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物語の入口


心霊探偵八雲の舞台をキッカケに、神永先生の作品を好きになってから、何年経つかな。
約5年、今年で5周年です笑

一昨年、インスタライブやYouTubeでの配信を通して、先生の言葉に表せないくらいのパワフルさと、心の大きさとその厚さにビックリで笑、
尊敬する作家さんのお1人であり、
読むことが苦手だった私に、読むことの楽しさを、書き手としての道の点ともなっているお1人です。

どどっと3作品。

①心霊探偵八雲 lINITIAL FILE 
 魂の素数

ネタバレ配信するとか?
Twitterで言われてたので、その日が待ち遠しいです。小説現代で連載されてる時から気になりつつも、単行本になるかなぁっという期待も持ってました(笑)

八雲と御子柴のバディ?というか、つかづ離れずな絶妙な関係性が、もどかしくも楽しいなぁっと。
先生の作品のあるあるですが、進む展開が自然とめくる手を進めてくれます。
八雲の人柄は知ってはいましたが、八雲作品への入口、御子柴は個人的に初対面でキャラが好きな感じで、後に書きますが、御子柴の物語への入口ともなりました。

相対する性格の故に、
2人はどんなことを乗り越えて行くのかとか、どんなことを乗り越えて来たのかとか、そんなことを想像させてくれました。

次の青の呪いは、この時から少し遡った高校時代の八雲が描かれています。

②心霊探偵八雲 青の呪い

本編シリーズの八雲も、周りが彼の性格、人格を作っている広がりですが、こちらも彼を周りを取り巻く人達によって八雲という人が作り上げられているような、、感じもしました。

ネタバレになるのかもですが、
八雲は客観的なところに立っていて、ふっと視線を外しているような感じではあるけど、後半になるにつれての心の動き方がじわじわと、
胸に沁みてきます。
エピローグも、最高です。シリーズに繋がる影が、、なんとも言えない。

③確率捜査官 御子柴岳人

魂の素数から御子柴のキャラクターが気になって、
手に取りました。
八雲の中の人物たちも出てくるので、知ってると楽しく読めて、
何よりも御子柴の自由さからの的確さ、表に出さない真面目さが愛おしいw
だけどそうなるだけの執念と、想い。

個人的に、“不機嫌なジーン”とか、最近の“恋はDeepに”という研究者系のお話が好きなこともあり、ハマるものがありました。
友紀との掛け合いはそんな空気感。
彼女の背景と共に、続刊も読みたい。


読むことが苦手な自分でも1ヶ月ちょっとで、3冊サクッと読めてしまうのは、
やっぱりそれだけのスピード感で展開が進んでいることとも思えますし、
これは楽しんで書かれてる、これはちょっと苦しそうという書き手の熱量や、
産みの苦しみも感じることもあって、先生のパワフルさを感じてます。

2/22、ニャンニャンニャン猫の日🐱には、電子版限定だった、心霊探偵八雲 Short Storiesが、文庫本となって発売です。
本はやっぱり紙がいいというのもありますが、先生の作品は紙で読みたいという…こだわりがあって、こちらも期待して待ってて良かったですw
楽しみです。

今後も刊行ラッシュ?のようで、
新作の執筆もされているとかで、、見逃せません。。

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