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ヨーロッパには油田はないが平野がある:だから彼らは再生エネ賛成なのです。
平野があれば太陽電池を置ける。日本とは違うのです。
EUが化石燃料を使いたがらないのは、環境保護のためではない。国家安全保障上の理由です。
ヨーロッパの油田は北海ぐらいしかない。だから産油国である米、露、中と競合すると俄然不利だ。現にドイツはLPGの供給をロシアに依存しているので、ロシアの政策を批判することができない。
そういうことが怖いから、フランスは今でも原子力に頼っている。
それぞれに生き残り戦略を考えているのです。「環境」は口実です。
地球に優しくしようなんて、本気で考えているのは日本だけじゃないかなあ。環境大臣が、お花畑のレジ袋なので、お先真っ暗です。
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伊豆の土砂崩れでわかったように、日本にはもう太陽電池を置く場所がない。それに、そもそも雨の多い日本には向かない。
あれは年中快晴の砂漠で使うのが基本。
だから中国はゴビ砂漠に並べるだろう。
米国の西部もやたらと晴天が多いので太陽光発電には好適だ。デスバレーなどは文字通りに死ぬほど日光が降り注ぐ。
シベリアは寒くて水が蒸発しないので、雲ができない。だからやはり太陽光は都合がいい。
ヨーロッパの人口が増えたのは、平野部で小麦が大量に取れたからだ。つまり土地が広いし日照条件が良い。
日本と外国を同列に比べてはいけない。
日本にはダムを作る場所もない。
原子力発電所の新規建設は、政治的にも経済的にも相当に難しい。「唯一の被爆国」というのは、ものすごく不利な条件だ。国民の「放射能アレルギー」があまりにも強すぎる。
おまけに福島の事故で、マスゴミが異様なまでに「放射能は怖い」と煽った。福島県の惨状を見たあとで、新たに原発を受け入れる自治体はあるまい。
あえて言うなら洋上風力が有り得るが、日本の海のほとんどは外洋だ。沿岸部は漁業に必要だから、風車は建設できない。
そして外海は気象条件が厳しすぎる。台風直撃で破壊されるだろう。それにどうやって送電し、メンテナンスするのかという問題もある。
平たく言うと高コスト。
それに日光と違って、風はいつ吹くのかわからない。あまりにも供給が不安定だ。だから風力は話題になることも少ない。
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これ、国家安全保障上の重大問題です。
言うまでもないが、日本に油田はない。はっきり言って詰んでいる。
今はたまたま米国や中東と「仲良し」だからいいですが、国際的に孤立したら、終わりです。太平洋戦争前夜と同じ状況に追い込まれるのですね。
そして米国や中東は、日本が好きなのではない。日本の金が好きなのです。でも、金が無くなりそうだ。日本にはもうじき輸出するものがなくなる。
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本来ならば「100年後に気温が2℃上がるかもしれない」
なんてことを心配している場合じゃないんです。
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おまけ画像
「太陽光でOK」というのは、基本的にはこういう国です。オーストラリアの新規プロジェクト。なんと10km四方が全て太陽電池。
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