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臨床心理士指定大学院、受験に向けてすべきこと6つ!

みなさん、こんにちは。
臨床心理士のさとうです。
本日は臨床心理士・公認心理師を目指す方向け、大学院の受験の際にすべきことを6つご紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。


①目標の明確化

心理学の大学院受験において、どの分野に特化したいのか、研究テーマは何か、将来のキャリア目標は何かを明確にしましょう。

これによって、学校選びや勉強の方向性を決定する際に役立ちます。

私の場合は、認知行動療法に興味があったので認知行動療法をメインとしている研究室があるかどうか、また犯罪心理学にも興味があったので犯罪心理学の研究を行うことのできる研究室や教授がいらっしゃるかどうかを選ぶポイントにしました。

②必要な知識の確認

心理学の大学院受験では、基礎的な心理学の知識が求められます。自分がどの程度の知識を持っているのかを確認し、不足している分野を特定しましょう。教科書や参考書を活用して、基礎的な知識を身につけることが重要です。
私は統計が苦手だったので統計に特化している参考書を読みあさり、問題を何度も解きました。また心理学の英語は特殊です。とにかく英単語をしっかりと覚えました。

③研究論文の読解と批評

大学院では研究が重要な要素となりますので、既存の研究論文を読解し、批評する力を身につけることが必要です。関連する論文を探し、様々な視点から読み解いてみてください。読解力と批評力は、入学試験や面接での質疑応答においても役立ちます。

卒業論文やゼミなどで鍛えられる力にはなるとは思いますが引き続き大学院でも必要なスキルです。あらゆる論文を読むことで自分がどういった研究をしたいのか、どういったキャリアを積みたいのかなどもはっきりとしてきます。

④受験対策書や過去問の活用

心理学の大学院受験に特化した参考書や受験対策書を活用しましょう。また、過去の入学試験問題を解いておくことで、受験形式や出題傾向を把握することができます。過去問題を解くことで、自分の知識の定着度や不足している分野を把握し、対策を立てることができます。

過去問は最低5回は繰り返し解いてください。また、似たような出題傾向のある大学院の受験問題なども解くことをお勧めします。

⑤読書と論文の執筆

心理学の大学院では、読書や論文の執筆能力が求められます。関連する書籍や論文を積極的に読み、要点を整理しましょう。また、自分自身でも小論文やレポートを執筆することで、論理的思考や文章表現力を養うことができます。

大学院受験の場合、研究計画書を提出しなくてはいけない場合もあります。自分がどういった研究をしたいのか、大学院でどういった勉強を学びたいのかを書くためにも日頃から読書と論文の執筆をしておきましょう。

⑥グループディスカッションや面接の練習

大学院の入学試験では、グループディスカッションや面接などの対話形式の試験が行われることがあります。友人や仲間とディスカッションを行ったり、模擬面接の練習をしたりすることで、自分の意見を明確にし、自信を持って表現する力を養うことができます。

面接試験の際に自分がやりたい研究のこと、将来どのようなカウンセラーになりたいのか、自分が身につけたい資質、大学院でどのようなことを学びたいのかを論理的にわかりやすく説明することもございます。
日々、大学の授業などでディスカッションや面接の練習をしておくことで本番は緊張せずに話すことができると思います。

最後に


いかがでしたでしょうか?
以上の勉強方法を継続的に実践することで、心理学の大学院受験に向けて準備を進めることができます。
また、大学院受験においては個別の学校の要件や指針にも留意することをおすすめします。

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