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山に行きたーい⛰(いつもの山、高尾山)

山に行きた〜い。

今日は4連勤した後のお休み。山へ行きたい欲がマックスだ。

晴れていれば、畑から見上げている丹沢の稜線を歩くつもりだったが、天気予報は芳しくない、夕方は雨の予報。

でも山に行きたい。
そこで雨でも安心して歩ける高尾山に行く事にした。

電車に乗ってしまえば、1時間で登山口に到着する手軽さ、
の割に、自然がたくさん残っているどころが好きだ。

高尾山口駅に到着すると
すでに雨が降ったようで、地面は湿っいる。
滑らないようにロープウェイの乗り場に向かって歩く。

高尾山には、登山道がいくつもあるが、
私は自然豊かで沢沿いを歩く6号路が好きだ。
ロープウェイの乗り場を右手に見ながら、更に進んでいくと、左側に6号路の登山口が見えてくる。

ここまでは舗装された道を歩くが、ここからは山道だ。
濡れた岩の上や、木の根を越えて歩く。
滑らないように、気をつけなくちゃ。



山の中は、紅葉したかえでやもみじできれいだ。青空だったら、紅葉がさぞ映えただろう。



歩き慣れた道を、季節の移ろいをひとつひとつ拾い集めて歩く。

細く、でも勢いよく落ちる「びわ滝」を過ぎると
山の向こう側から
音楽が聞こえて来る。ロックの軽快な音に合わせて、男の子の叫ぶような歌声。

街の中の路上ライブは、うるさいなぁー、と思ってしまうが、山の中は音が自然の中に、伸びやかに広がって悪くない。
低音のベース音が心地いい。
多分、薬王院近くの広場でイベントをやっているのだろう。

高尾山は山頂まで、90分のお手軽な登山コース、急ぐわけではないので、のんびりプラプラと歩く。

ロック音楽が遠のいて、静かな山が戻ってくると、鳥のさえずりも聞こえて来る。

時折り、松ぼっくりのスパイシーな香りが漂って来て、深呼吸する様に、香りを吸い込む。

「い〜い香り、クリスマスの香り。」

苔むしたスギの木
枯れ木を栄養にして、住み着いているコケ。

動物の棲み家だろう、木に開いた穴をのぞき込み、住人を探してみたり。



冬、葉を落とした山は、
ワサワサしていた草が枯れてスッキリとした山は、
新しい発見がある。

沢音を聞きながら、
沢の中をピチッピチッ歩くと、沢ももう終わり、
急登りを経て、山頂だ。



雨が降る予報でも、山頂はそこそこ人がいる。
やっぱり人気の山だ。

高尾山の山頂から、丹沢を眺めたら、丹沢の稜線はグレーの雲の中、
登っていたら、四方八方眺めは何もなかっただろう。そして雨降り。



山頂から少し下って、私の好きな定位置「もみじ台」
で、おにぎりランチにして
ゆっくりコーヒータイムにした。



もみじ台のもみじは、赤や黄色に染まり、そろそろ終わりを迎えている。
もみじの木より、地面がカラフルに彩られ、きれいだ。
薄曇りの中、雨に降られずここまで来れた。

雲が少しつづ色を濃くし、気温を下げる。
入れたてのコーヒーを両手で包んで温まりながら飲む。
何をするでもない、
ただただ自然の中にいる、
この時間が好きだ。

小一時間、のんびり景色を楽しんで、雨が降り出す前に下山する事にした。

下山途中、
緑の布を頭からスッポリかぶり、
何やら動画を撮っている人に出くわし、ギョッとした。

山の自然とまったくそぐわない出で立ち、
不気味だ。

先に進みたくて、
通っていいかと声をかけると、グリーンの布から、顔を出すのにてこづっている。
やっと顔を出して、私をみて、

「ビックリしたー」

だと、

「ビックリしたのはこっちです❗️」

とちょっとムッとして言うと、

「あ、そりゃそうですよねー、すいません」

だと。

高尾山は、ユーチューバーさんにも人気の様。

ライブに、変なユーチューバーさん、

今日はいつもと違う高尾山。

まもなく、
木々が裸になり、霜降る冬を迎える。
そのちょっと手前の高尾山、たっぷり癒していただきました。

また来るね。

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