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【行動力大全#2】実行力を高める!最強アクションプランの作成フレームワーク

私、ずっと疑問だったんです。「会社員やアルバイターとして働くことはできる人が、自分の事業を始めるとなると全く動けなくなるのは何でだろうか?」って。

逆パターンで「会社員やアルバイターとしての適性は全くない人が独立起業して成功しているパターンが多いのはなぜだろう?」と感じたこともあります。

これを読んでいるあなたも、きっと「労働による収益」を得たことがあるでしょう。「利益を生み出す組織の下で、賃金を貰いながら働く経験」、ありますよね。

でも、ほとんどの人は事業自体を生み出すことはできませんーーいや、なんで?

知識がないから?

でも、それじゃあ納得ができないことがあるんです。頭("地頭"という謎概念含む)が良くないのに金持ちになっている中卒のオーナー社長の存在。彼らについてはどう説明するんです?例外判定ですか?

確かに、頭が悪くても「顧客はこういうもんが欲しい」という顧客ニーズについて理解しているのは事実でしょう。でも、平均以上の能力がある人であれば顧客ニーズを理解することは可能じゃないですか。

必ず、「知識がないから」とか「顧客ニーズを理解してないから」以上にクリティカルな問題があるはず……。

”カネをもらいながら働くことはできるけど、自分で事業が作れない問題”については、これまで何度もスモールビジネス大全で取り上げてきました。

そのたびに、いくつかの問題(原因)については潰してきたのです。

スモールビジネス大全で潰してきた「行動できない」原因たち

知識がないから動けない

こんなもの、スモールビジネス大全を購読してれば毎月海外スモールビジネスの実例をもとにケーススタディが身に付けられますよね。

少なくとも「アイデアがない」なんてことはないはず。

他にも、マーケティング関連の基礎知識から実践的な知識も、経営資源の使い方も、利益を伸ばすプライシングについても、ゼロイチの集客についても、ビジネスモデルについても散々noteで解説してきました。

「知識が全くない」なんて、……ありえないーーはず。

インプットが楽しすぎて動けない

情報を仕入れて知識を増やすのが楽しくて、インプットばかりしてしまうせいでアウトプットの時間が取れない人もいますよね。

私もインプット大好きなので気持ちが分かります。でも、いくらインプットしようとそれだけでお金が生まれることなんてないんですよね。

ゲームみたいな世界なら「知識が1上がった」みたいな感じでステータスに反映されてるのかもしれませんけど、現実世界だとそれもありませんし。

インプット好きな人の中には「知識を得る快感」を求める人、「行動する不快」から逃れたい人のどちらもいます。

どちらのタイプの人に関してもインプット過多への対処法をnoteで解説しました。

上記note以外でも「スキルや知識よりも重要な素質」を説明したnoteで行動するための方法を少し触れましたね。

なので、「インプットがやめられないから行動できない」も嘘ーーというより解決できているはず……ですよね?

知識はあるけど、不確実性が怖くて途中で失速する

知識はあるはずだけど、少しの不明点、不確実性によってあっぷあっぷになってしまい、行動を辞めてしまう人はめちゃくちゃ多い。

人類誕生から約600万年かけて「不確実な報酬」を避けるようにプログラムされちゃってますから、「稼げるかどうか分からない」という状況がめちゃくちゃ嫌いなんですよね。仕方ありません。人間は、そういう生き物ですから。

でも、一方でパチンコや競馬、カジノのように「不確実な報酬」のせいで人生が破綻するようなサービスもあることを私たちは知っています。

2022年12月に公開したnoteでは「行動を止める不確実性」と「行動を促進する不確実性」、この違いは何から生まれるのかを学んで、不確実性を本能レベルで味方につける方法を学びましたね。

よって、不確実性が怖くて途中でやめてしまう。という問題も解決しているとしましょう。


このnoteは、スモールビジネスをやるやらない関係なく、最高クラスに役立つと思っているので、ぜひ読んでください。


他にも、「時間がない」とか「覚悟がない」とか

他にも「時間がないから」とか「金持ちになる覚悟ができてないから」とかとか、行動しない理由を沢山潰してきました。

しかし、行動しない理由(原因)というのは、まだまだ無数に存在しています。というのも、人間という生き物はめちゃくちゃうざいんです。具体的には、言い訳をするときは一流アーティストレベルにクリエイティブになるんですよね。

この創造力のせいで、行動しないすべての原因を潰すのが不可能になっているんです。

そこで私は思ったのです。細々とした行動しない理由に対して、解決策を伝えたところで意味はない、と。もっと根本のところから解決する方法はないものか?と。

そうして出来上がったのが今回のnoteです。

そもそも、なぜ行動できないのか?

これまでのnoteで潰してきた行動しない理由たちも、まぁまぁ根本に近い話をしています。しかし、もっと根本を掘っていくと行動しない原因はたった二つの理由に集約されることがわかりました。

行動しないのはたった二つの理由に集約される

  1. "もっといい方法があるはず"という希望を捨てきれない(損失回避性)

  2. コンフォートゾーン(今の自分)を”変える不安”を乗り越えるほどの理由がない(必要性の欠如)

損失回避性と必要性の欠如、この二つこそがあなたの実行力が上がらない根本原因です。

「何をすればいいのかわからない」という人が周りにいたら教えてあげてください。「あなたに欠けているのは知識や具体的なノウハウなんかじゃないですよ。損失回避性と必要性が欠如しているからですよ」と配慮が欠けているアドバイスをしてあげましょう。

本当の原因は「損失回避性」と「必要性の欠如」。この二つさえ解消できれば、知識不足や具体的なノウハウが無くても行動できるようになります。

情報商材やノウハウ系の本を買ったはいいものの、途中で情報が古くなったり、実践できない部分が出てきてしまって諦めた経験がある人、いますよね。

今回のnoteでは損失回避性を対処するための方法をお伝えします。具体的には、情報が不足している状況下でも、具体的なアクションプランを作成し、実行力を伸ばすフレームワークを伝えます。

スモビジ大全でいつも公開している、事例を紹介したケーススタディも重要ですが、「行動できるようになること」は、より根幹のスキルです。必ずスキをして、いつでも読み返せるようにしておきましょう。


長くなりすぎてしまうので、コンフォートゾーンを抜け出すための必要性の設計については、別のnoteで解説します。スモールビジネス大全の2月公開予定。


大前提:情報が足りないことはポジティブですらある

まず、大前提として「情報が足りない」、「教材と完全に一致していない」などの状況に直面したとしても、何の問題もないことを知っておきましょう。情報が足りないことは、むしろポジティブですらあります。

というのも、どんなに小さい事業をやるにしても、予想外の事態、初めて経験する事態というのは起きるからです。


なんの事業経験もないSさんがECサイトで商品を販売しています。

Sさんはちょっとおっとりした人であり、「商品が売れたら発送すればいいや~」くらいに考えながらECサイトを運営しています。

しかしある日、お客様から「この商品を大量に購入したいので卸売りの相談をさせてもらえないか」という問い合わせがありました。

また別の日には、品質に納得いかなかったお客様から返金の依頼がきました。Sさんは「商品に不備があれば返金しよう」と、まともなお客様からの返金依頼は想定していましたが、品質に納得がいかないという返金依頼は想定してないのです。

お客様は「商品は捨てたので証拠はないが、品質が悪く、商品に不備があった」との一点張りです。

さらにさらに別の日、サプライヤーからの納品が遅れたせいでお客様を想定以上に待たせてしまい、クレームの連絡が来てしまいました。


などなど、今回紹介したのは序の口。事業を作っていれば「はじめて」をたくさん経験していくことになります。

それにもかかわらず、「はじめての事態」が訪れただけで次に何をすればいいのか分からなくなってパンクするというのでは、事業を成長させることは難しいですよね。

書籍や情報商材を買って、「情報が足りてない」、「情報が古くて説明時のUIと違う……」と不安に思う気持ちもわかります。しかし、むしろラッキーです。どんな書籍・教材であっても「すべての状況に対応した完璧な知識」を与えてくれることなんて、ないことに気づけたんですから。

事業を作る、できるだけ早い段階で「分からないことに対応する方法」を身に付けておくのは、風疹の予防接種のように大事なことなのです。

いいですね?「わからない」、「情報が不足している」、「初めての事態」はポジティブなことです。

ミスをしたらいけない場面になってから「はじめての事態」を経験することに比べたら、平常時に経験できることは幸福。

では復唱してください。「情報不足はポジティブですらある」※

※わからない事への対処に慣れてくると「情報不足は当たり前。だけど普通に情報欲しい」という気持ちに変わってきます。そうなってきたら成長したなぁ、とご自身の成長を噛みしめてください。

いや、本当に。

情報不足下で行動するためのコツ「脳内で先に行動する」。

情報が不足している中で行動を起こすためのコツとして「脳内で先に行動する」が挙げられます。いわゆるシミュレーションですね。

頭の中でお得意の妄想をし、想定されるアクションプランを作るのです。どこで行動するのか?何が必要なのか?どのような障害があるのか?その障害はどのように乗り越えるか?などなど。

何もわからない場合は、10分間※だけ調べる時間を設けましょう。10分間調べてもわからないことに時間を使うのはもったいないです。


※リサーチになれていない場合、最大1時間までを調査時間としてもよいです。1時間、集中して調べても情報がない場合、「調べてもわからないこと」に分類してしまいましょう。


「調べてもわからないこと」で悩んでも事業が先に進むことはありません。このことは腹落ちするまで考えてください。

「いや、でもどこかには情報が落ちているはず」と考えてしまう人もいることでしょう。しかし、あなたが触れられない場所にある情報は存在していないのと同じなのです。

情報商材との向き合い方

さて、「調べてもわからないことで悩まない」を腹落ちさせるうえで重要になってくるのが、情報不足を埋めてくれそうな情報商材とのかかわり方です。

リサーチしている中で「この商材を買えば、わかるかもしれない!」と希望を持ってしまうと途端に魅力的に思えてきます。この商材を買うべきか否かをどうやって判断するべきでしょうか?

これは非常に複雑な問題ですね。キャッシュの状況、時間がどれくらいあるのか、商材の中身がどのようなものと予想されるのか、などを考えて総合的に判断する必要があります。

ただ一つ言えることは、行動すれば分かることのためにお金を払うのは馬鹿らしいということ。そして、売上が立つ前の情報商材購入はすべて損金であるという意識を強く持ちましょう。

「調べても分からないこと」が行動すれば分かることであれば、購入する必要ありません。悩む必要すらないことです。事業立ち上げ前は事業を立ち上げることだけに集中してください。すべての話はそこからです。

シミュレーション上で障害が発生したとき

脳内シミュレーションをしていると、懸念点が湧き上がってくると思います。「返金依頼が来たらどうしよう……」、「一つも売れなかったらどうしよう……」、「文句を言われたらどうしよう……」などなど、リスク回避傾向にある人であるほど、障害に気づきやすいことでしょう。

こうした障害に対しては「もし起こったらどうするか?」という対処法までセットで考えておきましょう。そうすれば不安要素ではなくなります。

例えば、「返金依頼が来た場合は返金理由を聞いて妥当性を判断して対応する。クレーマーだった場合は断る」、「一つも売れなかった場合、imp, CTR, CVRどこに問題があるか調査して打ち手を考える。impの場合~~」、「価格が高いなど文句を言われたら、とりあえず謝ってミュート」など。

こうすることで「障害が発生した場合も含めたアクションプラン」が完成します。こうしてできたアクションプランはあなたの脳で考えうる最高のものになっているはずです。

あとは、最高のアクションプランに従って行動していくだけ。簡単ですね。

行動していくと、「あれ、こんなこと脳内でシミュレーションしたときは存在しなかったな」というタスクが必ず発生します。必ずです。

なので、あなたが考えた最高のアクションプランに「行動していく中でシミュレーションで想定しなかったことが起きた場合」の対処法も追加しておきましょう。

どんな対処法でも構いません。「10分間リサーチして分からなかったらとりあえず行動する」、「必須なタスクなら後に判明するはずだから、一旦無視して先に進む」など。

「想定外のことが起きる」という想定を基本スタンスとしておきましょう。

脳内実行をやるときの注意点。

脳内でシミュレーションするのってめんどうですよね。わかります。考えていくうちにメモリからあふれた情報がどんどん消えていきますし。

なので、これをやるときは、外部の媒体に記録しながら行うようにしましょう。

デジタルでも、アナログでもどちらでも構いません。Notionにぶつぶつ言いながら音声書き起こしをするでもよし、紙に汚い文字で雑に書き出すのもよし。

脳内実行は面倒くさいかもしれませんが、やる価値はあります。これまでやってこなかった人にとっては1,000万円の価値すらあります。

アクションプランはできたけど、行動できない人へ

ここまでの内容で、大まかにではありますがアクションプランが作れた人もいるでしょう。しかし、それにもかかわらず行動できない人も少なからずいるはずです。

アクションプランができたのに行動に移れないのはなぜか?

それは、行動する理由がないからです。現に、アクションプランを実行しなくても生きていけることはあなたの存在が証明しています。

何をすべきがが明確になっても、やる必要性を理解していなければ行動することはありません。逆に言うと、すべき行動が明確で、必要性を実感していれば人は動くのです。

何をすべきかが明確で、必要性を理解していれば人は動く

何をすべきかが明確で、やる必要を理解しているからこそ会社員は普通に働けるのです。

何をすべきか?はマニュアルになっていることもあれば、OJTで身に付けたものかもしれません。ときには上司に教えてもらうこともあるでしょう。

やる必要性に関しては「上司に怒られたくない」というようなネガティブを避ける意味合いもあれば、「評価されて出世したい」というポジティブな理由の事もあるはずです。

もしあなたが会社員として行動できるのに、自分の事業ができないというのであれば、「すべきことの明瞭さ」か「行動すべき理由」どちらかが不足しているはずです。

「すべきことの明瞭さ」は、アクションプランを作ることで解決できます。このnoteの有料部分では、超実践型のアクションプランを作るためのフレームワークを解説していきます。

人によっては、有料部分を読まずとも、ここまでの説明だけでアクションプランが作れるかもしれません。

「行動すべき理由」の設計方法については、2023年2月のスモールビジネス大全で公開予定です(noteが長くなり過ぎちゃうので)。

普通に考えればわかると思いますが、「不安を募らせる」か「報酬を設計する」の二択です。2023年2月公開予定のnoteでは、より具体的にどんな設計方法があるか?どんな設計が効果的なのか?などを説明していきますが、そこまで待つ必要はありません。

ご自身でできる「行動すべき理由」の設計を行ってみてください。それでも行動できなければ2023年2月に公開予定のnoteを見ていただければと思います。

超実践型アクションプランが作れるとこうなる

ちなみにですが、今回の有料部分を読んで、超実践型のアクションプランが作れるようになると初めて取り組むことであっても、動き出すことが可能になります。

行動している中で障害に出くわしたとしても、それを避けるための行動をとることができるようになります。

2022年12月に公開した「期待設計note」と合わせることで、これまでよりもはるかに高い確率で行動ができるようになるはずです。ぜひ合わせてご覧ください。

超実践型「アクションプラン作成」フレームワーク

早速、ざっくりとしたステップを確認していきましょう。

  1. タスク設定

  2. 障害設定

  3. 障害対応の設定

  4. 問いかけ型状況設定

  5. 脳内プレ・アクション(Pre-Action)

  6. トリガーマテリアルの設置

この6ステップでアクションプランを構築すれば、例えあなたの行動を阻む誘惑が道をふさいだとしても、それを乗り越えることができるようになります。

そして、このアクションプラン作成フレームワークは使えば使うほど、洗練されていきます。行動が阻まれたとしても、アクションプランを再度設計することで、強力な誘惑を乗り越えられるようになることでしょう。

ぜひ、何度も利用して、行動力を身に付けてください。


以下、購読者限定部分では「超実践型アクションプラン設計フレームワーク」の説明と配布(ダウンロード可能)を行っています。

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有料記事については定期購読していた月のものしか読めませんが、それでも十分に読みごたえがあると思いますので、興味がある方は定期購読をおすすめします。


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