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人間関係ストレスの原因は期待のズレ:役割期待①<福山桜子:本気で変わるコミュニケーション>

皆さま、毎日、いろんな「役割」を果たしてらっしゃると思います。最近のCMでもなんかありましたね。「社員」「部下」「上司」「妻」「母」「娘」、『ぜんぶワタシ』みたいな。

皆さんは、いくつくらい「役割」あります?
5?6?7?

これがですね、コミュニケーション的にいうと、接する人の数だけ「役割」というのがあり、場面でも「役割」は変わります。ですので、お仕事でもプライベートでも、人間関係の場が多い方は、それなりの数の「役割」があることになります。「ママ友」という「役割」ではなく、ひとりひとりのママ友、それぞれの個人個人との人間関係の繋がりに全て、違う「役割」がある、という感じです。

さらに、私たちは、自分で、コミュニケーションを取る相手に「役割」を期待しています。「面倒見のいいデキる上司」「生き生きとやりたいことに熱中している息子」「干渉してこないパートナー」など、あらゆる場面で、相手に「役割」を期待している。

そして、相手の「行動」が、自分の「期待する役割」からズレると、ストレスになります。

エレベーターの中の知らない人にすら「期待する役割」があります。「他人」でいてほしいのに、いきなり話しかけられたり、肩組まれたりしたら、ストレスですよね笑。

ただ黙って話を聴いてほしかったのにアドバイスしまくられると、「聴き役を期待」していたところに「意見してくる役割」がやってきて「ズレ」が生まれストレスになる。上司に「厳しく指導」という役割を期待しているのに、何も言われないとストレス。逆に「ほっといてほしい」を期待しているのに厳しく指導されるとストレス。

この「役割期待」に関して、何回かにわけて考えてみたいと思います。

人は人間関係の数だけ「役割」がある

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