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こんなにも違うもんなんだ

一日で一番「夜」の時間が長い、それは冬至。そして今日。
それでも16℃になるっていうから若干薄着したけど
雨、曇天、とても寒い。おいおいおい


お昼過ぎに寒すぎて、もう帰りたい。でも仕事はします。


まぁ文句垂れていますが、冬の楽しみがありまして。
岩手に住んでいる母のお友達がおいしいりんごを送ってくださるんですよ!先日も大きな箱2つ送ってくれました。


以前各地を引っ越し歩いていたころ、岩手に住んでいました。
その時のご縁なのです。

岩手は素敵なところで大好きなのですが、
「私の暗黒時代極まれり」という頃でした。

小学校ではさっそくいじめられ、小学校3年の2学期は学校に行けなくなりました。母も知らない土地で困り、突発難聴を患います。
ああ、私が学校行けないからだ…でも行ったらいじめられちゃうし…
こんな私いないほうが・・・

と毎日、庭の芝生を見ながらどうすることもできず困っていました。


その後母に聞いたところ
「え?まこちゃんが学校行けなかったのと、突発難聴関係ないよ」
そんなこと考えてたの~?と笑って言われました。


その当時団地で、奥様方が家にいる時世だったのでそのコミュニティが相当ストレスだったからと話していました。
「だってストーブをボーナス一括払い、っていうの団地中がしってるのよ!ばかばかしい」…だそうです。


私の不登校、は相当困っていたのも感じていたので母なりの優しさでそう言ってくれたのですよね。


そんな「団地の奥様コミュニティ」に嫌気がさしてたところに
「うちにアルバイトにこない?」と誘ってくださったのがりんごを送ってくださる方でした。


りんご農家を営んでいる方で、母の様子を見て誘ってくださったのです。
初めてだらけだったけど、とても面白かったと今でも話してくれます。


岩手を離れても、はねだしだけど~なんて言いながら送ってくださいます。
それを何年も「毎年おいしいなぁ」と思って食べていたのです。
小学校3年以降、カウントするともう…30年以上食べとる!
冬の風物詩、毎年楽しんでいましたが改めて
「あのりんごって特別なんだ」という発見をした年があるのです。

数年前、私が別の地域で暮らしている時に、りんごたべたいなと
スーパーで購入しました。それも赤くてピカピカの。

で、食べてみたら
あれ…ん?りんごの「底力」が全然違う、なんだか薄いわ!!!

買ったりんごもおいしかったんですよ?
でも、いつもいただいていたりんごの
ガツンと来るりんごそのものの力強い味が全く違う。

ありがとう、岩手のりんごと感謝してしまいました。


…って話を、送ってくださる方にしたのですが
「え~うそぉ、そんなことないよぉ」と電話口笑っていました。

なんでしょうね、この違い。

もしかしたら、なんですけど
りんごに「作りて」のやさしさがにじみ出ていたのかななんて思います。


母が困っている様子を「うちでアルバイトしてもらって気が晴れればいい」と思って、声をかけてくれたさりげない優しさ。
冬の寒さに優しい「味がしっかり伝わる味のりんご」

こんなところにも出るんだと、毎朝りんごをかみしめながらありがたくいただいています。今晩も優しいりんごをごちそうになろーっと。

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