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Schiermonnikoog(スヒールモニコーフ)日帰り旅行

フローニンゲンについて3週間経ったある日、少し足を伸ばそう、と調べて見つけた「Nationaal Park Lauwersmeer(ラウエルスメア国立公園)」に行こうと思い立ち、フローニンゲン駅から1時間ほどバスに乗って向かいました。
Google Mapによると終点で乗り換えとのことだったので、降りたLauwersoogというターミナルの先にあった建物に入ってみる。改札のようなものがあって、バスの1日券で通ろうとすると、外の券売機で「チケットを買うように」と。
不思議に思いつつ、でも、あと5分で出発なので焦ってクレジットカードで払おうとしても弾かれてどうしても買えない・・・。
(オランダではしばしばVISAもマスターも使えません。マエストロカードというオランダの銀行と紐付けされたカードしか受け付けないところが多いです。)
見かねたおじさんが窓口で手続きしてくれて「やけに高いな」と思いつつ、出発時間も間近に迫っていたので€26をお支払い。

急かされて改札を通ると、あれ・・・?船?
まぁ、でもフェリーとかの公共交通機関もオランダだとあるよなと思いつつ、乗ること30分。

乗る前に慌てて買ったKibbeling (オランダご当地フード・鱈のフライ)がどんどん冷たくなってくる・・・あれ、長くない?(Google Mapで乗り換え後所要時間は15分程度と出ていたはず)

慌ててGoogle Mapで見ると、「なんか島に向かっている???」

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というわけで、私はなんと壮大な間違いをしてしまい、本土側の国立公園へ行くバスではなく、Schiermonnikoog(スヒールモニコーフ)というお隣フリースラント州の島に行くフェリーに乗ってしまっていたのです。
たまたま私が乗り換える予定だったバスとフェリーがほぼ同じ時間に出発予定で、オランダ語がわからない私・出発ギリギリで乗せようと頑張ってくれたおじさんのコンビネーションが、私を予期せぬ島へ連れてきてしまいました。

というわけで、着いたら島でバカンスで過ごす方たちを迎えにきた送迎車やタクシーに他の乗客が吸い込まれていく中、どうしたら良いのかわからず、とりあえず冷めたKibbelingを食べる私。

そんな中、アジア系・ヨーロッパ系の3人組が「自転車借りたいなら、もうすぐでオーナー来るって」と話しかけてくれました。
さすがオランダ。島に来てもレンタサイクルなのねと思いつつ「ここに来るつもりじゃなかったんだけど・・・とりあえず、ありがとう。」と言った私。

「ここに来るつもりじゃなかった」という私の言葉がどうやら気になった3人組。事情を話したところ、「なら一緒に回ろう」と言ってもらい、なんとフェリーで本土に戻ってきた後、彼らも住むフローニンゲンに送り届けてもらうところまで一緒に過ごしました。
結論から言うと、私が着いたSchiermonnikoog(スヒールモニコーフ)は、西フリースラント諸島のひとつ、フローニンゲンからもアクセスできる、オランダ最北のリゾート地とのこと。
ビーチもあり、夏は1日4000人くらいの観光客がフェリーで押し寄せるほか、別荘を持ち、週末を静かに過ごす人などもいるみたいです。
基本的には観光で持っている島で、唯一のスーパーであるSPAR(懐かしい!)の店員ですら、本土からフェリーで通っているとか。

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過ごし方としては、ビーチでまったりしたり、2つある灯台を見たり。
私がもともと行こうとした国立公園の一部で、UNESCOの世界自然遺産にも指定されているので、ユニークな自然景観を楽しむことができます。

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レンタルサイクルは1日で€9。フェリーを降りたところで借りられるので、景色を楽しみながら、自転車で島をぐるっと一周するのがおすすめです。
今はコロナということもあり、観光客も少ないのでゆっくり過ごすことができると思います。

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フローニンゲンの近くにもビーチがあるんだ!という思わぬ発見ができた1日でした。
でも今度こそ「Nationaal Park Lauwersmeer(ラウエルスメア国立公園)」にも行ってみようと思っています。

では、また今度。

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