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喪中はがきに写真を入れたい思い

あと3ヶ月弱で今年も終わる。

半年前に母を亡くしたので喪中はがきを準備するのだが気乗りはしない。

喪中はがきの正式名称は「年賀欠礼状」。

新年を喜ぶ挨拶を控えることを詫びるのが本来の意味合いで訃報を知らせることが目的ではない、らしい。
喪中はがきで近況報告をしたり手書きで一言添え書きすることは一般的ではない、らしい。
郵便局のサイトで学んだ。

記事を読み進めると、最後に気になる一文があった。

多様化する世の中の価値観は時代と共に変化していくので、「喪に服する」かどうかは最終的には個人の考え方が尊重されます。
実際、近年喪中はがきは、故人を偲ぶ写真付きのものや個性的なデザインのものも見受けられるようになりました。

喪中はがきの範囲と時期:適切なマナーと送り方を徹底解説

故人を偲ぶ写真付きのもの・・・。

私は仕事柄かつ趣味で年賀状の情報を収集しているので写真入り喪中はがきを作れることは知っていたが、どのような写真を使うのか想像できなかった。

でも、今ならわかる。

喪中はがきに添えたい写真が1枚ある。
生前の写真や母の趣味の写真ではない。

生まれ故郷のお祭りで打ち上げた花火の写真だ。

企業だけでなく個人も花火を打ち上げられるので、母は昨年まで20年近く"奉納"していた。
(地元の神社の秋祭りに捧げる花火なので"奉納")

初孫の誕生をきっかけに健やかな成長を願い、近年は応援するサッカーチームへの思いを込めて。
父が亡くなった年も花火を打ち上げた。

今年、母を思い打ち上げた花火は涙が出るほど美しかった。

母を知る人に送る喪中はがきには、この花火の写真も載せたい。見てもらいたい。

打ち上げ花火は華やかではあるが鎮魂や供養の意味も込められているしいいよね(自問自答)
怒られたらごめんね、お母さん(不束な娘より)

喪中はがきに写真を入れる是非はわからないが故人を偲ぶ表現のひとつだと思う。

憂鬱だった気持ちに光が差し込んできた。

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