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マンハッタンはやはり何か凄くて、そして疲れる。

マンハッタンに用事があったので、家族で出かけた。
タイムズスクエアのあたりも通ったのだが、やはり人が凄くたくさんいて、熱気があり、そして全体的に秩序がなくカオスな雰囲気が漂っていた。


ブライアントパークのあたりはのんびりした雰囲気
何かの撮影をしていた様子


私がもう少し若かったら、この雰囲気が好きになれたのかもしれないが、おばさんの私はタイムズスクエアは何度行っても好きになれない。セントラルパークでのんびり散歩するとかそういう方に魅力を感じてしまう。今はランニングを日課にしているけれど、おばあさんになったら散歩が日課になるんだろうな。

マンハッタンを歩いていると、路上にホームレスの人がたくさん座っていて物乞いをしていたり、またマクドナルドや駅などでドアを開けてあげることでチップを稼いでいる人、あきらかにドラッグ中毒の人などをたくさん見かけるので、毎回複雑な気持ちになる。世界ってどうしてこうなっちゃってるんだろうとむなしく思う。かといって、ホームレスの人やドラッグ中毒の人を助けるボランティアに参加するという意志もない自分に対しても、見て見ぬふりをしているなと感じる。なんか、毎回そういう気持ちになるので疲れる。
ブライアントパークでお昼ご飯を食べていた時も、ゴミ箱から食べ物を拾っているおばさんがいた。その後、息子が「もうこれ食べれない」と食べ残したサンドイッチをゴミ箱に捨てたのだが、それを見た後だったので、そのまま捨てるのではなく、紙に包みなおして捨てた。もしかしたら、誰かが拾うのかもしれないと思ったのだが、包みなおして捨てるというのが正しい行為なのか自分でもよくわからない。家族はその事について何も言ってなかったので、誰も気が付いてなかったのかもしれないし、あえて誰も口にしなかったのかもしれない。

マンハッタンは富裕層が多く住んでいて、物価もすごく高いし、最先端のお店もあり、証券会社や銀行など有名企業のビルもあり、美味しいレストラン、遊ぶ場所、全てがそろっている。お金さえあれば欲しい物は何でも手に入りそうな街である。その一方でそのキラキラした様々なパズルの隙間を埋めるかのように、治安がとても悪い地域もあり、貧困層やホームレスの人も多くいる。都会ってそういうものなんだよと言ってしまえば、そうなのかなとも思うが、まぁ考えさせられる事は多い。若いうちにニューヨークに行ってみた方がいいという人がたまにいるが(私の叔父も言っていた)そういう事を言っているのかな?なんて思ったりしている。

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