見出し画像

スイス-ヨーロッパのトップ、白銀のユングフラウヨッホ

Top of Europe と呼ばれるユングフラウヨッホという所へ行ってきた。
何のトップかというと、ヨーロッパで1番高い所にある鉄道駅と展望台なんだそう。
まさにここだ。

スイスといえば、美しい雪化粧をしたアルプスの山々‥
中でも、ツェルマットから有名なマッターホルンを見るか、ユングフラウヨッホからメンヒやユングフラウなどの山を見るか‥というのが、スイストラベラーの中でも熱く語られているところだ。

ツェルマットは遠く、今回は行けそうもないので、ユングフラウヨッホでは絶対に雲のかかっていないアルプスを見て来る!と意気込んでいた。

まずは最初の拠点・ベルンから、直通で50分、インターラーケンのオスト(東)駅へ。片道14スイスフラン(ハーフパス使用)だ。
インターラーケンは広くない街だが、様々な所へ向かう電車の発着になっており、拠点にちょうどよいため、8泊もとっていた。
「様々な場所」もぜひ今度綴っていきたい。

何より、天気に左右される景色が多いため、すべては「晴れ待ち」をするため、かなり長くとった。
スイスに着いてから、曇りや肌寒い日が多かったので懸念していたお天気。。
しかしなんと、インターラーケンに着いた翌日が晴れ予報‼︎
今後天気や体調がどうなるかわからない。行くしかない‼︎
すぐに決断し、インフォメーションで時間やチケットについて聞いておき、翌朝6:35発の始発に決めた。

日が昇るか‥という時間。朝6時。ん〜寒い、眠い、暗い!でメゲそう‥
でもオスト駅から徒歩10分の宿で助かった。
朝焼けのアーレ川も、心洗われる。

インターラーケンからグリンデルワルトとクライネシャイデックで乗り換えて、登山鉄道でTop of Europeへ行く。

グリンデルワルトの駅。山がもうとんでもないな。
道中は2時間くらい、ハーフパス使用で往復105CHFほど。(1万ちょい。パス無かったら2万超え!)決して安くはないが、自力で登山しなくても老若男女問わず3500級の展望台へ行けるのだ。その技術とアイディアに感謝しかない。

クライネシャイデック駅。すでに標高2000m超え。
本数が少ないこと、時間帯も重要で早朝出発していることなどから、乗り換えを絶対に間違えないよう、時刻表をよーく見て、車内のアナウンスをよーく聞いて、不安ならさらに周囲の人にも確認する。
さすが、乗り換え時間もうまく組まれていたが。

途中、5分停車するというアナウンスで、皆いったん降りていく。一生懸命ついていくと、ガラス越しにこの景色。

おお!!トンネルの多いユングフラウ鉄道だが、こんな世界に来ている‥!もう、到着が待ちきれない。

ちなみに切符を買う時に、日本語のユングフラウ鉄道パスポートという粋な物をもらった。
到着駅でスタンプを押すととても記念になる上、100年ほど前にこの高地までトンネルを掘ろうと夢を描き、16年かけて実現するまでの歴史や、ユングフラウヨッホの観光の仕方などがまとまっていて、すごく参考になった。

そして到着駅もトンネルだ。いざスタート!

まずは一目散にスフィンクス展望台へ、エレベーターで登る。3500mを超え、高山病になってもおかしくないレベルだ。

なんていう景色‥窓越しでも美しく、下を見ると足がすくむ。
さぁ、さらにトップへ。

マイナス13度。凍てつく寒さと粉雪の舞う、絶景のTop of Europe‼︎
早起きして良かった‥光の差し具合もこの上ない、何より人がいない‼︎
痛いほどの寒さや風の音、言葉を失う山の佇まいに、心が震える。

実際、この後1時間もしないうちに、数えきれないほど続々と、団体のツアー客やグループが押し寄せ、一気に賑やかになった。

圧倒的な存在感を放つのは、まぎれなもなくメンヒ。標高4107m、高さといい形といい、このかっこよさは秀逸だ。

そして反対側には標高4158mのユングフラウ!

しかし寒い!手袋をしていても指が痛い!口元まで隠しているが、鼻が痛い!
急いで室内に戻り、手を揉んで顔を覆う。そして覚悟を決めて、もう一度外に出て写真を撮る!これを繰り返した。

興奮冷めやらぬまま、展望台を降りて、散策をした。進行方向に「TOUR」と書かれているので、その通りに進むと効率良く周れる。

トンネルを作る過程が、古い写真で紹介されていた。途中、ストライキや爆破事故による犠牲者、工事の中断など‥完成までスムーズではなかったという。

氷の宮殿・アイスパレスもあった。訪れる人の体温で氷が溶けないよう、室温を保つ特殊装置が使われているそうだ。

そして今日1番寒かったのはここ、プラトー。

スイスの国旗が風になびく、撮影スポット。
しかしあまりの寒さに1分で限界!それでも、知らない景色を五感で楽しみ、大満足だった。

スタート地点まで戻り、ホットコーヒーを買い、大量のツアー客より先に帰ることにした。
30分に1本の電車待ちの間、名残惜しくなり、もう一度スフィンクス展望台へ登ったが、今度は人人人でごった返していた。

時間が早いので、帰りの車内はガラガラで、車窓をたっぷりと静かに味わえた。

まだお昼前。
この青い空を見ると居ても立っても居られず、グリンデルワルトで途中下車することにした。
絶景ハイキングの様子は、次回。

#backpacker #switzerland #topofeurope #日記 #ひとり旅 #海外ひとり旅 #スイス #ユングフラウヨッホ #バックパッカー #インターラーケン #クライネシャイデック

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?