【歌詞】願い
ちいさい頃にした腕のヤケドの痕が
ぜんぜん消えていかないように
不自然にあなたの影がまぶたに残るから
こんなにも私を虚しく思わせる
どうにもこの先が崩れ落ちた橋のように
見えてしまう そのように
いつになったら 私の手は
あたらしい風を掴めるんだろう
あの日のことが雲になって
遠く流れて 消えてくれたらいいのに...
大人になれなくて 髪も伸ばしたままで
しわくちゃ 人生の地図を見て
平然とため息ついて ドアは開けられずに
靴を履いていてもなかなか進めない
描いたものならば 消しパンで消したデッサン
なかったことにしたいから
見失う道 それでもまた
こうやって風は吹くのをやめない
嫌がらせみたいって思った
とうにあきらめ覚えてたつもりなのに...
夢とか 愛とか 希望とか 理想は重たいから
記憶はどんどん捨て去ってきたのに
どうにかしてでも私に痕として刻んでいく
あぁ あなたといたあの時間もなかったと
風はそうしてくれない
嫌がらせみたいって思った
とうにあきらめ覚えてたつもりなのに
そんな願いを叶えさえもしてくれない
なんて愚かな時間なんだ...
いつになったら 私の手は
あたらしい風を掴《つか》めるんだろう
あの日のことが雲になって
遠く流れて 消えてくれたらいいのに...