😢自傷行為はなぜいけないの？😢

私のはなし。中学生の頃の私の話。中学3年生の初秋、私ははじめて自傷行為をした。

何で殴られたのか、何が原因で説教されたのかは覚えていない。ただそれがとても理不尽で、だけど歯向かってはいけないということだけははっきりとしていた。歯向かうとまた殴られるから。反省してないのに、全身痛くて頭がグラグラしてるのに、説教にわかった振り。反省した振り。心にも思っていない｢ごめんなさい｣

その怒りの置き場がわからなかったの。ここまで殴られる理由はないと思っていても父親の前では全て跳ね返される。内容が正しいか正しくないかは問題じゃない。私が言うから正しくないのだ。

だから左の手の甲に爪を立てた。傍から見たらただ手を組んでいるように見える。そうすると怒りがすうっと沈んでいくような気がした。反論、言いたいこと、痛みで誤魔化した。

次の日の中学校の教室。私の居場所は相変わらずなかった。その日は1時間目が公民で2時間目が美術だった。私の記憶違いじゃなければ。

痛みで辛さを誤魔化すことに味をしめた私は1時間目、授業を聞きながらずっと手の甲を引っ掻いていた。

2時間目、大好きな先生の授業。先生が見回って指導。それで私の左手を見て言った。

｢その手赤いのどうしたの？｣

学校でうまく喋れなかった私は蚊の鳴くような声で｢ぎゅーってした｣と答えた。美術の先生が血相を変えた。私の右手を避けて左手を撫でた。

｢やっちゃだめだよ｣

先生ありがとうございます。でもね、そうしないと私は怒りをどう処理したらいいかわからないよ。

これが自傷行為の最初。

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｢なぜ自傷行為してはいけないの？｣

中学の先生は｢他にもっと可哀想な人がいる。あなたは幸せだ。自分で自分のことを傷つけてはいけないよ｣と言った。

高校の先生は｢痛いから｣と言った。

大学の先生は｢見てると私が悲しくなるからやめて｣と言った。

中学の先生には言い返せなかったが高校の先生と大学の先生には｢私は痛くない｣｢じゃあ先生の見えないところでならやってもいいの？｣と言い返した。先生ごめんなさい。

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私の理屈はこうだ。自分を傷つけて何が悪いのか、人を傷つけるわけではない。自分の体をどう扱おうが個人の自由だ。

ではなぜ人を傷つけるのはだめで自分のことを傷つけるのはいいの？

誰も痛い思いをしないから

ではなぜ自分が痛い思いをしていいの？自分も人でしょ。

私は私が嫌いだから

ではなぜ人を傷つけてはいけないの？

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人のことを殴ったり、殺したりすることはいけないことだ。それは絶対にしてはならないことだ。

ではなぜしてはいけないの？

倫理？モラル？感情？道徳？ねぇそんな朧気な理由でそれらはしてはいけないと定義されているの？

ここまで考えてわからなくなりました。

なぜ人を傷つけてはいけないのに自分のことを傷つけていいの？

なぜ自分は傷つけていいのに人を傷つけてはいけないのかな。

おそらく、この世界はよくわからないものでできている。