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音楽

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#ホラー

Future Sound Of London - Dead Cities

かつて、このタイトルトラックが含まれていたアルバムはブックオフの250円コーナーの常連だった。

リリース時は、ビッグビートやブレイクビーツ、デジロックが流行っていた頃で、中堅どころのFSOもそのカテゴリーに放り込まれ、プロディジーやケミカルブラザーズみたいな即効性のあるものを期待していたリスナーには気に入られなかったようで叩き売りされていたのだった。

タイトルトラックは本当に素晴らしい。ホラー

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聴くホラー映画なバンド - KHOST "Copper Lock Hell" [Full Album]

イギリスのインダストリアルドゥームバンド。単なるスローな轟音路線ではなく、一聴するとギターかシンセかわかりにくい音が鳴ったり、ゴッシクホラーよろしくな不気味なコーラスやサンプル素材と思しき変調させた声がループしたり民族楽器や弦楽器を多用したりと、相当楽しい音をやってる。ジャンルを問わない音楽好きにはたまらない。

ピエロが出てくるホラー映画そのものの音世界 - PhuckPuppeT - A Carnival of Crows (Full Album)

好事家にはたまらない音。低音と高音を削って意図的にチープな仕上がりにしているのがより奇怪さと胡散臭さを発散させている。アクの強世界観のためアルバムの後半からはちょっとだれてしまう。

ダークアンビエントの名盤 - raison d'être – In Sadness, Silence And Solitude

今はなきスウェーデンのCold Meat Industry(死肉工場)からリリースされたアルバム。raison d'êtreことPeter Anderssonの1997年作。ドローンにグレゴリオ聖歌が降り注ぐ中毒性の高い音は、季節を問わず部屋の灯りを消してハマり聴きするのにぴったりだ。