見出し画像

SALAの大学生スタッフの頑張り(力)をもっと広めたい!アルバイトの域を超える彼女たち

今日皆さんに伝えたいのはSALA学生スタッフの頑張りについてです。


彼女たちとの出会いは2020年夏。
関西学院大学の国際学部の授業での呼びかけや知り合いの紹介をきっかけに、6人の大学生・院生がSALAのアルバイトとして加入してくれました。

画像2

彼女たちの行動力は目を見張るものがあり、働き始めて間も無く、飲食店のアルバイトの域を超えて自発的にSALAの事業を拡大するプロジェクトを立ち上げてくれたのです。

中でも力を入れてやってくれているのは、彼女たちにとって身近であるInstagramを使った

SALAのフォロワーを1万人にしよう大作戦

▶︎SALA instagram

始動からまだ1年も経っていないのですが、

フォロワーは2100人▶︎3400人(+1300人)

結果は数字でもしっかりと表れていますし、その足跡は学生たちが書いたnoteのマガジンにも集約されています。

彼女たちがこの1年間で取り組んできたことは、大きく分けてもこれだけあります。

▶︎学生スタッフがやったこと

●インスタグラムのページの統一(ブランディング)
投稿やストーリーをやりたいようにやるのではなく、フォロワーさんのことを考えてカラーを意識したり、

画像6

店の様子を伝えるために料理だけでなくスタッフ紹介を投稿したり。

いわゆる「映える」写真の投稿だけでなく、フォロワーの方にとって有意義な情報は何なのか?アンケートをとったりしながらニーズをキャッチし、様々な企画を考えてくれています。

これによってSALAになかなか来店できない遠方のお客様もSALAの情報を楽しみにフォローし続けてくれるようになったと思います。

①お母さんスタッフのことをもっと伝える企画「教えてSALA MAMA」

②旅行に行けない今、世界の様子を覗いてみる企画「Wonder」

③各国の豆知識を勉強する企画「SALAっと学ぼう!」

④SALAの日常を学生視点でお届けする「学生日記」

⑤学生のSALAの通販キットを試してみた企画

⑥SALAのまかないを食べながらフォロワーさんとコミュニケーションをとる企画「まかないライブ!」

⑦通信販売の商品をお客様が写真にとって投稿する企画「フォトコンテスト」


飲食というジャンルでフォロワー獲得が難しい中、彼女たちが自分たちで創り上げて来たコンテンツの積み重ねが確実に現在のフォロワーの増加に繋がっています。

●フォロワーの方が望んでいることをキャッチし反映
実際にお店に来てくださっているお客様や、インスタグラム内でのコミュニケーションの中で、SALAに対して何を望んでいるのか?何が嬉しい・楽しいことなのかをしっかりキャッチし、そこをとことん追求してくれました。
店長である私はいつもお店にいるので、「誰か(お客様)」の顔をリアルに想像して企画を考えるようにしています。しかし、毎日店にいない彼女たちも、私とほぼ同じレベルで相手が本当に望んでいることは何なのか?相手の顔を思い浮かべながら考えてくれました。そこから出来上がるコンテンツは、多くのフォロワーの方々に支持されています。

画像7

●購買への導線
ページに統一感を持たせてSNSとしてのブランディングができてきた後に、インスタグラムショップでのタグ付・オンラインショップへの導線づくりも行いました。それ以外にも、普段の投稿やストーリーから購買へつながる導線を自然な形で作ってくれたり、オンラインショップのページ編集なども担ってくれています。


画像8

●他業態との協働
コロナ禍だからこそ、様々なお店の方や企業さんとコラボすることもできました!企画をした際に、コンテンツを決定、インスタライブ、動画編集 などを積極的に行い、観てくれる人が「面白い!」と感じてくれるよう追求してくれました。


●PDCAサイクルの徹底
Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)何においてもとても重要なこと。毎月のミーティングでの定性的な振り返りだけでなく、隔週でのインサイトを活用した定量的な分析を用いて効果を検証・共有。これによって、今まで「何となく」だった結果がしっかりとした根拠に基づいた効果だということを把握した上で、次なるアクションを考えることができるようになりました。

画像9

スケジュール管理アプリを活用して、店長である私の投稿とスタッフの投稿が重複して情報が多くなりすぎることがないよう工夫してくれました。六人のチームがどうやったらうまく機能するのか?初めから答えはなく、試行錯誤しながらポジショニングの振り返りも細かく行いました。


こうしたことは彼女たちが純粋にSALAのことが大好きで、SALAのことをもっともっと広めたいと思ってやってくれたことです。

SALAインスタグラム.001

でも、結果的にはその行動一つ一つがこの1年のコロナ禍を飲食店として支える大きな力になっていたのです。彼女たちの素直な気持ち・実行力・豊かな発想・柔軟性・難しさを面白さにするポジティブな捉え方がなければなし得ませんでした。

コロナの影響グラフ.001

情報発信の観点だけでなく、彼女たちが作り上げたインスタグラムにより購買導線が増えたこと、SNS上での新規顧客の獲得などにより売り上げ面でも大きくSALAを支えてくれました。

▶︎コロナ禍の1年、飲食のあり方は大きく変化した

コロナ禍の中、飲食店としても大きな変化があった1年。国の方針でもありますが、メディアなどの影響もあり「感染のきっかけ」となる飲食店の利用頻度は激減し、「おうち時間」が強いられるようになります。
そうするとテイクアウト・デリバリー・通信販売(EC)の利用が急増し定着。

下の図のように外食・中食・小売のボーダレス化が加速し、「外食」の価値が大きく問われることになった1年だと思います。

画像3

https://www.inshokuten.com/foodist/article/5845/から引用

そんな中でも外食をする時に、より重視されることは「目的来店」。今まで「なんとなく」行っていた外食シーンは一切なくなり(会社帰りのとりあえず一杯、歓送迎会忘年会などの大規模な行事的飲食etc)、お店に行くことの「目的」とその「意味」に重きが置かれるようになりました。だからこそ、「誰」と「どこ」へ行くのか?の目的・意味がはっきりしなければ、飲食店としても選ばれない時代になりつつあると考えています。

SALAに来たことがない人は「行ってみたい!」来たことがある人には「また行きたい!」と強く思ってもらえるような「SALAへ行く目的」を持っていただくためには、彼女たちのSNS上での発信やコミュニケーション、ブランディングが必要不可欠でした。

「モノ消費」→「コト消費」→「イミ消費」消費者の価値観は大きく変わってきています。飲食と一言で言っても、おいしい料理へお金を払うこと以上にその背景にあるストーリー、体験に価値が置かれます。SDGs(持続可能な開発目標)もイミ消費の中の一つです。

先述の記事には、飲食店の価値5つにプラスして「提供態」(テイクアウト・デリバリー・通販・ミールキット・オンライン料理教室・ゴーストキッチン)が加えられたと書かれていました。

画像4

https://www.inshokuten.com/foodist/article/5845/から引用

この1年SALAの学生スタッフたちがやってきてくれたことはまさしくこの価値に直結するものでした。

今後、私たちはお客さんの食べたい食べ方に合わせた「提供態」を選択し、組み合わせることが重要になっていきます。そうなった時に全てのチャネルにアクセスできる導線が明確であること、新たな企画の際にはSNSを通して伝えて、体験を広げてもらうことも重要になってきます。

当たり前のことが当たり前でなくなり一筋縄では行かなくなった1年でした。


新たな価値に順応する柔軟さと多角的な視点が必要となった今、彼女たちの担った役割は計り知れないものです。

アジア人のお母さんシェフや私は、料理はできるけど最新のトレンドを理解し、うまく活用することはまだまだ難しいです。一方で学生スタッフは料理はできないけど、流行に敏感でそれを上手に活用する上でのスペシャルな視点や柔軟性、表現力があります。

できないことをすぐにできるようになる必要はなくても、声に出して補い合って生きていけばいい。
まだまだ過酷な日々は続きますが、どうか皆さんも「できないこと」を声に出してできることは「できるよ」と声をかけて乗り越えていけますように。SALAでもみんなで声を上げていきます!

これからもSALAの応援、どうぞよろしくお願いいたします!


最後まで読んでくださりありがとうございます。サポートは全てSALAの事業発展、スタッフのサポートの為に使用させていただきます。ぜひ、応援よろしくお願い致します!