どうもインターネットはオワコンらしい。あと何年使えるかな?
インターネットは実質的には、たかだか20年の歴史しかない。水や電気のような基幹インフラではない。いつ無くなってもおかしくないのだ。
そもそもインターネットは、米国防高等研究計画局が軍事用通信手段として開発した物だ。線で繋ぐと核ミサイルで切断されるから、網にした。そういうものだ。
しかし、現在では核攻撃を食らう可能性は低いし、人工衛星も使える。そもそも米軍は実際にはインターネットに依存していない。彼らが使っているのは、独立した軍用通信網だ。
逆に、インターネットは予想外の脆弱性を敵に晒す羽目になった。クラッキングだ。むしろない方がいいとも言える。
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欧米と日本ではネットの存在、というか自由な通信が当たり前だ。しかし、中国は検閲前提で下手な情報発信をすると命に関わる。ロシアも似たり寄ったりだ。インド、アフリカは未だにインフラが整備されていない。
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オーストラリアはインターネットを介して、中国共産党に浸透され、主要マスメディアを乗っ取られた。ルパート・マードックの企業群がそれだ。
オーストラリアはファイブアイズの一員であり、英米と情報を共有する。それを見事に狙われた。オーストラリア政府がFacebookの活動を規制しようとしているのは、それが理由。インターネットを全面遮断する可能性さえある。それを実行している国家は、別に珍しくないのだ。
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SNSやGoogleで情報を得る時代はもう終わった。結局は1次情報は専門のソース(政府やマスメディア)に頼るしかないとわかってしまった。あるいは信用のおける個人的知り合いだ。
後の情報はクズだ。使い物にならない。あまりにも偽情報が多すぎるし、真偽を確認する手段がない。
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そうなると電話があればいい。通販だってAmazonに電話線が繋がっていれば、それでいいのだ。娯楽コンテンツはNetflixにつながっていればいい。
個人が情報を発信できなくなるのは惜しい。しかし、残念ながらこのニーズは小さい。今でも、それをやっている人は1万人に1人ぐらいだ。ほとんどのTwitterユーザーがやっているのは、まさしくつぶやきであって、ほとんど何の価値もない発信だ。
金を払ってまで、これをやろうとする人は、現にほとんどいない。これをやる人は激減するだろう。
1990年代のパソコン通信の時代に戻るのだ。そして、それで必要十分だ。Nifty-Serveは私も使っていたが、あれでもけっこうな活動はできた。むしろレベルの低い参加者がいないので、インターネットよりも良いのではないかと思う。
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ぶっちゃけ、メールもSNSもYOUTUBEも、無料だから多くの人が利用したに過ぎない。需要は小さいのだ。インターネットの広告もビジネスモデルとして破綻しかけているし、これが使えないとなったら、インターネットの維持に金を払うスポンサーがいなくなる。速やかに崩壊するだろう。
広告に関しては、Google、FacebookとAmazonが「AI」に夢を見ていたことが大きい。「ビッグデータ」と「AI」を使って、理想的な広告を展開できると投資家に夢を語ったのだ。
しかしAIが失敗に終わった。これで終了だ。
あと10年ぐらい保てばいい方だと思う。
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おまけ
インターネットのユーザーメリットって何だかよくわからないのですよねえ。
LINEとかYOUTUBEとかGoogleMapとか、「無料で利用できるサービス」がいくつもある。でも、実際には通信料が必要だ。だから金を払わずにサービスを受けられるわけではない。そして、その金額は結構大きいですよね。典型的には、月に1万円ぐらいじゃないですか? 私はそのぐらいです。
20年前の時点で、電話代、新聞代、NHK受信料(怒)、スカパー(BS)の合計がおよそそんなものでした。だから、その点では別に進歩していない。
じゃあ、情報の質や量が良くなったかというと、量は増えたけれども質の劣化があまりにもひどいので、昔の方が良かった(笑)
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ニュースの即時性がメリットだという人もいます。紙の新聞よりもはるかに早いと。でも、それは日本が遅れているだけの話。例えば米国では、BoombergやReutersは電話回線で速報を送るサービスを何十年もやっているし、CNNもある。
有り体に言うと、日本のテレビ局の報道が、質でもスピードでも、あまりにもレベルが低いだけなのです。
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ただし、日本のマスメディアの闇が暴露された。これはでかいですね。
しかし、根本的には新聞と民放テレビの「寡占」と、NHK職員の異常なまでの腐敗と巨大権力化をやめさせれば済む話。これは1回全てを解体すれば、それで終わるでしょう。ネットはその役目を終えるんじゃないのかな。
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