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人間関係のストレスのフレーム、見直してみませんか? ①

ストレスがあるとき。
私たちが頭にまず思い浮かべるのは、ストレスの原因です。
人間関係がストレスになっている場合、ストレスの原因は人間です。


自分を不快な状態にしている対象を思い浮かべるのは簡単です。
そして、その人間に腹を立てたり、恨んだり、悲しんだりします。

「過去と他人は変えられない」
You cannot change others or the past. 
You can change yourself and the future.
カナダの精神科医 エリック・バーンの言葉ですが、人間関係のストレスに悩んでいるときには、この言葉が救いになります。

そして、誰かを恨んだり憎んだりしても仕方ないから
前を向いて頑張ろうとします。

でも、そもそものストレスの対象は変わらないわけですから
単に前を向いて頑張るだけでは、自分を変えることにはなっていません。
多くの場合、嫌な人間だなと感じて我慢するか、人間関係を切ってしまうかしないと、何度も何度もストレス状態を体験します。

私たちは、「過去と他人は変えられない」ことは分かっても
具体的に「未来と自分をどう変えるのか」が的外れの場合がないでしょうか。

まず、ストレスとは何か。

ストレスとは私たち自身に何かプレッシャーがかかった状態をさします。
このプレッシャーをかけているものをストレッサーと呼びます。

人間関係の場合は、大抵の場合自分以外の誰かが介在し、その誰かの言動がストレッサーになります。

その誰かの言動(ストレッサー)だけに注目して、
イライラしたり腹を立てたり、
泣いたりして心身の状態が悪くなっているときに、
私たちはストレスがあると言っています。
実際

人に不快感を与える人、問題行動を起こす人、威圧感で脅す人など、
誰もがストレスを感じるような人がいることは事実です。

しかし、そこだけに注目しても
人間がストレッサーの場合、排除など出来ません。

例えば
ネチネチ嫌味を言う嫌な上司がいても、一緒に働かなくてはいけません。
我が子が問題を起こしたからといって、親子の縁を切ることはできません。
夫が無口で威圧的で怖くても、子どもがいたら家出も離婚も簡単ではありません。

人がストレスの原因(ストレッサー)のときは、やっかいです。

「過去と他人は変えらえれない」のですから
ストレッサーはずっとストレッサーでストレス状態は継続します。

ストレス状態は、「あたま・こころ・からだ」に影響を与えますから、心身の状態はどんどん悪くなっていきます。

状態は悪化すると
ストレッサーに対してのネガティブな感情は増えていく一方です。

ネガティブな感情は強い情動になり

ネガティブな言葉で物事を考え、攻撃的になるか悲観的になります。
そして何かのきっかけで、爆発。
言い争い喧嘩するか、絶望して自ら命を落とすような結果にもなります。

人は、自分の危険や危機が思考では考えられるのに
強いストレス状態のときは、思考は落ちて心と体が一刻でも早く
ストレス状態から抜け出そうとするのかもしれません。

このパターンを変えることが、ストレスマネジメントには大事です。
その「ストレッサーだけを悪者にするフレーム」から抜け出すこと。
それは具体的には・・続きは明日に・・・

そして、人間関係はストレッサー(人間)を排除しなくても
悪いストレス状態(ディストレス状態)を良いストレス状態(ユーストレス状態)に変えられるかもしれないことを、一緒に考えていきたいと思います。

最後はshowmoreの「mable」で締めくくります。
ちょっと大人なJAZZバージョンです。



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