口吸い

箪笥の曖昧な中身を引きだし
身に付けた肌着は茶番で
勿忘草のその意味を貴方に伝えたくて

寄り添った布団の中で手をつなぎ
「心中しようか」と話した
私は本気でも貴方は冗談だったみたい

嘘つきが帰り際 私に口吸いをして

妻が待ってる家を燃やしたい
私の考えは読めないでしょう
時は愛する私を落ち着け
「また逢おう」と約束

私は布団の中からサヨナラと
表情で返してみたけど
貴方は読み取れない情けない男だったのね

も一度はもうないのよ 私に口吸いしても

貴方の暮らす家を燃やしたい
此の件(くだり)は 世から消し去りたくて
毒は微量に貴方の口内(くち)へと
運んでも死なんから

嘘つきが帰り際 私に口吸いをする

貴方との件(くだり)を殺したくて
微量な毒を口内(くち)に運んだって
なんの意味もない事を知ってる
サヨナラを決めたくせに
私を忘れないでいて…

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