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痩せたいなら米を食べよ

ダイエットは9割が食事で成功する。

一時的に体重を落としたいだけなら食べないダイエットや断食も有りだが、健康で美しくスローエイジングを叶えたい40代以上には不向きだ。

では一体なにを食べたらいいのだろうか?

三大栄養素のエネルギー効率

食事の三大栄養素は脂質・糖質・タンパク質だ。

なぜ三大栄養素と呼ばれるのか?

栄養素の中でも特に身体を動かすエネルギー源になる栄養素だからだ。

その三大栄養の中でもダントツでコスパが良いエネルギー源になるのはどれか、皆さんはご存知だろうか?

多くの方がダイエットの敵と勘違いしている『糖』である。

世界の主食はぜんぶ『糖質』

考えてみれば、世界中どこへ行っても主食と言われるものは『糖質』だ。

小麦で作られるパンにしても、トウモロコシにしても、ジャガイモにしても、我らが日本の主食である米にしても、糖質だ。

かつては、その主食に頼りすぎるが故の病気もあったが、冷蔵庫があり、物流が発達した現代において、余程意図して偏食しない限りその心配はない。

では、糖なら何でも食べてOKなのだろうか?

YESであり、NOである。

どっちやねん!と責めないで欲しい。

「糖」単体ならさほど問題ないのだが、総菜・インスタント・加工食品が蔓延している現代において、なんでもOK!ほど怖いものはないのである。

糖の種類

糖質=炭水化物と思っている人もいると思うが、正確に言うとイコールではない。
糖にも種類があるのだ。

栄養素として直ぐに体内に吸収される糖は、単糖類と呼ばれる。
吸収するスピードが数分と早いため、運動をした後や、強いストレスがかかって直ぐにエネルギー補給が必要なときは単糖類だ。
だから病院ではブドウ糖点滴がよく行われている。

よく言う「砂糖」は、少糖類に含まれる。
単糖に分解するプロセスが必要になるため、吸収するスピードは10分~1時間ほどかかる。

そして多くの人が糖質とイコールだと思ってる炭水化物は、多糖類に分類される。

糖を体が吸収するためには最小単位の単糖まで分解しなければいけないのだが、多糖類は糖がたくさんくっついているため、吸収するスピードが非常にゆっくりで、単糖にまで分解されてエネルギーに変換されるのに5・6時間もかかる。

米がダイエットにオススメな理由

多糖類である炭水化物が消化・吸収に時間がかかるということは、言い換えれば腹持ちが良いということだ。

多糖類は食物繊維が豊富に含まれることが多いので、腸内細菌のバランスを整えたり、便の量を増やして排便がスムーズになる効果もある。

文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂2020年版)」によると、ご飯茶碗に軽く一膳(約150グラム)は234キロカロリー、レトルトパックの〇トウのごはんは1パック200gで294kcalだ。

どんなに小食でも1日3回ご飯を一膳食べていれば、基礎代謝に必要なカロリーの約半分は摂取することができるし、たとえ毎食大盛り一膳(200g)食べたところでカロリー・オーバーすることは無い。

なにより難しく考えなくても三大栄養素のエネルギー効率の糖質が占める比率をクリアすることができるのだ。

以下の記事でも書いたように、どんなに活動量が低い人でも1日に必要なエネルギー量がある。

このエネルギー量が足りていないと脳がパグを起こして、もっと食べて~!と余計な指令を出す。

だから健康で美しく痩せるためのダイエットで必要なことは、まず必要なエネルギー量をしっかり確保することなのである。

そのために最もコスパがよく、どんなおかずにも合って、ご飯だけでも食べれて、飽きが来ない日本人の主食、ご飯は毎食しっかりと食べることを私は薦めたい。



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