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臨床心理士試験・公認心理師試験の勉強方法について(マーク記述編)

みなさん、こんにちは。臨床心理士のさとうです。

本日のnoteでは、臨床心理士試験・公認心理師試験の勉強方法について私なりの方法やTwitterのフォロワーさんにお聞きした方法をまとめてご紹介していきたいと思います。

協力してくださった臨床心理士・公認心理師の方々、本当にありがとうございます。

勉強方法についてはYouTubeでも紹介しておりますが、映像で見るよりも「文字」で見たほうが入りやすい方もいらっしゃると思いますので、noteにも残しておきたいなと思います。

まず・・・

臨床心理士試験毎年10月中旬くらいに筆記試験があり、11月中旬くらいに面接試験があります。

この2つに合格すれば臨床心理士の資格を取得することができます。

公認心理師試験は、今まで3回試験が実施されてきたのですが、毎年実施の月が異なっております。(※コロナの影響もあり)

今年(2021年)の試験の日程は9月ごろを予定しているそうです。
こちらは面接試験はなく筆記試験のみです。

勉強方法のご紹介の前に、まずは重要なポイントについてお話ししていきたいと思います。

ここを抑えておくことで、あとで紹介する勉強方法がより生きるかなと思います。

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その重要なポイントというのは・・・

まずは、自分はどういった勉強スタイルが一番合っているのか、頭に入りやすいのかを「知っておく」ということです。

例えば自分は、
書くことが得意なのか

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読むことが得意なのか

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聞くことが得意なのか

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人によってこれらの得手不得手はそれぞれ異なります。

ご自身の過去の経験も合わせてどういった勉強スタイルが合っているのか考えてから勉強を始めてくださいね。
ちなみに私は書く勉強方法、読む勉強方法が頭に入りやすいタイプです。

それでは勉強方法(筆記編)についてお話ししていきたいと思います。



【読むこと・書くことが得意な方、頭に入りやすい方にあった勉強方法】

① テキストを読んで、ノートにまとめたり、テキストに直接調べた語句などを記入していき自分なりの教科書を作る

この方法は私もやっていたのですが、他の方もやっている方が多かった方法です。
テキストを読むと、その中にわからない検査名や病名、法律名などたくさん出てくるかなと思います。そんな時は、検査や病名、法律名など分野別で特価している参考書やテキストを読み、ノートにまとめていました。ノートのまとめ方はオリジナルで大丈夫です。自分の言葉で落とし込みながら復習しやすいノートを作ってみてください。

ノートにまとめるのは苦手だなという方はテキストに直接記入する方法もお勧めいたします。テキストに直接書き込むことと一冊で復習しやすくなります。ぜひ試してみてください。

② 過去問や模試を活用する

臨床心理士、公認心理師の過去問を繰り返し解き、間違えた問題や知らない用語を調べたり、復習をすることです。

公認心理師の場合、まだ過去問が少ないので、公認心理師受験の際は、臨床心理士の過去問や精神保健福祉士の過去問を解くこともお勧めします。

臨床心理士の場合は、あまり古すぎる過去問を解くというのはお勧めいたしません。

なぜなら法律や、病名、診断基準などが変更している可能性が高いからです。
過去5年分くらいの過去問を最低5回は解きました。

5回以上解くとだんだん答えも暗記してしまうのですが、暗記してしまっても大丈夫です。最初はあまり点数が取れないかもしれませんが、ここで落ち込まず、粘り強く何度も何度も解いてみてください。絶対に力になります。

模試も色々な予備校から実施されていますのでぜひ活用してみてください。

③ 暗記カードや一問一答を活用する

私は結構学生の時から暗記カードで暗記するという方法が、一番暗記できたので、暗記カードにひたすら記入して移動時間や空き時間に見るようにしていました。カードなので幅も取らないのでとても活用しやすかったです。また暗記した用語から関連する用語を思い出してどんどん用語のネットワークを脳内で広げていくと、いろいろな用語のアウトプットができてよかったです。

また、暗記カードだけでなく一問一答のテキストを使用して暗記をするのもとても良いと思います。暗記カードを作成する時間がないよって方はぜひ一問一答のテキストを使用してみてください^^

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【聞くことが得意な方、頭に入りやすい方にお勧めの勉強方法】

① オンライン講座や動画を視聴する

臨床心理士試験や公認心理師試験の対策動画を出している方は結構いらっしゃいます。お金を払うと河合塾カルスや京都コムニタスなどで試験対策のオンライン講座を受けることができます。心理学の基礎など忘れかけているな、しっかりと復習をしたいという方にもこういったオンライン講座はお勧めです。

また、YouTubeなどでも動画を出していらっしゃる先生方はいます。フォロワーさんに教えていただいたお勧めチャンネルは、「しんりしTV公認心理師・臨床心理対策」というチャンネルや「ミヤガワRADIO」というチャンネルです。私も実際にみてみましたがすごくわかりやすくまとめていらっしゃって大変勉強になると思います。

② テキストを声に出して何度も繰り返し読み聞かせる

王道かもしれませんが、耳から聞いて覚えるほうが得意な方にはやはりお勧めです。中には、テキストを読んでいる自分の声を録音し、それを移動時間に聞いて覚えているという方もいらっしゃいました。勉強道具が広げることができない場所であっても手軽に勉強することができるためこういった方法もお勧めです。

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他にも、インターネットで調べると、様々な受験生が自分自身のアウトプットのためにわかりやすくまとめたサイトがあったり、覚えやすい語呂合わせなども上がっていたりするのでインターネットも活用してみてください。

同じように勉強している仲間がいることを実感するだけでモチベーションも上がりますのでお勧めです。

ただ、インターネットに上がっている情報を鵜呑みにすることは危険ですのでそのあたりは注意が必要です!!

いかがでしたでしょうか。
様々な方法がありましたが、ご自身にあった勉強方法を選んでいただければと思います。

適度な息抜きもしながらほどよく頑張ってくださいね(^^)


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下記にお勧めの参考書、テキストなどを記載しておきますのでぜひご覧ください。

それでは、また。

〜お勧めテキスト〜



「臨床心理士試験対策心理学標準テキスト」秀和システム

「臨床心理士資格試験問題集」誠心書房

「心理学検定 基本キーワード」実務教育出版

「一発合格!臨床心理士対策テキスト&予想問題集」ナツメ社

「現任者講習会テキスト」金剛出版

「公認心理師エッセンシャルズ」有斐閣

「公認心理師必携テキスト」学研

「臨床心理学キーワード&キーパーソン事典」ナツメ社

※この方法を試すことで必ず合格するというわけではございません


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