日本語に訳せたところで何それ?な単語(後) 英語勉強中

前編の続き


昔買った単語集のテキストに出て来た英単語で、

sabbatical

というのがあった。

そして日本語の意味が「サバティカル」と書かれていた。
sabbaticalの日本語訳が、「サバティカル」。

それはただ読み方をカタカナで表記しただけではっ!!??

この単語集には付録CDもあって、テキストに収録されている英語&日本語訳を順番に読み上げてくれるのだが、「anthem 賛歌。foil なになにを失敗させる。persecution 迫害。sabbatical サバティカル。」と、音声で聞いてもやっぱりsabbaticalの意味はサバティカルで、なんのこっちゃわからんことになっていた。
sabbaticalの訳がサバティカルであると覚えるのは、それは単語を覚えたことになるのだろうか?

サバティカルというのは日本語として一般に知られている言葉なのだろうか。
これは単語集のテキストなのだから、高校生とか大学生が買うものではないか。高校生や大学生がサバティカルという言葉に馴染みがあるのか? 社会人を20年以上やっている私でも知らないんだぞ!! 
まあ私が20年やってるのはまっとうな社会人ではなく6流社会人だけど……。まっとうな社会人ならみんな知っているのだろうかサバティカルを? ごまっとうのCDなら私も持ってたぞ。

ちなみに単語集には意味だけでなく、その単語を使った例文も日本語訳と共に載っていた。
sabbaticalを使った例文。

The professor took a sabbatical to Sweden.

日本語訳は、「その教授は、サバティカルを取ってスウェーデンに行った」。

一向にわかりませんな……。

それは本当にちゃんとした日本語訳なんですか? ルー語みたいに日本語の中に格好つけて英語を混ぜているだけではないのですか??

まあ「教授が取るようなもの」だということはわかった。
なにを取るんだろう。教授が取りそうなものと言えば……。賄賂? ゼミ飲み会での乾杯の音頭? タマタマ? 今の時代ならタマタマを取る教授がいてもおかしくないよね。たまにそういう教授Twitterで見かけるし。

結局、またデジタル国語辞典で意味の意味を調べるという二度手間をやったところ、サバティカルの意味は「大学教員などの長期有給研究休暇」となっていた。

そうですか。
そりゃあ、単語集のテキストを作るような人には、馴染みのある言葉でしょうよ。
学術畑の人でしょう? 英語の参考書を出版する人なんて。大学院とか出てそうだし、英語学科の教授や准教授でもおかしくないよ。
でも、私のような学のない一般人は、そんな言葉知らん。「大学教員などの長期有給研究休暇」とは一切関わりのない世界で生きてるんだよこっちは。そっちのインテリジェンスの世界の常識を勝手に当てはめてもらっては困るんだよ。
「長期有給研究休暇」って、研究という言葉はついているけど休暇で、休暇なのに有給なのか……。しかも長期で。
長期の休暇が有給って、ちょっと優遇されすぎていないかい? 研究とか言っても「女性の貧困問題について実地調査する」とかいう名目で出会い系バーに通ったりしてるんじゃないの? どこからそんな潤沢な予算が流れているのか!! 利権か!? 癒着か!!? アカデミズムの世界の闇を感じるっ!! pitch black な世界か日本のアカデミアは!!! 

そんなことはございません。
ちゃんと教授たちは真っ当な研究をされています。サバティカルの期間でも。そう信じたいです。お願いします。




では最後の単語。

console

読み方は、コンソール。

単語の意味を調べると、どの辞書やサイトを見てもだいたい同じ、「コンピューターなどの操作卓」

操作卓。
操作卓……。
これも初めて見る単語だ。操作卓。知らん。吉村卓なら知っているけど。吉村卓の親戚だろうか? ペロペロ舐めるのが得意なのだろうか操作卓も?

また意味の意味を調べると、どうやら「コンピュータなどの操作卓」は、「コンピュータなどを操作する道具」と言い換えられるようだ。
本体とは別に、本体に指示を与えたり結果を確認するために使う機械。
例えば、パソコン本体を操作するために必要なキーボードや、その結果が表示されるモニターがそうらしい。マウスとかペンタブレットなんかも含まれるだろう。
となると吉村卓さんは無関係だな。親戚どころかむしろ近づけてはいけない存在だ。キーボードに水分は厳禁なので、吉村卓さんがペロペロ舐めたら故障してしまう。決して2者を交わらせないようにしないと……。

今はノートPCやスマホ・タブレットなんかが主流で本体と本体を操作する道具は一体化していることが多いけど、かつてはコンピュータといえば本体とそれを操作する機械は別であることが通常だったらしい。
巨大ロボットも今はエヴァンゲリオンのように人ロボ一体(「じんこうぼーたい」ではなく「ひとろぼいったい」)となって動かすのが一般的だけど、鉄人28号なんかは外部から専用の機械を使って操作していたもんな。ラジコンみたいに。

操作「卓」というのは、NASAの司令室みたいなシーンを想像すると、卓っぽさがわかるかもしれない。
ブルースウィルスがロケットで隕石に突撃して地球の滅亡が免れました!!みたいな時に、オペレーターが一斉に「イエーーーースッッ!!!」とガッツポーズをして抱き合うような場面。あそこ。
あそこは、前方に司令室の本体みたいな巨大スクリーンがあって、それを個々の机……卓の操作盤で操作している感じではないか。
そういう印象で捉えておけば、「console=コンピュータの操作卓=NASAの司令室の机みたいなマシン本体とは別の操作するための機械」とイメージが持てるのではないか。

なお、その延長として、ファミコンやプレイステーションなどのゲーム本体のことも「console」と言うらしい。
操作卓の定義からすると、ゲーム機はコンピュータ本体であり、コントローラーとテレビがconsoleだという気がするのだが、どうやら英語的な感覚ではゲームの本体はテレビであり、それを操作するのがゲーム機であるとなっているようだ。それはそれで、わかる気はする。
正しく言うと「video game console」となるようだが、今の世の中では、console 単独だとしてもほとんどの場合はゲーム機のことを表すらしい。もはや「操作卓」なんていう用語が必要な時代ではないので、consoleの単語を見たらゲーム機の意味で使われていると判断して良いと、どこかの英語学習サイトに書いてあった。
じゃあ、NASAの司令室の件は忘れてね(涙)。

どうですか?
almanac   pitch black   sabbatical   console
覚えたかな?

英単語は全部で102万語くらいあるようなので、この調子でいずれはすべての単語について記事を書けるよう、コツコツがんばっていけたらと思っています。



That's it.


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