ニコライ・オルロフ ショパン名演集
01. バラード 第1番 ト短調 作品23
02. バラード 第4番 へ短調 作品52
03. 夜想曲 第5番 嬰へ長調 作品15-2
04. 夜想曲 第8番 変ニ長調 作品27-2
05~08. ピアノソナタ 第3番 ロ短調 作品58(全曲)
09. 幻想曲 へ短調 作品49
TOTAL TIME : 69’ 41”
【CD解説】ロシアに生まれたニコライ・オルロフは、モスクワ音楽院でピアノをコンスタンチン・イグムノフに、作曲と対位法をセルゲイ・タネーエフに学んだ名ピアニスト。デビューを果たした1912年には、作曲者自身の指揮でグラズーノフ「ピアノ協奏曲」の初演も務め大成功を収めています。
その後、オルロフは西側に拠点を移しコンサートピアニストとして活躍し、1920後半から1930年代にかけてアンピコ・ピアノロールと、英デッカにチャイコフスキー「ピアノ協奏曲(全曲)」と、ショパンの小品をSPレコード6面を発売。その後、演奏活動や放送録音のアセテート盤があるのみで、レコーディングを行いませんでした。このCDに収めた演奏は、1960年代初頭にイタリアのマイナーレーベルに猛然と始めたスタジオ録音からの復刻となります。積極的にレコーディングを行わなかったオルロフが最晩年になって行ったこれらのセッションは、リラックスして自発性に富んでおり、オルロフの耽美的で繊細な魅力を知る上で最良のショパン名演集となっています。
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