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【名医取材記#14】「こんなにも違うのか」と医師や病院の対応に驚く話

世界最強である日本の医療システム

いつもありがとうございます。『国民のための名医ランキング』編集部です。今回は、医療現場の取材を通してつくづく実感していることである「病院や医師は可能な限り慎重に選びましょう」という話です。
編集部は、各医師への取材だけではなく、患者さんからの情報も集めています。「あの先生は本当に素晴らしかった」という話がほとんどですが、「正直に言って、あの先生や病院にはちょっと疑問?」という体験談も寄せられます。
日本は最新医療を「保険で」受けることができる本当に大変有難い国です。日本全国どこでも高いレベルの治療を受けることができることが「当たり前」のように感じてしまいますが、世界では本当に稀なことで、このシステムは何としても維持しなければならない思います。また、「フリーアクセス」と言って、「患者は病院や医師を自分で選んで行くことができる」のも有難い制度です(医師を指名できないことはありますが)。日本の医療体制には多くの改善点はありますが、基本的には「国民皆保険制度」の根幹を大きく変える必要はないでしょう。
そして、この素晴らしい制度を支えるために日々激務をこなす、医師や医療従事者の方々には感謝しかありません。まずはこれが大前提です。

やっぱり人間がしていることだから改善してほしい点はある

しかし…ここからが本題です。たしかに医師や病院で働く医療関係の方々には本当に頭が下がる思いなのですが、取材をしていると「患者の不満」を聞くことも多々あります。それは、医師や看護師だけではなく、病院受付などに対してもあります。話を聞くと「それは確かに不満に思ってしまうのでは?」という内容もあります。患者やその家族は病気の不安などで、神経が高ぶっている状態で病院に来ているので、些細なことでもトラブルになる可能性が高い状態にあるかと思います。
一方で「モンスターペイシェント」という言葉があるように、暴力や暴言で相手を脅す患者がいることも事実なので、患者の言うことがすべてだとは思いません。医師や医療関係者は毎日とんでもない激務の中、極度の緊張感の中にいます。医療サービスという言葉がありますが、医療は「接客業」とは根本的に違います。過度に「患者様」扱いをするのも必要はなく、患者側の態度にも疑問に思います。「患者の不満」は、双方に改善しなければならない問題があるかと思います。

診断結果や治療方針が医師によって違うのはなぜ?

問題はそのような「ちょっとした行き違い」が生んだ「やや不満」ではなく、やはり「医師や病院によって診断や治療結果に明らかな差が出ること」が患者にとって一番避けたいことだと思います。
ある取材した医師によると、たしかに治療方針は、もっとも信頼性が高い「標準治療」を基本としながらも、その医師の経験によって何が最善かの選択は若干違う場合があるそうです。しかし、患者にとって問題なのは明らかな誤診や医療過誤であり、それは報道されている以上に多いといわれています。最新版の名医ランキングには、そんな患者さんの「驚きの体験談」を掲載しているので是非参考にして頂ければと思います。
日本は全国的に高度な医療を受けることができるとはいえ、診断力や治療結果にまだまだ個人差があるのは事実だと思います。是非、複数の医師の見解を聞く「セカンドオピニオン」を利用することを強くおススメします。
編集部が何度も強調しておきたいのは、『国民のための名医ランキング』は決して「医師や医療関係者と対立するためのものではない」ということです。取材した医師達からは「いずれは医者も患者になるときが必ず来るから、一人の国民として、さらに医療レベルを上げるよう、全国の素晴らしい先生を紹介し応援してほしい」と全面的にご協力して頂いております。世界中で、日本全国どこでも、より高度な医療が提供されることを切に願ってより読者のためになる情報を掲載しています。
皆さまがより良い方向に進むことを心よりお祈りいたします。
全国の名医を探す取材は続きます! 


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