自己紹介
こんにちは♬
山口聡樹(やまぐちとしき)と申します
ごく簡単に自己紹介などさせていただきたいと思います。
よかったらぜひ、お付き合いください。
①私が福祉に関わり始めたきっかけ
私が福祉を仕事にすると決めたのは、大学浪人中、センター試験の直前でした。
そのとき、大好きだった祖母が心筋梗塞で入院しました。
毎日のように自転車で病院に通っていました。
祖母は、私と会話をするために酸素マスクを外すと、すぐに息が上がってしまい、苦しそうにしていました。
けれど、病院の医師や看護師は、誰も祖母の言葉に耳を傾けようともせず、下の名前をちゃん付けで呼んだりしていました。
今は私も病院で働いていますから、医療従事者の多忙さは理解ができます。
けれど、患者やその家族の立場だったら、そんな事情はわかりません。
当時、医療従事者への怒りと、コメディカルの中で「患者としてではなく生活者として見る」医療ソーシャルワーカーという職種を知り、それを仕事にすることを決めました。
当時の気持ちは、今でもよく覚えています。
今までの人生で、あれだけ涙が出た日はありませんでした。
19歳、群馬県にある循環器病院の、小さな駐輪場での決意でした。
思えば、自分の意思で、何かを決断した初めてのことだったようにも思います。
②大学時代
法政大学現代福祉学部に入学しました。
あまり授業に出ない、不真面目な学生でした。
しっかり留年もしました。
けれどボランティアやらバイトやら、研究室、実習など、人並み程度にはいろんな経験をさせてもらいました。
学生時代に経験したことが、今の私の物事の考え方のベースになっています。
祖母のことがきっかけとしてあったので、資格をとって医療ソーシャルワーカーとして働こうと思っていましたが、いろいろな出会いと経験をへて、必ずしもそれだけにこだわることはなくなっていきました。
役人だとか相談員だとか、偉そうな立場(当時はそう思っていました。ごめんなさい。)ではなく、当事者に近い距離で関われる仕事なら、なんでもいい。
4年生になり、仕事を選ぶとき、最後に残った思いはこのくらいでした。
卒業後、知的・身体障害の人のグループホームで6年間働きました。
同じ利用者たちと、ひたすら6年間関わり続けました。(このときのことは、「私の6年間のこと」に書いてあります。)
いろいろあり、今は精神科病院でソーシャルワーカーをしています。
③きいち
福祉の仕事を始めて間もなく、「法政大学現代福祉学部卒業生ネットワークきいち」というコミュニティを友人2名とつくりました。
福祉業界に飛び込んだまではいいけれど、とはいってもどう成長していけばいいかわからないし、給料も安いから将来の見通しも立たない。さて、どうしたもんか。こんな思いでいつも3人集まって飲みながら話し合ってきました。
ホームページは作りましたが、当時日々の仕事をこなすだけで精一杯で、発信できることなんて何ももっていませんでした。
なので、フィールドワークやらインタビューやら勉強会やらいろいろやって、自分たちの成長を「表現」する場所として、活動を続けてきました。
そして社会人7年目になりました。今はコロナの影響や公私の忙しさを言い訳に、あまり活動らしいことができていませんが、思いは何も変わっていません。
今までは「表現」でしたが、自分たちなりに、福祉業界の問題、目指すべき理想の形が見えてきました。なのでこれからは「発信」に重きを置いた活動をしていきたいと思っています。
(きいちの3人。真ん中がこのあと紹介する原田くん。左はたくや。法政大学多摩キャンパスにて)
④友人
きいちを一緒につくった原田涼くんという私の盟友がいます。
社会人になって4年間ルームシェアをしていました。
彼と飲みながら話したことを文章にして発信していこうと思っています。
原田くんとは法政大学で知り合いました。
彼の魅力を一言でいえば、「コミュ力の高さ」だと思っています。
コミュ力っていろんな考え方があると思いますが、私は「この人とコミュニケーションとりたい!と、相手に思ってもらえるかどうか」が一番しっくりきます。
話が面白かったり、盛り上げ上手でも、「この人なんか疲れるな…」とか「胡散臭いな…」とか相手に思わせてしまったら、コミュ力は高くないと思うのです。
結局、その人のその場の発言よりも、その人がどういう人で、今まで何をやってきて、いま何を大切に生きているのか、そういったことからにじみ出る人間力が、コミュニケーションの根幹なのではないでしょうか。
学生時代から、私含めいろんな人が、原田くんを頼り、自然に相談を持ち掛けていたような気がします。(彼は大変だったと思いますが。笑)
そんな彼だからこそ、酒を飲みながら、本音で語り合い、それを発信していきたいと思えるのです。
⑤noteでの発信
さて、じゃあどんなテーマを発信していきたいか。
「私の6年間のこと」にも書きましたが、私も原田くんも、福祉業界の最大の課題は、「人手不足」に集約されると思っています。
これを1ミリでもなんとかしたい。
ここの問題意識からくることを書いていきたい。
もちろん、書いてるだけじゃ仕方ないので、できることは何でも行動していきたいと思っています。
まずは、理想的な福祉施設って、どんなかんじだろうね。こんな話をしました。
イメージは、次のような感じかなと。
Ⅰ【将来の見通しがもてること】
①給料はいくらあればいい?
②給料以外の待遇や働き方はどのようにあればいい?
Ⅱ【ケアの質が重視され専門性の確立を追求していること】
③ケアの質はどう評価する?
④福祉職の専門性とはなにか?
Ⅲ【職場の人間関係が問題ないこと】
⑤職場の人間関係を良好なものにするためにどうしたらいいか?
このあたりについて、できる限り具体的に、考えを発信してみようと思っています。
まずは、⑤の人間関係について、先日少し意見を投稿してみました。よければこちらからぜひ。
きいちの活動で、法政大学や立教大学の福祉学部で、講義をさせてもらっていた時期がありました。
学生と話をしていると、本当に皆いい考えをもち、優秀だと感じました。
しかし、大半の学生が、福祉職は選択しません。公務員や企業に就職していきます。
皆福祉を学び、実習など経験して、魅力を知っていても、です。
なぜか。給料が安いからでしょう。
優秀な学生が希望する職業の選択肢の一つに、まずは福祉が入ること。
これが当たり前になって初めて、福祉職の量と質の好循環が回り始める。
このように思っています。
ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
心より、感謝申し上げます。
定期的な記事投稿がんばりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします♬
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?