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過剰な介護を報酬減で抑制。実態として過剰介護が多いのでしょうか?

過剰な介護に関する報道を目にしました。
記事によれば、厚生労働省が高齢者向け住宅を併設する事業所に対し、報酬を減らす方針を打ち出したとのことです。過剰な介護は公費のムダにつながると指摘されています。

記事は次のような内容でした。
- 過剰な介護が問題視されており、訪問介護サービス事業者が高齢者向けの集合住宅を併設し、入居者に過剰なサービスを提供している事例が増えている。
- 厚生労働省は4月から過剰介護の抑制を目指し、報酬を減らす方針を示している。
- 報酬減額の対象は、高齢者住宅を併設する介護事業所で、訪問介護の利用者の9割以上が併設住宅の入居者であれば、報酬を12%減らす。
- 介護支援専門員(ケアマネジャー)の報酬も、併設住宅の入居者へのサービスならば5%減らす。
- 過剰な介護は利用者本位の制度の理念に反し、厚労省が21年には過剰サービスが疑われるケアプランを自治体が点検できる仕組みを導入しているが、実際の点検実施率は低い。
- 問題の解決には、外部の目を通じて必要なサービスを吟味し、過剰な介護に歯止めをかける仕組みの強化が重要であると指摘されている。

介護施設の経営が厳しいという話も聞いていますが、過剰な介護が問題になっているのなら制度を変える必要性があると感じました。

現実に介護保険サービスの請求書を見ても、内容を理解することが難しい場合があります。施設に入っている間、受けているサービスが具体的に何かを把握することも難しい。
個人的な経験から言えば、亡くなった父の療養病院での医療費についても同様の状況でした。(比べるのが適切なのかはわかりませんが。)

介護をしていただけることに感謝しつつも、過剰な介護は避けたいというのも本音です。
何が過剰で何が必要なのかを見極めるのは容易ではありませんが、現役世代で介護保険料を負担する立場としては、その使い道には十分に配慮してほしい。
介護を必要とする多くの方々が適切なサービスを受けられるよう、必要な制度や施策の見直しをして有効に使ってもらいたいと思うのです。

〜出勤途中の朝活にて〜タイトル画像はみんなのフォトギャラリーからメイプル楓さんのイラストをお借りしました。いつもありがとうございます。

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