見出し画像

計画タスクと突発タスク

日々の生活、仕事の中で計画通りにタスクを消化できている人はどれくらいいるだろうか。自分の立てた予定通りに、タスクを消化していき、綺麗にやり終えた時、脳内では幸福感を覚えるドーパミンが分泌されているに違いない。ただ、最近は計画通りに終わることが少なくなっている。

私はスタートアップ企業でオペレーションを担当している。オペレーションといっても非常に幅が広く、製品の導入支援、導入後のサポート・カスタマサクセスに始まり、製品の配送、故障時のパーツ手配、修理手配、チームメンバのマネジメント、採用など、様々なタスクに対応している。これらのタスクを計画的に進められると良いが、予期しないタイミングで突発タスクが発生する。わかりやすいところでは、製品の故障だ。

突発タスクが発生した場合には、その優先順位が決まるまでは最優先で対応をしていかざるを得ない。そのため、事前に決めていた計画は多くの場合破綻する。特に余裕のない計画を立てていたのなら尚更だ。ストレスを感じ、イライラをすることもある。ただ最近は、すぐに立ち直り、ポジティブに突発タスクを消化することに喜びを感じれるようになってきた。おそらく娘たちのおかげであろう。

私には二人の娘がいるが、何をするにしても基本的に計画通りには進まない。出かける前に、ケンカをしたり、トイレに行かず泣いたり、洋服に水をこぼして着替えたり。何事もかなりの余裕を持って計画をする必要がある。いや、詳細な計画を立ててもうまく行かないので、大雑把な方向性と最低限達成すべきゴールを決める。それ以上の結果が出たら儲けたモノなのだ。

一般的には計画を決め、タスクを整理し、効率的にタスクを消化し、生産性を上げることが推奨されている。私もその通りだと思う。一方で、全てを計画に盛り込むことはできない。自分ではコントロールできない突発タスクが発生することもある。その突発タスクの頻度をある程度の精度で予想し、計画の中に含めておく。また、自分の心の中にも突発タスクの発生を織り込んでおく。そうすることで、突発タスクをポジティブに処理できると考える。

計画タスクと突発タスク、家庭環境や業務の違いによってそのバランスは様々だと思う。ただし、100%の計画を立てることは不可能だ。突発タスクを冷静にポジティブに対処するための器を今後も磨いていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?