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ラッセル「幸福論」不幸の原因のとこだけ読み終えた日記

正直あんまり自己啓発書を読んだこと無い。「何か変わらなくちゃいけない」のは分かっているから、本屋で自己啓発書ジャンルの前に立って話題の本をペラペラと捲っていると、どこか当たり前な内容しか書いていないものをよく見て、(ああ、またこれか)と思って購入するのをやめてしまう。

ある人の本を読んでいて、「本を読むということは対話するということ」という言葉が深く胸に残った。そこからというもの物語よりも、筆者の考えや知識を覗くことができそうな気がする新書やエッセイを読むようになった。(もちろん物語は読み続けている)

最近読んでいるのはラッセルの幸福論です。頭が悪い感想が続くので、「めっちゃアホですね!」ってコメントきたら寝込みます。あとはまだ不幸の原因までしか読んでいないので、もうちょっと読み進めたら加筆したり新しく書いたりすると思います。

めちゃくちゃこの考え方好き!ってなった話がある。それは、不幸の原因の「疲れ」の話。疲れの話に関連して悩み、悩みからくる恐怖が話題に出てくる。ちょうど、この話を読んでいたときに私はどうしようもなく小さい悩みだけど、ずっとやきもきしている悩み事があった。きっと不安になることはないとわかっていても、どこか怖く感じていた。だからこの話題を見た瞬間にチクリと胸が傷んだ。

読み進めているとラッセルの悩みの解決法が出てくる。

起こりうる災難を直視したあとは、これは結局、それほど恐ろしい災難ではあるまい、と考えるに足りるしっかりとした理由を見つけることだ。
最悪の場合でも、人間に起こることは、何ひとつ宇宙的な重要性を持つものはないからである。

なんか「お前が悩んでいることは宇宙から見たら全然ちっぽけなことなんだよ」って言われているような気がして、この考えが好きになった。(宇宙的な重要性を持っていないと分かっていても、まあ胸はざわざわしたけれど読みながら少し笑ってしまった)

怖いことも自分のモノにするまで見つめることがいいみたい。

よくちょっとしたことでも不安になってしまうので、ちゃんと自分の中にある悩みを見つめて「別に私の悩みはこんなに小さいものなんだよ。大丈夫だよ」って客観的に接するようになれたら嬉しいな。

そしてラッセルは疲れの次に多い不幸の原因は「妬み」と挙げている。妬みの治療薬として出したものは「幸福」

何でも楽しいことが起これば、目いっぱい楽しむべきであって、これはもしかしてよその人に起こっているかもしれないことほど楽しくないんじゃないかなど立ち止まって考えるべきではない。

誰かと比較して私よりも、と見たところで絶対に誰かのほうが優れているところは絶対に見つかると思う。あとは自分が今楽しんでいることよりも、楽しんでいる人は絶対にいる。

けれどそれはそれなんだなって。

だから私が楽しいときは私が一番楽しいーーーーーーーーーーーーー!!!!私が1番幸せーーーーーーーーーーーー!!!!!!って思ってやろう。誰かを比較したり他人の目なんて気にせずに、楽しいことは楽しいって素直に受け入れられる気持ちが欲しいなって感じた。

ちょっと関係ないけれど、自分が楽しんでいると思っていることも周りの人から「エッこれが楽しいの?」って言われると「そ、そうだけど」ってちょっと止まっちゃうけれど私は楽しいものを貫きたいな。

あとは自分が1番綺麗だと思っている孔雀の話も好き。「私は最高、でもあなたも最高」と孔雀は思っているのかな。妬まずにそれはそれだよね、って思えられるような考えの癖をつけていきたいな。あとは、私も自己肯定力高めていきたい。

書いていることは難しいけれど、読んでいるとどこか勇気をもらえてる気がする。


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