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一度は行きたい桜の名所「吉野山」

一度は行ってみたい。
一度は見てみたい吉野山の桜。

4月の7.8.日、私の誕生日を絡めて
また、例年なら吉野山の中腹、中千本が満開の頃を選んで吉野山へ行ってきた。


4月8日
前日1日降った雨は上がり、時折太陽が顔を出す天気。
橿原神宮駅前のホテルを朝早く出発する。

電車に乗り込む、さほど電車は混んではいないが、終点の吉野に到着すると
一斉にみんな改札に向かって駆け出した。
きっと、バス乗り場に向かうか?ケーブル乗り場に向かうのだろう。

私達は、お土産や余計な荷物をロッカーに預け、リュックを軽くしてからスタートする。バスを待つ列はすでに長蛇の列。トイレも長蛇の列。

身支度を済ませて、バス待ちの長蛇の列を横目に歩き出す。

今年は桜の開花が早く、
吉野駅周辺の桜は葉桜だ。
見頃を迎えているのは、吉野山山頂付近奥千本だというので、桜は山頂までお預けかなぁ?

黒門をくくると、風情たっぷりの焼き栗屋さん。のぞくと狐の面を被った方が接客の対応をしていた。

平安時代にタイムスリップ?

お土産屋さんが軒を連ねる。
のぞき見しながら、時折差し出される奈良漬けやちりめん山椒を味見する。楽しい。

ここ吉野山は全国的に有名な桜の名所、と同時に修験道の山だ。山頂へ向かう参道には、多くのお寺がある。「金峰山寺蔵王堂」が見えてきた。

吉野の山並み
枝垂れ桜が咲いてる

秘仏特別ご開帳と聞いて、
お堂の中を見学していく事にした。

お堂の中には、こんな大きな木の仏様(青鬼の様だ)は初めてみる。
青い顔の仏様3体が起こった顔で真上から見下ろしてくる。小さく仕切られたスペースに案内されると、思わず「ごめんなさい」と懺悔してしまう迫力がある。

特別ご開帳

秘仏を見た後は、
またお土産屋さんをのぞきながら、上へ上へと歩いていく。
途中、奈良名物柿の葉寿司をお昼ご飯に買い求める。

途中にいくつもお寺さんがある。
「もうお寺は見なくていいよね」と桜目当ての私達は、横を通り過ぎる。

黙々と歩いて来たけど気づけば、上の千本、景色が開けたところからは、桜でピンクに染まった斜面が見える。
この日時々強い風が吹き、終わりかけの桜は桜ふぷきとなって、目の前を舞う。うっすらピンクの斜面に桜吹雪。
優雅だ。

お土産屋さんもなくなり、
くねくねと曲がりくねった参道を汗ばみながら登っていくと、だんだんと桜の花が増えてくる。

2時間くらい歩いただろうか?
バスもこれ以上進めない奥千本入口に到着した。
鳥居をくぐる。なかなかな急な斜面を登っていく。

眼下にはピンクの桜

途中から舗装道路が終わって土の登山道になる。ぬかるんで滑りやすい。杉の木が立ち並ぶ登山道をゆくと、下が切れ落ちた細い登山道になり、
急に先の方が開けて明るくなったと思ったら、一面桜の木の斜面が現れた。

他の登山者達も
「わぁーきれい!」と叫んで写真を撮る。渋滞した登山道で私も写真を撮る。

この桜の愛でながら、
ここでランチする事にした。
買ってきた柿の葉寿司と、泊まったホテルでにぎってもらったおにぎりで。

吉野山の桜はほとんどがしろやま桜、ソメイヨシノより、ピンクが薄いが大きい。
そして、修験道ならでは、信者の方々が桜の木を寄進して、それが増えて今の桜の吉野山になったという。ここ、奥千本の桜の木はまだ幼い木だ。最近寄進されたものなのだろうか?


桜の下で柿の葉寿司を食べた。美味しかった!

太閤秀吉が5000人もの家来を連れて花見をしたという吉野山。
秀吉もこの景色を見たのだろう。

日本の始まりの地、奈良吉野、知れば知るほど、面白い奥深い魅力がある吉野。
桜の時期はちょっと過ぎてしまっていたけど、新緑がきれいで気持ちいい山歩きが出来た奈良の旅。
神社と寺が混在する奈良、もっと歴史を勉強して、
是非是非また行きたい奈良。

楽しかったです。

下山後は、お決まりのクラフトビールで。
杉の木の香りがして、おもしろいビールでした。

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