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5歳息子の小学校受験をやめる決断をした話

こんにちは!さくら(@SAKURAs_letter)です。
今回は5歳息子の小学校受験を年長に進級した4月に辞める決断をした経緯について、私なりの個人的な見解や実際に様々な教室を体験して感じたことを率直に記載した内容になります。
体験授業に関して詳細な内容も含むため、後半部分有料とさせていただいています。

はじめに

我が家は共働き家庭。5歳の年長息子と3歳年少の娘がおり、別々の保育園に通っています。(2022年5月時点)
夫はフルタイム勤務でリモートができない職種、私自身は9時から16時の時短勤務で週の半分以上はリモートワークをしています。


夫と私、それぞれの仕事と働き方がありながら、小学校受験に挑戦できるかな?
今の生活の中に小学校受験を取り入れることが果たして出来るのかな?

そんな不安を考えながら息子が年少の時に検討し始め、息子4歳年中・娘が2歳イヤイヤ期真っ只中でスタートを切った我が家の小学校受験。

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想像していた以上にその道のりは険しく、様々な葛藤や夫との度重なる話し合いを重ねて今回辞める決断をしています。

想像している以上に親の覚悟が必要であり、その覚悟も決断した私自身の日々の余裕の有無で揺らぎ続けた日々でもありました。正直、「小学校受験に挑戦しよう!」と決めた覚悟も「これでいいのかな?」「本当に出来るのかな?」と日々自問自答を繰り返す辛い日々でもありました。

もし今、小学校受験に挑戦をしようか迷われていたり、検討するための情報収集をしている方のご参考になれば幸いです。

小学校受験に興味を持ったきっかけ

教育には物心がついてから興味があり、大学も教育学部に進学し、一時は教師になろうかと考えているくらい、教育には興味関心がありました。

子どもが生まれてからは、教育関連の書籍やブログや記事、オンラインでの講演動画は日々定期的に見ながらインプットをしていました。

現代は様々な情報が溢れていて、結局「我が子にとって合うものはなんだろう?」と考えるようになりました。
どんなに世間的に良いと聞くものでも子どもの性格や特性は千差万別でそれが決して我が子に合うとは限らないので、教育の選択肢を複数持つことの重要性を漠然と考えるようになりました。

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そもそもどんな選択肢があるのでしょうか?
自宅近くの公立小学校、転居は伴うものの、評判の良い学区外の公立小学校、小学校受験(私立小・国立小)、インターナショナルスクール、ホームスクーリング‥など小学校の段階でも沢山の選択肢があることに圧倒されます。

そんな折、昨年複業の仕事で小学校受験をされたワーキングマザーの方との出会いもあり、色々とお話を伺う中で、小学校受験という未知なる世界に足を踏み入れたくなる、という転機がありました。

その学校の方針に合った教師の方々、そしてご家庭が集まる場というのは魅力的でもあり、また近年加熱する中学受験を通らず、小学校6年間存分に我が子がやりたいことに向き合えるのはとても魅力的だなと感じたためです。(小学校受験をしても中学受験する方も中にはいらっしゃるかと思いますが、可能性として少なそうだな、と感じました)

そこからまずは小学校受験に関する下記一連の本を読み、小学校受験の実態を掴むことから始めました。

先頭でご紹介した「国立小学校バイブル」は小学校受験に関わらず、子育てを彩り豊かにするためにご一読おすすめしたい一冊です!(歌や工作など、こんな楽しみ方があるのか!と子どもとのふれあいの参考になりました)

私のように「そもそも小学校受験とはなんぞや?」「どんなスタンスで親は臨めばいいの?」「まずは何から始めればいいのだろう?」を知るにはひと通りまず様々な本をご一読されてみることをお勧めします。

本を通じて、まずは小学校受験においては様々な準備や日々こなす必要のある学習が見えてきました。早い方では年少さんから(もっと前からの方もいます!)幼児教室に通い始める方もいる中で、年中さんの春に受験を決意したのは小学校受験をスタートするには遅いかとは思いますが、「思ったが吉日!」という精神でスタートラインに立ったのでした。

夫婦間での価値観相違問題

小学校受験に興味があることは日々の会話の中でも夫には話してきました。すると決まってかえってくる返答は、「いいんじゃない?でも俺は公立でいいと思うけどね〜」でした。(冒頭、決まって肯定してくれていることには感謝です笑)

「なんで公立じゃダメなの?」と決まって聞く夫に、「ダメではないけど‥」と口ごもる私、というのが毎回のお決まりのやりとりでした。

大抵、小学校受験は母親の見切り発車でスタートすることが多いようです。ほぼ半数以上のご家庭はパートナーの100%の同意を得られずに始まっていて、年長の夏から秋にかけて面接対策がいよいよ入ってくるとこれまで反対だったお父さんが、本気を出し始めることが往々にして良くあるそうです。(受験教室の教室長談)

そんな話も聞いていたので、我が家も見切り発車をしてみました。夫には「やってみることにしたよ、小学校受験!」と宣言をし、その時も夫は「そっか!分かった」とは言ってくれましたが、100%の承認をしていないように思えながらもスタートしたのでした。

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もともと夫も私自身も公立小学校出身で、私立や国立小学校の実態は全く知らないもの同士。公立とそれ以外の小学校は具体的には何が違うのか、の詳細までは詰められておらず、「なんとなくお金をかける分、なんか良い気がする」「愛する我が子には出来るなら良い環境で育ってほしい」と漠然とした想いはあり、「果たして何が良いのか?」「息子にとっての良い環境とは一体なんなのか?」を言語化はしきれていなかったのが、今思えば反省点ではあります。

「やり始めると決めたからには何も言わずに見守ってほしい」ということだけ夫にはお願いをして、夫と私そして息子との三人四脚はこうして始まったのです。

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