何のために働くのか?→お金のために働く、でいい
私は何のために働くのか。
就職活動を始めてから、社会人25年を過ぎた今まで、この問を何度自分に投げかけたことだろう。
いろいろな人の話を聴いたり、本を読んだりしてしながら、自分なりの答えを探してきた。それは今でも続いている。
社会に貢献するため、自分の成長のため、家族のため、裕福な生活を送るため、家を買うため(ローンを返すため)、生活のため、幸せを感じるため等々
今思い返すと、年を追うごとに、人生のステージが変わるたびに、答えは変化してきた。今は、娘の学費を賄うため、自分たちの老後資金をためるため、というのが切羽詰まった目的になっている…
SNSや新聞記事などで、キラキラと輝いて働いている方々を見るたび、そんなことで良いのかと思うこともあるが、最近読んだ本の言葉に気が楽になったので紹介したい。
執筆当時、89歳で現役精神科医の中村恒子さんの著作だ。
その第1章「なんのために、働きますか?」の冒頭に「お金のために働く」いいやない、とあったのだ。
そのシンプルで明快な答えに、かなり気が楽になった。
難しいことは置いておいて、シンプルに生活するために人は働く、それでいいではないか。それが人が働く原点なのだからと。
私はこの歳になっても、日曜日の夜は次の日からの仕事を考えて気分が浮かないことが多いのだが、難しいことは考えず、気負うことなく、淡々と生活するために働いていこうと思わせてくれる。
おそらく、「何のために働くのか」という問いに対する正解はなく、人それぞれがその時々に自分を納得させる答えを用意しているのだろうが、著者が言うように、自分なりの答えを見失ったときは、大げさなことは考えず、生活のため、でいいのだろう。シンプルに生きてみよう。
~日曜日の夜、自宅にて。この本には心が楽になる珠玉の言葉がたくさん詰まっているので、また紹介したいと思っている。
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