。

ツイッターで物知り顔をして「年収一千万円は大したことがない」と言っている人のほとんどは年収一千万円の仕事に就いたことがありません。無視してください。

「年収一千万円を貰っても大した生活ができないという話」と「年収一千万円の仕事につくのは大したことがないという話」には深い溝があります。

後者に関しては「どのレベルの難易度だったら大したことなのか？」という疑問が浮かびますがおいておきましょう。

法人で年間利益一千万円を実現する難易度

同じく、国税庁が発表している標本調査結果を参考に考えていきましょう。

以下に示したのは「農林水産業における所得階級別・資本金階級別法人数」です。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ご安心ください。すぐに解説します。

令和二年度会社標本調査結果より抜粋

赤線は利益額による階級、つまり「年間どれだけ利益を出したのか？」を表しています。

青線は資本金による階級、つまり「その会社の資本金はいくらか？」を表したものです。

今回、着目したいのは「法人がどれだけ利益を出したか？」なので赤線の方だけに注目してもらえれば大丈夫です。

では、「年間利益一千万円を超える法人はどのくらいあったのか？」を計算してみましょう。

農林水産業で稼ぐ難易度

着目するべき部分は以下のオレンジ色で塗りつぶした部分だけです。農林水産業に関しては全体で利益法人が12,088法人、欠損法人が22,395存在し、一千万円を超える法人が3,035法人あります。割合で言うと$${3035÷(12088+22,395)=0.088}$$なので上位約8.8%が利益一千万円以上を計上しています。

令和二年度会社標本調査結果をもとに筆者が算出したデータ

鉱業・建設業で稼ぐ難易度

これだけだと、農林水産業を営む法人が利権まみれで稼いでいるだけかもしれないので鉱業・建設業でもそれぞれ計算してみましょう。

鉱業：21.9%

建設業：13.0%

とはいえね！鉱業でスモビジ起業とか想像つきませんし、建設業も難しそうですからね！別の産業でも計算すべきですよね！

※以下有料部分で提供しているもの
・各産業の法人利益1千万円を実現する難易度
・産業全体の平均値
・寄せられるであろう質問「優秀な人が法人化するから難しいのでは？」と「赤字法人の割合も多いのでは？」について回答
・今回利用した加工済みデータ

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