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茶室建築 Tea-Room
2019年8月18日 12:08
「松花堂(しょうかどう)」二畳の茶席。そこに一畳の土間と竃(かまど)。二畳には仏壇と押板式の床、脇の袋棚の下に丸炉。通常は見られないこの茶席には、庵居という小住宅の機構が圧縮されています。茶事はもちろん、多様な内容を兼ね備えた方丈の空間。松花堂昭乗のつくった草庵で、昭乗は書道、絵画、茶道にも高名な異色の芸術家。江戸時代初期、同時代には同じく「寛永の三筆」に名を連ねる本阿弥