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着付け教室って悪ですか?

開店して半年、お客さんを作るため、世にこのお店を知ってもらうために着付け教室をスタートしました

「今」の着付け教室をしようと思ったのです

教室に今と昔があるのかい? と言われたら

あるのです

昔の教室は1回数千円&資格という流れのものが多い(今もあります)で今の教室はというと、ワンコインとか無料とか、そういう会費で通えるタイプ

着物を悪という見方をする人には、「そうやって騙して来た人に着物売るんだろ!」と言われます

でも、これは今や主流です

大手の携帯ブランドの○○モは無料教室をやっていますし、ワンコインレッスンの英会話教室、音楽教室など巷には溢れています

この手法は、間口を広げてお客さんと仲良くするため策なのです

今もし、「入会金2万円、1回4000円で習えますよ」というスポーツジムがあったら、選ばないよな~ 絶対  

よっぽど有名なトレーナーがやっているマンツーマン? と思ってしまいます  でもそういうところでも、初回無料とかお試しがあるんですよね

そういう時代なので、今風の10回5000円という安価でやってみました   
アンチの人に怒られるのは嫌だけど、やってみよ~

はじめて開講する着付け教室は10数名の方がお申込みされました  

すごい! 新しい方がこんなに申し込みしてくれるなんて  これは広告が良かったのかな  お店の場所が良かったのかな  

そんなことも考えずに「先生がいてくれたらうまく教室をやってくれる」と僕はその程度にしか考えていませんでした  

会場は、お店の近くにしていました  
近くの会場が土足禁止であれば良し、でなければゴザと姿見を持ち込んで授業が終わったら回収して、と本当に手作り感のある教室運営でした

これが結構大変なんです  お店に「少し出掛けてます お急ぎの方は携帯へ」と札をつけて外出します  もちろんお店の電話は携帯へ転送して

重いゴザを運んでいるときに、携帯が鳴る  メモができないから頭で記憶しつつ(当時は携帯のメモ機能が発達してなかったんだよね)

なかなかハードでも、それを週に3回ほどやっていると、教室に参加される方が授業後にお店に寄ってくれたり、また先生に会いに来たりと少しずつうちも賑わいを見せ始めてきたのです

教室やってよかった♪ 

ちょうどこの時、展示会もやらなければいけないと、お店では毎月行うようにしてきました  なんとなく呉服屋らしくなってきた  いいぞいいぞ 

そこに教室の生徒さんが見に来られるようになりました  習って、技術がつくとやっぱり欲しくなる

なんでも同じですよね
剣道教室、柔術教室、キックボクシング教室、おしゃれなウエアーが欲しい、蹴っても脛が痛くならないサポーターがほしい、色の良い木刀が欲しい、と欲は出てくるわけです(格闘技系の習い物が多いのは経験上なので失礼)

これでアンチの人に、「ほら 売るんじゃん」と言われたらそれまでですが、売ることが悪なのは、売り方によると考えています

織元や染元、問屋や小売店も生きています  ウソをついているところは改めるべきですが、そうでない限り他の業種と同じだと思うんだけどな

着付け教室がスタートし展示会をやれるようになってきたうちもやっと、形になってきました

でもね~。。。

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